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WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。Vol.380の今回取り上げる単語は「boombox(ブーンボックス)」。「大型で持ち運び可能なラジカセ」を意味する言葉だ。今回も大人気ラッパーたちのリリックから「boombox」の使われ方をチェックしていこう!
まずはチェックするのは、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)の「Scenario (Remix)」!
A Tribe Called Quest「Scenario (Remix)(1992)」
The boom-box ruler controls the medulla
None come cooler, I win like Shulaラジカセの支配者が制御するメデューラ
誰よりもクールに勝つ、まるでシューラ
Q-Tip(Q・ティップ)のリリック。medulla(メデューラ)は「骨髄」を意味する言葉。つまりトライブの楽曲はリスナーの骨髄を震わせちゃうほどヤバいってことだね。そんなクールなリリックを披露するQ・ティップはラップシーンで連戦連勝。その様子はまるでアメフト界のレジェンドであり、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)史上最多の347勝を成し遂げたマイアミ・ドルフィンズの元ヘッドコーチ、ドン・シューラのようだってわけだね。
続いては、Aesop Rock(エイソップ・ロック)の「Pac-Man Victory in History」!
Aesop Rock「Pac-Man Victory in History(2003)」
Only the illest beats leak absurdly out the boombox
最高のビートだけさ、ブーンボックスからバカみたいに漏れ出るのは
ニューヨーク・アンダーグラウンド・ラップシーンを代表するライムマスターの一人、エイソップ・ロック。ヤバいビートは自然とブーンボックスから漏れ出て、人々の耳に入るってことだ。
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」Vol.380のラストはRedman(レッドマン)の「Whateva Man」!
Redman「Whateva Man(1997)」
Funk Doctor verbal starburst, lyrical expert
Your boombox better form a union
‘Cause I leave your circuits overworkedファンク・ドクター、言語のスターバースト、リリカル・エキスパート
お前のラジカセは労働組合を結成した方がいいぜ
オレが回路を働かせすぎちまうから
レッドマンのテクニカルなリリック。ファンキーで、時にインテリに、時にハードなライムを繰り出すレッドマンのラップにはブーンボックス側もお疲れ気味。もはや”union(ユニオン:労働組合)”を作った方が良いレベルってわけだね。さすがUSヒップホップシーンを代表するリリカル・エキスパート、レッドマン。半端ないぜ。
【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。
こんなスラングも知ってる?
misfit
(集団に)うまく順応しない人、適しない人、不適合者

gas
〜を喜ばせる




