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2019.5.8 Wed

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ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? 特別回 ~ Nipsey Hussle 追悼特集 前編~

天国のニプシーと、彼の音楽に敬意を込めて

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ヒップホップ好きイングリッシュティーチャーTAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 。
今回は、先日痛ましい銃撃事件によって亡くなってしまったNipsey Hussle 追悼特集。

後編はこちら→

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ヒップホップシーンにおいて”リアルであること”というのは大事なファクターとされるが、彼ほどヒップホップという文化における”リアルさ”の定義にこだわったラッパーは近年いなかったのではないだろうか。もちろんビジネスの側面から見ても、そしてストリートのカルチャーシーンにおいて多大な足跡を残したラッパーだ。
本特集ではニプシーのキャリアを前編、後編に分け、前編は生い立ちからラッパーとしてのキャリアのスタート、後編ではビジネス的側面にも触れながら彼のキャリアを辿る。

ヒップホップ・カルチャーの可能性を僕たちに示してくれた偉大なアーティストに敬意を表して。

生い立ち

1985年、8月15日、カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれたニプシー・ハッスル。
シングル・マザーのお母さんが一生懸命働いて家族を養っているのを見て育ったニプシーは自立心の強い子だったみたい。13歳の時には音楽で生きていこうと考え、14歳の頃には家を出て、自分の力で暮らしていたんだって。
またLAで最も大きなギャングの一つ、 ” The Rollin 60 Neighborhood Crips “のメンバーとしても知られていたニプシー。彼自身「音楽やってなかったら、ハスリンしていた。」とインタビューで話している。まさにリアル・ストリートな背景を持つラッパーなんだ。

ミックス・テープ「Slauson Boy」&「Bullets Ain’t Got No Names」 

ギャングとして活動しながら、ラッパーとして音源制作に取り組んでいたニプシー。そんなニプシーが20歳の時にリリースしたのがファースト・ミックステープ「Slauson Boy Vol. 1」だ。ニプシー・ハッスル追悼特集のトップ・バッターとして紹介するのは「Slauson Boy Vol. 1」から「What’s The Bizness」。

①What’s The Bizness(2005)

Once again, it’s me against the system, they hate a nigga with a pistol. But they blind to the fact I keep six to prevent history from repeating on me. Sometime it ain’t what it seem to be, so peep the scenery. Dope dealers, cold killers, gorillas. On the corner stuck, wide open off that coke feelin’. I play my position, as a go-getter. Bossed up, hustle, daily quota like four digits.
「もういっぺん言っといてやるよ。オレならアンチ・体制派。連中は銃を持った黒人が嫌いなのさ。あいつらは真実から目を背けてる。だからオレはリボルバーを常に持ってる。歴史がオレの身に繰り返さないように。時々、見た目にはわかんねぇことが起きてる。現場見てみろよ、ヤクのディーラー、冷たい殺人鬼、イカつい連中。街角に溜まってる、コカインの匂いが広がる。オレはオレの役割を果たすぜ。野心家だからでけぇ事をやるよ。ハッスルしてるぜ。日々の分け前なら4桁さ。」

ニプシーの地元であるサウス・ロサンゼルスはアメリカの最も危険な地域の一つ。ドラッグの密売やギャングの抗争による銃犯罪が日常茶飯事のエリアだ。そんな “ フッド “をギャングとして生き抜くニプシーの紛れもなくリアルなリリックだ。

続いて紹介するのは2008年リリースのセカンド・ミックステープ「Bullets Ain’t Got No Names Vol. 1」から「The Feeling Keeps On Coming」。

②The Feeling Keeps On Coming(2008)

I spit that shit that make a nigga think twice. ‘Cause I got too many homies in the county facing life. Injunction gang, they call us terrorists now. We cliqued up with Osama to shoot the bird down. And now that you feds is listenin’. Y’all can suck my dick, I’ll kill your witness. T.I.’s king of the south, but I’m from South Central. And I’m the next nigga out the West, pay attention.
「オレは連中を考え直させるシットを吐き出してる。たくさんのホーミーたちが郡刑務所で終身くらってるからさ。法令ギャング、連中は俺たちのことをテロリスト呼ばわり。ならオレ達はオサマと連れ立って、クソ野郎を撃ち倒す。やっとサツもオレの話に耳を傾け始めた。オレのディックくわえてな。テメェらの証人はぶっ殺してやるよ。T.I.はサウスの王だけど、オレならサウス・セントラル出身さ。オレが西から成り上がるネクスト・カマー。注意しときな!」

収監されている仲間たちへのアツいメッセージ、そして警察に対しての痛烈な批判が込められたリリックだ。「警察が自分たちのことを” テロリスト ” と呼ぶなら、オサマ・ビン・ラディンと一緒に乗り込んでやる」というかなり過激なパンチラインがニプシーのリアル・サグなメンタリティーを表現してる。当時人気絶頂だったアトランタ出身のラッパー、T.Iを名指しして、次にシーンを席巻するのは自分だとレペゼンしているのも最高にイケてるね。

このセカンド・ミックステープ「Bullets Ain’t Got No Names Vol. 1」のリリース後、ニプシーはシネマティック・レコードとエピック・レコードという大手レコード・レーベルと契約を果たすんだ。

Snoop Doggとのコラボ

ストリートのリアルを歌った「Slauson Boy」&「Bullets Ain’t Got No Names」がヒットし、西海岸ギャングスタラップの新星としてシーンのプロップスを得たニプシーはレジェンド、Snoop Doggとコラボすることになる。ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?、Nipsey Hussle 追悼特集 前編のトリは当時若手のニューカマーだったニプシーがスヌープとコラボした「Upside Down (2009)」だ。

③Snoop Dogg「Upside Down  (feat. Problem & Nipsey Hussle)」

And for you slow niggas that mean I’ve been concentratin’. I’m shittin’ on these records while you rappers constipated. Uhh, it’s get money, fuck haters. Me and hip-hop is like Chucks and blue laces.
「お前らのろまな連中のおかげで、オレは集中できてるよ。その辺のラッパーが便秘してる間に、オレはレコードを作る。金を稼いでるぜ、FUCK ヘイターズ。オレとヒップホップはまるでチャックスと青いシューレースさ。」

チャックスとはコンバースの定番モデル「チャック・テイラー」のことだ。コンバースは1917年にマーキス・M・コンバースさんが始めた靴ブランド。最も有名なのは、「CONVERSE ALL STAR」シリーズだ。「チャック・テーラー」はアメリカのプロバスケットプレーヤー「チャールズ・H・テイラー」がオールスターを着用したことがきっかけで普及したシリーズで、アンクル・パッチに「Chuck Taylor」の文字が入ってるんだ。NIKEのエア・ジョーダン・シリーズのような感じだね。
そんなコンバース・チャックスとバチっとハマるのが青いシューレース。そう、ニプシーが所属するギャング、” The Rollin 60 Neighborhood Crips “のカラーであるブルーだ。ニプシーとヒップホップは靴と靴紐のようにバッチシ結びついているんだね。

大手レーベルとの契約も果たし、ビッグ・アーティストのコラボで大きなステップ・アップを果たしたニプシー。いよいよメジャー・ファースト・アルバムのリリースかと思われていたんだけど、ニプシーが選んだのは全く別の道だった。自主レーベル「All Money In No Money Out」を設立、あくまでもインディペンデント(独立した、大手レーベルに依存しない形)でのリリースにこだわったんだ。

そしてそこから、ニプシーのインディペンデントでの快進撃が始まっていくんだ。

後編を読む→

RESPECT FOR ALL RAPPERS!
SEE YA!

TARO 

訳は全て意訳です。(索引:Genius https://genius.com/ )

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日本のストリートレペゼンしよう。

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