go viral｜ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン？ Vol.246

WHAT’S UP, GUYS！
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン？」 Vol.246。今回取り上げる英語は「go viral（ゴー・ヴァイラル）」。「インターネットを通じて動画や音楽が人気が出ると」という意味の単語だ。日本では「バズる」を使うけど、実は英語で「buzz」は「ざわめく、ガヤガヤと騒ぐ」という意味で、インターネットで人気が出るという意味では「go viral」を使うんだ。
では今回も有名ラッパーたちのリリックから「go viral」の使い方をチェックしてみよう！

まず取り上げるのDrake（ドレイク）、 Lil Durk（リル・ダーク）、GIVĒON（ギヴィオン）の一曲「In The Bible」！

Drake ft. Lil Durk, GIVĒON「In The Bible（2021）」

I did my dance one time on TikTok and went viral with it
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オレはTikTokで一回ダンスして、バズったぜ

 「In The Bible」 からリル・ダークのリリック。リル・ダークが歌っている「TikTokで一回ダンスして、バズった」とは、彼が盟友であるラッパーのKing Von（キング・ヴォン）と共に踊ったビデオのこと。その後キング・ヴォンは2020年に痛ましい銃撃によって亡くなってしまったため、この時のビデオは彼にとってキング・ヴォンとの大切な思い出の一つとなっているんだ。

続いて紹介するのは昨年大ブレイクしたフィメール・ラッパー、Ice Spice（アイス・スパイス）「In Ha Mood」！

Ice Spice「In Ha Mood（2022）」

And I’m proud that I’m still gettin’ bigger (Damn)
Goin’ viral is gettin’ ‘em sicker

私は自分がでかくなってるのを誇りに思ってる
私がバズると、あの子たち気分を損ねるの

ヒップホップの聖地ブロンクス生まれ、若干23歳のアイス・スパイスはブロンクス・ドリルの次世代を担うハイスキル・ラッパー。 “Goin’ viral is gettin’ ‘em sicker（私がバズると、あの子たち気分を損ねるの）”で歌われてるのは、彼女がバズればバズるほど、嫉妬する人が増えるっていうことだね。

ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン？」 Vol.246のラストを飾るのは、LAのシンガー、Eric Bellinger（エリック・ベリンジャー）のパーティーチューン「Viral」！

Eric Bellinger「Viral（2015）」

 

Shake that ass like you tryna go viral
Move your body like you tryna go viral

ケツ振りな、バズらせようとしてるみたいに
体揺らしな、バズらせようとしてるみたいに

エリックの甘い声が気持ち良い一曲。女の子たちにバズるくらいセクシーに踊りなと声をかけてるって感じだね。
動画共有サイトなどでバズることがアーティストが売れることが多い最近の音楽シーン。「go viral」は「The video went viral（あのビデオ、ハズったよ）」みたいな感じでとても使いやすい言葉なのでぜひSNSなどで気軽に使って、覚えてみよう！

【歌詞出典元】Genius
＊訳は全て意訳です。