祝!!Wu-Tang Clan 来日記念:Ghostface Killah 特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.393

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

Ghostface Killah

ゴーストフェイス・キラー
紹介アーティスト
Ghostface Killah, ,
祝!!Wu-Tang Clan 来日記念:Ghostface Killah 特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.393
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WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。Vol.393の今回はWu-Tang Clan(ウータン・クラン)の実に29年ぶりにして最後の来日ツアーとなる「Wu-Tang Forever: The Final Chamber」開催記念特集の第8回、Ghostface Killah(ゴーストフェイス・キラー)編。武闘派揃いのウータンの中でも特に漢気溢れるラップスタイルで知られる“Ironman(鉄人)”、ゴーストフェイスのリリックをチェックしていこう!

まずはウータンの1stアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』収録の「Bring da Ruckus」!                          

「Bring da Ruckus(1993)」

Ghostface! Catch the blast of a hype verse
ゴーストフェイス!ハイプなバースの爆発を受け止めな
My Glock burst, leave in a hearse, I did worse
オレのグロックがバーストしたら、霊柩車でおさらば、よりひどくやってやったぜ
I come rough, tough like an elephant tusk
オレのラフでタフなやり方なら、まるで象のタスク
Your head rush, fly like Egyptian musk
お前の頭を混乱させる、ぶっ飛んでる、まるでエジプシャン・マスク

ヒップホップヒストリーにおける屈指の名盤『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』のオープニングソングである「Bring da Ruckus」。90年代ラップシーンに殴り込みをかけたウータンの特攻隊長としてファースト・ヴァースを蹴ったのがゴーストフェイス・キラーだ。曲名の“Bring da Ruckus(騒ぎを起こす、大暴れする)”のタイトルの通り、イケイケのリリックをかましまくるゴーストフェイスのラップはまるで“elephant tusk(象の牙)”のごとく頑丈、そして野生的な香りで知られるエジプシャン・マスクのようにワイルドってわけだね。

続いては同じく『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』収録の「Protect Ya Neck(1992)」

「Protect Ya Neck(1992)」

Ejectin’ styles from my lethal weapon
ぶっ放すこのスタイル、オレのリーサル・ウェポン
My pen that rocks from here to Oregon
オレのペンが揺らす、この現場からオレゴン
Here’s more again, catch it like a psycho flashback
さらにかましてく、受け止めてみなよ、まるでサイコなフラッシュバック
I love gats, if rap was a gun, you wouldn’t bust back
オレは銃が好きなのさ、もしこのラップが銃なら、お前は撃ち返せないだろうな
I come with shit in all types of shapes and sounds
スタイルとサウンド、全てのタイプが詰まったシットと共にやってくる
And where I lounge is my stompin’ grounds
オレがラウンジするところ、それがオレの溜まり場さ

ゴーストフェイスならではハードなライミングが激アツなリリック。彼がかますラップは
“lethal weapon(凶器)”のようにシーンを衝撃を与え、ペンで書き綴るリリックは現場から “Oregon(オレゴン)”まで全米各地のクラブのフロアを揺らせていく。 そんな音楽とともにシーンを駆け巡るゴーストフェイスもたまには“lounge(くつろぐ)”ところが必要。そして彼がくつろぐところには、仲間たちも集まってきて “stompin’ grounds(溜まり場)” になるぜって感じだね。

ラストは彼のソロ・デビューアルバム『Ironman(1996)』収録の「Motherless Child」!

「Motherless Child(1996)」

I know a rich kid who got hit for three bricks
金持ちのガキを知ってる、コカイン3袋で襲われたやつさ
Showin’ off his 850 plush, what a nice whip
BMW 850を自慢してたよな、良い車だぜ
Young blood guzzlin’ forties, hustled in the rain
若造が流し込むフォーティーズ、雨の中でしてたハッスル
Old Earth, shootin’ dope in her veins
お母さん、静脈に注入するドープ
He never had it all, the kid loved basketball
ずっと何も持ってなかったあいつが好きだったのはバスケットボール
Had a favorite song, “I Miss You”, written by Aaron Hall
お気に入りの曲は「I Miss You」by アーロン・ホール

普段はバトルライムが多いゴーストフェイスのエモーショナルなリリック。
金持ちの子供が良い車を自慢する一方、貧困街で育った若者は“forties(40オンスのビール)”をがぶ飲みし、雨の中で行われるイリーガルな取引で必死に稼ぐ。その一方で母親はドラッグを“veins(静脈)”に注射している。そんな過酷な状況の中で、その子供に希望を与えていたのは、大好きなスポーツの“basketball(バスケットボール)”とR&Bシンガーの“Aaron Hall(アーロン・ホール)”だったんだ。

 

【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。

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