目 次
WHAT’S UP, GUYS!!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャーTAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.15の今回は「switch : 切り替える」を紹介。
「switch」には「切り替える、変更する」という意味と日本語でも使われているように「(電化製品などの)スイッチ」という2つの意味があるんだ。
早速チェックしていこう。
まずはNas「Illmatic」から「Life’s a Bitch」のリリックを紹介。
Nas 「Life’s a Bitch (1994)」
I switched my motto; instead of sayin’, “Fuck tomorrow!”. That buck that bought a bottle could’ve struck the lotto.
「オレはモットーを変えたよ。” ファックトゥモロー! “て言う代わりに、あのボトルを買った金で、宝くじを当てれたかもしれないんだから」
うん。難しい!
早速ディグっていこう。
まずこのリリックのかっこいいのは、motto、tomorrow、lottoのライミング。
シンプルにカッコいい。
ちなみにこの3単語でのライミングはエミネム主演の映画「8mile」で、エミネム演じるB-Rabbitが使っている。
クライマックスのラップバトルで対戦相手の「 Lotto 」をディスるフリースタイルだ。
映画の中で、エミネムは、
“ My motto: “Fuck Lotto!” I get the seven digits from your mother for a dollar tomorrow”
「オレのモットー:ファック、ロト!明日お前の母ちゃんの電話番号、一ドルでもらってやるよ」
と痛烈なパンチラインをかましている。
さて、Nasのリリックの戻ろう。
Nasが表現しているのは彼が暮らすゲトーでの 「明日なんてクソくらえ!( Fuck tommorow! )」ていう投げやりな気持ち。
そんな気持ちでゲトーの人々は酒やドラッグにお金を使っている。
でも、それてやっぱりだめでしょと。
酒のボトルを買うお金で宝くじ( the lotto )でも買ったらいいんじゃない?
それがせめてもの未来( tomorrow )への投資でしょ?
だから” Fuck tomorrow “なんて言うのは辞めたぜ。
という詩だ!!この2行にどんだけ意味込めてんねん、Nas!!
しっかり全文読んでたら日暮れてまうわ!!
Dr. Dre「 Xxplosive (1999)」
Bitch nigga, you more of a bitch than a bitch. You ain’t into hitting pussy or hitting the switch.
「ビッチ野郎。オメェはビッチよりもビッチだ。お前はプッシーもスイッチにもヒットできねぇんだよ。」
とりあえず放送禁止用語しか聞こえてこないぜ。ビッチよりもビッチてめちゃめちゃ言われてるやん…。
ここでの「switch」はローライダーのハイドロを稼働させる「スイッチ」の意味。
ハイドロにも、ギャルのプッシーにも” スイッチ “を入れることができねぇ、ビッチ野郎。てディスられてる訳だ。
締めはギャングスタラップのレジェンド、2Pacからの1曲!
2Pac「How Do U Want It (1996)」
I’m hittin’ switches on bitches. Like I been fixed with hydraulics.
「ビッチたちのスイッチにガンガンヒットしてるぜ。まるで、オレがハイドロ化されてるみいな感じさ」
2Pacはラップの腕も超一流なら、夜の方もスキルフル。ビッチたちの” スイッチ “に正しく” ヒット “するのもお手の物だ。
”ヒット”されまくったビッチたちは、ベットの上で” More Bounce” 。乗りこなす2Pacはまるでハイドロが組み込まれた車みたいに、“UP & DOWN “しちゃうて話だ。
くー…
やってらんねぇぜ!!笑
RESPECT FOR ALL RAPPERS!
TARO
訳は全て意訳です。
索引:Genius https://genius.com/
ラップの歌詞にでてくるようなイケてる英語を学びたいヘッズのみんなは日本で1番HIPでHOPな英語学習アプリ「JUICE」をゲットだ!!
日本で1番HIPでHOPな英語学習アプリ「JUICE」
日本のストリートをレペゼンしよう。