WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」Vol.420。今回取り上げる単語は「cocky (コッキー)」。「小生意気な、うぬぼれ屋の」という意味の言葉だ。今回も有名アーティストのリリックから英語の使い方を学んでいこう!
まずは一曲目に紹介するのはClipse(クリプス)のクラシック「Grindin’」!
Clipse「Grindin’(2002)」
Excuse me if my wealth got me full of myself
Cocky, something that I just can’t help悪ぃな、金持って、調子乗っちまってたら
でも生意気になっちまうのは、仕方ないだろ
Malice(マリス)のリリック。金を稼いだことで、つい“cocky(生意気)”になってしまうマリスだけど、でもそれは “can’t help(仕方ない)”でしょ?って感じだね。
続いては、Tyga(タイガ)、 YG(ワイ・ジー)、 Lil Wayne(リル・ウェイン)の「Brand New」からcockyの使い方をチェック!
Tyga, YG, Lil Wayne「Brand New(2023)」
Way too cocky in the coupe, feelin’ brand new
Always in the press, why this bitch actin’ brand new?クーペに乗って、調子に乗りすぎ?まぁブランニューな気分さ
いつだってメディアに掲載、なんでこのビッチは調子に乗ってんだ?
クーペタイプの車を乗り回すタイガ。超人気ラッパーである彼はいつだってメディアからも注目の的だ。そんな彼の横に座る女の子はどうも“acting brand new”してるらしい。
一見すると「真新しく振る舞う」と意味に取れるこの言葉だけど、実は「自分が人より秀でているように振る舞う」といった意味のスラング。つまりタイガが連れている女の子はブランニューな高級アイテムに囲まれて、つい調子に乗っちゃってるってわけだね。
ラストはNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)のメジャーデビューアルバム『Pink Friday』収録の「Moment 4 Life」!
Nicki Minaj「Moment 4 Life ft. Drake(2010)」
Ain’t being cocky, we just vindicated
Best believe that when we done, this moment will be syndicatedうぬぼれてるわけじゃないの、ただ私たちの正当性が証明されただけ
信じていいよ、私たちがやり遂げた時、この瞬間が知られていくから
現在は名実ともにUSラップシーンの女王として君臨するニッキー・ミナージュだけど、実はかなりの苦労人。10代後半から本格的にラップのキャリアをスタートしたニッキーは様々なアルバイトをかけもちしながら、NYのアンダーグラウンドシーンでラッパー活動を継続。やっとリル・ウェインのレーベル「Young Money Entertainment」と契約できたのは26歳で、メジャー1stアルバムとなる『Pink Friday』は28歳の時のリリースなんだ。10代後半や20代前半で売れる人も多いUSラップシーンの中で考えると、比較的遅咲きではあるよね。この曲のリリック、“Ain’t being cocky, we just vindicated(うぬぼれてるわけじゃないの、ただ私たちの正当性が証明されただけ)”はそんな彼女のバックグラウンドを知ると、より感情移入して聞き込むことができるよね。
【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。
こんなスラングも知ってる?
thuggin'
乱暴に振る舞う、悪さをする、リアルなサグとして振る舞う、フッドで力強く生きる


dawg
仲の良い友達、仲間

