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2021.1.20 Wed

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ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.129〜ヒップホップ名盤特集『InI – Center of Attention』〜

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

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WHAT’S UP,  GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.129はヒップホップ名盤特集。今回取り上げるのは、ヒップホップ史上に残る屈指の名盤、InIの「Center of Attention」。

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InIはレジェンド・プロデューサー、Pete Rock(ピート・ロック)が全面プロデュースを手掛けたラップグループ。メンバーはRob-O(ロブ・オー)、Ras Luv(ラス・ラブ)、Marco Polo(マルコ・ポーロ)、そしてピート・ロックの実弟であるGrap Luva(グラップ・ラヴァ)にDJ Boodakhan(ブーダカーン)。彼らがピート・ロックが所属していたレーベルからリリース予定だったのが、今回取り上げる「Center of Attention」だ。1995年に収録が行われたアルバムなのだけど、その後リリースはお蔵入りに。2003年に「Lost & Found: Hip Hop Underground Soul Classics」というアルバムで正規にリリースされるまで、ブートレッグ盤が出回りアンダーグラウンドで絶大な支持を得た伝説的なアルバムだ。
ピート・ロックが手掛けたヒップホップ黄金時代の空気感が最高濃度で詰め込まれた至極のトラックもさることながら、スキルフルなInIのラッパー達のリリックも間違いないこのアルバム。今回はそんな「Center of Attention」収録の3曲、「Step Up」「Center of Attention」、「Grown Man Sport」のリリックをチェックしていくぜ!

まずは「Step Up」からRob-Oのリリックをチェキ!

「Step Up」

I stay at the center of news, gossip and interviews
Overstand the rules, see the style that can woo
When you witness the God of the groove
Saying the shit to smooth, to make you move
Show and prove, plus attract a lot
Yeah I’m hot like what up in your face with the product

「オレはニュース、ゴシップ、そしてインタビューの中心。
 ルールを深く理解。アガるスタイルを見いだしてる。
 君が目撃するグルーヴの神。
 スムースにかますシット。君を乗らせる。
 見せつけて、証明する。そして魅了する。
 オレはホット。まるで例のプロダクトでアガってるお前の顔みたいさ。」

InIのフロントマン、Rob-Oのリリック。常にニュースやゴシップの中心にいるロブはヒップホップのルールを誰よりも理解している。そんな彼が繰り出すラップはリスナーを間違いなく乗らせるスムースなシットだぜって感じだね。

続いては、アルバムと同名タイトルの「Center of Attention」からGrap Luva(グラップ・ラヴァ)のリリックをチェキ!

「Center of Attention」

Grippin’ the mic, spittin’ words I write
On the pad or the paper, this particular caper
Got ‘nuff up’s and down’s, industry clowns
Jealous niggas tryna keep countin’ my figures
But yo, I’m a spiritual millionaire droppin’ bombs
Like King David when he wrote the Psalms
So what you need to do is listen up, remain calm
Not ridin’ a wave, refuse to be a slave ‘cause I’m the center

「マイクを握り、書き記した言葉を吐き出す。
 メモ用紙や紙の上。この特別な悪ふざけ。
 浮き沈みも十分に見てきたよ。業界のピエロたち。
 嫉妬してるやつらはオレの数字を数えようとしてる。
 だけどオレならボムを投下するスピリチュアルなミリオネア。
 まるで聖書の詩篇を記した時のダビデ王みたく。
 だからお前に必要なのは、耳を傾けて、落ち着く事さ。
 波に乗るんじゃない。奴隷になる事を拒否しな。
 なぜならオレこそがど真ん中なんだから。」

メモ用紙や紙の上に吐き出した言葉を綴るグラップ・ラヴァ。
それは業界の浮き沈みに左右されない、リアルなリリックだ。
そんな真実のボムをリスナーに投下する“ spiritual millionaire(スピリチュアルなミリオネア)であるグラップ。そんな彼はまるで古代イスラエルの王であり、聖書の詩篇を記したとされるダビデのようだ。ダビデは羊飼いの息子から、イスラエルの王となり、イスラエルの全盛期を築き上げた英雄。そんなダビデが神への賛美を記したのが詩篇なんだ。つまりグラップも詩篇を記した時のダビデ王と同じように、ヒップホップという文化への賛美の心をビートに乗せて発信しているということ。そしてそんな彼が特に強く発信しているのが、“Not ridin’ a wave(波に乗るんじゃない)”という言葉。トレンドに流されるんじゃなく、自分自身が常にど真ん中で居続けるようにしようて感じだね。

ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.129はヒップホップ名盤特集「Center of Attention」
のラストは「Grown Man Sport」のRas Luv(ラス・ラヴ)のリリックをチェキ!

「Grown Man Sport」

It’s religion, never suspicious
You’re too delicious for the tongue
See, the lungs breathe a natural high
Just like the shirts that’s so lovely
So ask Marco Polo and I never go solo
Because I roll with the crew that keep the funk flows

「これは宗教、疑う余地はないな。
 お前はこの舌には美味しすぎ。
 見てな、肺が吸い込むナチュラル・ハイ。
 まるでこのシャツみたい。マジでラブリー。
 だからマルコ・ポーロに訊きな。オレは決してソロにはならねぇぜ。
 このファンクをフローし続けるクルーと、これからもつるんでいくのさ。」

アフロ・ビートのパイオニア、Fela kuti(フェラ・クティ)の「Water No Get Money」をサンプリングしたループが最高に気持ち良い1曲。「Water No Get Money」のループはライムスターとラッパ我リヤの名曲、「R.E.S.P.E.C.T」でもサンプリングされているね。
リリックはヒップホップという信仰に忠実なラスのアツい思いを感じるもの。
自分のクルーと共にファンクなヴァイブスの曲を作り続けていくぜて感じだね。

RESPECT FOR ALL RAPPERS!
SEE YA!

TARO

訳は全て意訳です。(索引:Genius https://genius.com/ )

日本のストリートレペゼンしよう。

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