目 次
ヒップホップ好きのスポーツ選手や文化人のキャリアについて全4回に渡ってインタビューしていく「あの人も実はヒップホップ」。今月のゲストは日本のプロバスケットボールチーム、琉球ゴールデンキングスに所属する平良 彰吾(たいら しょうご)選手!小4からバスケを始め、学生時代はバスケ三昧。2019年からはBリーグの世界に足を踏み入れて活躍している平良選手ですが、実は熱心なヒップホップリスナーという一面が!vol.1の今回は、バスケットマンとしてのキャリアや、好きなラップソングなどについてお話しいただきました。
前回の記事はこちら → “ヴァイブスをかますこと”を覚えたら人生が変わっていた。歌人・野口あや子にとってのヒップホップという存在
B.LEAGUE屈指の強豪チーム
琉球ゴールデンキングス
©️RYUKYU GOLDEN KINGS
レペゼン :
よろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いします。
平良彰吾 :
よろしくお願いします。琉球ゴールデンキングスの背番号47番、平良彰吾(たいら しょうご)です。ポジションはポイントガードです。
レペゼン :
ありがとうございます。平良選手はヒップホップ好きでもあるということで、今日はとても楽しみにしておりました。まずはバスケについてお聞きしていきたいのですが、ポイントガードとしてご自身のプレーの強みはどんな部分にあると思われますか?
平良彰吾 :
そうですね。ポイントガードというよりいちプレーヤーとして、ディフェンスからチームに勢いをもたらせるところが自分の強みだと思っています。あとは3ポイント含め、シンプルにオフェンスも武器かなと。
レペゼン :
たしかに平良選手がマッチアップ時に見せる強気なディフェンスの姿勢には、攻めの意識を強く感じます。琉球ゴールデンキングスには2024年10月から所属されていますが、どういった特徴や強みを持ったチームだと感じますか?
平良彰吾 :
Bリーグの中でもずっと強豪として知られているチームなんですが、リバウンドなどのディフェンス面、そしてチーム全体でしっかり攻めきれるオフェンス力も強みだと思います。僕はまだ1年ちょっとしか在籍していないですが、チーム全体にとてもまとまりがあって良い雰囲気だと感じていますね。
レペゼン :
現在(取材は3月上旬)のチーム状況としては、上位をしっかりキープされている状態だそうですね。
平良彰吾 :
そうですね。今は優勝を決めるチャンピオンシップを狙える位置にいて、これからより一層大事な試合が続いていくと思います。
レペゼン :
かなり正念場ですね!そのチャンピオンシップが終わるのは5月頃ということですか?
平良彰吾 :
はい。あと2ヶ月ほどでシーズンが終わるという感じです。
レペゼン :
応援されている沖縄のサポーターの方々の特色についてはいかがですか?
平良彰吾 :
沖縄の色が強く出ていると思うんですが、これまで自分がプレーしてきたアリーナの中でもほんとに一番歓声が聞こえてくるんです。ファンの皆さんの熱さが伝わってきますし、バスケットのアップダウン(盛り上がり)の状況も分かっていて、盛り上がるところでしっかり応援してくださるところにもすごく助けられています。
レペゼン :
最高ですね。特にホームゲームでの盛り上がりはすごそうですね!
Awich、柊人にCHICO CARLITO!
トレーニング中に流れる沖縄ラッパー

©️RYUKYU GOLDEN KINGS
レペゼン :
そんな平良選手、日常的にラップを聞かれているそうですね。今回はそのあたりもぜひじっくり聞いていきたいです。
平良彰吾 :
そうですね。ヒップホップは大好きです。USよりも日本語の方がよく聞きますね。
レペゼン :
最近だと、どういったアーティストをよく聴かれていますか?
平良彰吾 :
一番好きなアーティストはZORNなんですが、最近だとguca owl、Watsonも聴きます。あとは王道ですが、般若とか田我流も好きですね。
レペゼン :
幅広い年代のアーティストをチェックされているんですね。琉球ゴールデンキングスのチームメイトにも、ヒップホップ好きな方はいらっしゃるんですか?
平良彰吾 :
岸本隆一選手もZORNとか好きですし、その他のアーティストもディグって聴いていますね。ヒップホップ好きな選手はけっこう多いです。特に沖縄出身のラッパーはみんな日常的に聴いています。Awich、柊人、CHICO CARLITOとか、そのあたりのラッパーの曲がトレーニングルームで流れていることも多いですね。
レペゼン :
素敵です。有名なラッパーを数多く輩出している沖縄のヒップホップカルチャーを感じます。
沖縄サントリーアリーナに響くZORN!
レペゼン :
ちなみに試合前やハーフタイムなどで、DJがプレイしたりダンサーが踊ったりというような、ヒップホップシーンとの絡みはあったりするんですか?
平良彰吾 :
地元のプレイヤーと直接絡みがあるわけではないんですが、アップ中、例えば試合前のシュートを打っている時間なんかにヒップホップがかかることはあります。特に(本拠地の)沖縄サントリーアリーナでは、地元出身のアーティストの曲がいっぱい流れていますね。
レペゼン :
めっちゃ良いですね。平良選手自身も試合前もラップを聴いたりされますか?
平良彰吾 :
会場に来てから自分で聴くことはないんですけど、それこそホームゲームだとずっと流れていますね。ちなみに、アリーナのサウンドを担当されるDJさんに「自分、ZORNが好きで」と一言伝えると、かけてくれたりもするんですよ。
レペゼン :
おお!試合前に大音量でZORNさんの曲がかかるんですか。めっちゃテンション上がりますね。
挑戦する気持ちを
後押ししてくれる曲
レペゼン :
では、試合前に聴くと特に気持ちがアガる曲を教えていただけますか?
平良彰吾 :
最近一番聴いてるのは、般若とZORNの「そんな中で」という曲です。
【般若&ZORN – そんな中で】
レペゼン :
かっこいい!どういったところが好きなポイントですか?
平良彰吾 :
MVの中にまさに試合前を連想するようなシーンがあったりするんです。「目の前に見えない壁、越えないといけない壁」という歌い出しで始まるんですが、全体的に気持ちが上がるようなリリックが続くので、試合前によく聴いています。般若とZORNは個人的に大好きなラッパーですね。
レペゼン :
般若さんやZORNさんが所属していた「昭和レコード」からは、まさに聴き手を鼓舞する曲がたくさん出ていましたよね!平良選手が特に気に入っているリリックはありますか?
平良彰吾 :
「そんな中で」のリリックは全部アガるんですけど、ZORNのリリックの後半の
嘆くなかれ / 挫折はバネ / 当たって砕け / 上がってくだけ
というところが特に好きですね。
レペゼン :
さすがZORNさん、めちゃくちゃ韻が固いですね!
平良彰吾 :
ですね。しかも、これだけ韻が固いなかでも、チャレンジするような気持ちを的確にラップしているところが好きです。
レペゼン :
ありがとうございます。今、何かスポーツをされている方や、日々何かに挑戦されている方にも、ぜひ聴いてほしい曲ですね。
次回は、平良選手の幼少期〜高校時代の思い出に迫ります!ゲームっ子だった10歳の平良少年が、突然他のことに一切興味がなくなるほどバスケに夢中になったきっかけとは……!?
プロフィール
-
B.LEAGUE所属のプロバスケットボール選手。試合の流れを変える強気のディフェンス力と、3Pシュートを軸とした高いオフェンス力を持ち合わせる名ポイントガード。10歳からバスケ漬けの日々を過ごし、中学時代は千葉県ベスト5に選ばれ、高校ではウインターカップで全国3位に輝くなど、その実力は若い頃から開花した。2019年からはB.LEAGUEの世界に飛び込み、福岡、東京、神奈川のチームを経験した後、2024年にB1の強豪、琉球ゴールデンキングスに期限付き移籍。翌年から完全移籍を果たした。逆境の中でも挫けないタフな精神力や、ムードメーカーとしてチームを盛り上げる姿勢はファンからの人気も高く、徐々に重要なポジションを確立しつつある。


