今回紹介するスラング
crunk
パーティーでみんながハイになって、活気に溢れている状態
目 次
WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。Vol.304の今回取り上げる英単語は「crunk(クランク)」。「crazy(ぶっ飛んでる)」と「drunk(酔っ払った)」が組み合わさった言葉で、「パーティーでみんながハイになって、活気に溢れている状態」といった意味のスラングだ。2000年代の南部ヒップホップのムーヴメントの呼び名として世界中に広まった「crunk」の使い方を南部ラップからチェックしてみよう!
まずは「crunk」というムーヴメントの火付け役、Lil Jon & The East Side Boyz( リル・ジョン&ザ・イースト・サイド・ボーイズ)の「Get Low」!
Lil Jon & The East Side Boyz「Get Low ft. Ying Yang Twins(2002)」
Shawty crunk, so fresh, so clean
Can she fuck? That question been harassing meあの子はクランクな感じ、マジでフレッシュで、クリーンだよね
ファックできるかな?それが悩みだぜ
なんてハレンチなリリックなんだ。。。!
でもこれがクランク。パーティーをぶち上げて、お客さんをクレイジーに酔っぱらわせちゃうエネルギッシュなバイブスで、2000年代のクラブシーンを席巻した一曲だ。
続いてはこちらも南部アトランタ出身の二人組、OutKast(アウトキャスト)の「Rosa Parks」!
OutKast「Rosa Parks(1998)」
We the type of people make the club get crunk
オレたちはクラブをクランクにするタイプだぜ
90年代初頭からアトランタのヒップホップシーンを引っ張ってきた André 3000 (アンドレ3000)とBig Boi (ビッグ・ボーイ)。そんな二人が曲がクラブで流れれば、みんな、クランクになること間違いなしってわけだね。
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」Vol.304のラストはアトランタ出身のラッパー、Waka Flocka Flame(ワカ・フロッカ・フレイム)の「Fuck the Club Up」。
Waka Flocka Flame「Fuck the Club Up(2010)」
Bitch I’m crunk, bitch I’m crunk
Shawty, I’m tired of this lame nigga talking shitビッチ、オレはクランク、クランクなバイブスだぜ
可愛い子ちゃん、オレはクソみてぇなことを言うダサいやつにはうんざりだよ
ワカ・フロッカ・フレイムやサウスサイドはリル・ジョンのサウンドを聴いて育った世代。そんな彼らが“crunk”の次のムーヴメントである”trap”を作り上げていったわけだ
【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。