番外編 Zapp&Roger「More Bounce to the Ounce」サンプリング曲特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.119

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

番外編

Zapp&Roger「More Bounce to the Ounce」サンプリング曲特集
紹介アーティスト
Zapp & Roger, EPMD, Snoop Dogg
番外編 Zapp&Roger「More Bounce to the Ounce」サンプリング曲特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.119
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WHAT’S UP,  GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.119の今回はZapp&Roger「More Bounce to the Ounce」サンプリング曲特集。

Zapp&Rogerは70年代から80年代にかけて、トークボックスと呼ばれる楽器を使ったファンキーかつドープなサウンドで、数々の名曲を生み出した伝説のバンドだ。彼らの曲の多くがヒップホップの楽曲でサンプリングされているのだけど、その中でも特に多くサンプリングされているのが、クラシック中のクラシック、「More Bounce to the Ounce」。

Zapp & Roger 「More Bounce to the Ounce(1980)」

今回は「More Bounce to the Ounce」がサンプリングされたヒップホップの名曲をチェックしていくぜ!

まず紹介するのは、80sハードコア・ラップを代表するヒップホップ・デュオ、EPMDの「You Gots To Chill」!

EPMD「You Gots To Chill(1988)」

Relax your mind, let your conscience be free And get down to the sounds of EPMD Well you should keep quiet while the MC rap But if you tired, then go take a nap!
「お前の心をリラックスさせて、良心を解き放て。  そしてEPMDのサウンドにノリな。  例のMCがラップしてる時は静かにしとけよ。  でも疲れたら、昼寝しときな!」

More Bounce to the Ounceをサンプリングしたトラックに、EPMDのラップが乗った 80sのバイブスが溢れるクラシック。 FreeとEPMD、rapとnapなどしっかり韻を踏む感じが気持ち良いね。

続いて紹介するのは、ZappやGeroge ClintonなどのP-funkをサンプリングしたG-funkと呼ばれる新しいサウンドで世界を席巻したレジェンド、スヌープ・ドッグのセカンド・アルバム「Tha Doggfather」から「Snoop Bounce」!。

Snoop Dogg「Snoop Bounce(1996)」

Relax your mind and let your conscience be free And get down, stompin grounds is the LBC I slid up out the game and MC’s got wacked But now I’m back (Oh shit!), so go get your strap
「お前の心をリラックスさせて、良心を解き放て。  そしてノリな、溜まり場ならLBC。  オレはラップゲームから飛び出す。MCは消されちまった。  でも今は帰ってきたぜ。用心しときな。」

まずチェックすべきは “Relax your mind and let your conscience be free(お前の心をリラックスさせて、良心を解き放て。)”のリリック。そう、EPMDの「You Gots To Chill」の冒頭のリリックからのサンプリングだ。Zappを聴いて育った世代であるEPMDがZappをサンプリングして作った「You Gots To Chill」を、さらにEPMDを聴いて育った世代であるスヌープが作ったのがこの曲なんだ。 まさにファンクからヒップホップ、そしてギャングスタ・ラップへという音楽の流れを感じることができるね。。

「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.119の今回はZapp&Roger「More Bounce to the Ounce」サンプリング曲特集のラストはThe Notorious B.I.G.の 「Going Back to Cali」!

The Notorious B.I.G.「Going Back to Cali(1997)」

If I got to choose a coast, I got to choose the East I live out there, so don’t go there But that don’t mean a nigga can’t rest in the West See some nice breast in the West Smoke some nice sess in the West, y’all niggas is a mess Thinking I’m gon stop, giving L.A props
「もしコーストを選ばなきゃいけないなら、イーストを選ぶぜ。  住んでるからな、だから行きはしねぇ。  でもだからって、ウェストで一休みできねぇてわけじゃねぇだろ。  ウェストのナイスなおっぱい見てみなよ。  ウェストでナイスなセスを吸って、みんなぶっ飛んじまってる。  LAに立ち寄って、プロップスを示すつもりさ。」

ビギーの西海岸への愛が溢れた1曲。東か西かどちらかを選べと言われたら、やはり選ぶのは地元の東海岸だけど、だからって西海岸が嫌いなわけじゃない。 ウェストコーストのヴァイブス、レイディー達、そしてセス(マリファナ)はぶっ飛ぶレベルで最高だ。だからLAに立ち寄って、しっかりプロップスを示すぜて感じだね。

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