ヒップホップ好きお笑い芸人 / いぬ・太田が出番前に聴くラップソング|あの人の勝負曲 Vol.17

キングオブコントで大きなインパクトを残したコンビ「いぬ」の太田さんが勇気をもらったラッパーとは?

ライター:TARO

ヒップホップ好きのスポーツ選手や文化人のお気に入りの曲を毎月紹介していく「あの人の勝負曲」。

今月は「キングオブコント2022」ファイナリストであり、芸人フリースタイルラップ部に所属するなどヒップホップ好きとしても知られるお笑い芸人のいぬ・太田さん(写真右)をゲストにお迎えし、キングオブコントの裏話や、「出番前に聴くラップ」「ネタ作りの時に聞くラップ」など4回に渡ってインタビューしていきます。

第1回目の今回はキングオブコント後の変化について、そして「出番前に聴くラップソング」について話して頂きました。

「キングオブコント2022」ファイナリスト いぬ・太田

レペゼン:
自己紹介をお願いします。

太田:
いぬの太田と申しまして、芸人をやっております。宮崎出身です。
吉本興業所属で、芸歴は13年目ですね。東京NSCの15期生という扱いでして、同期だとニューヨーク、鬼越トマホーク、おかずクラブ、マテンロウ、デニスといった売れっ子が多い期ですね。
同期の仲間たちが売れてくれたおかげで、僕らも夢を見続けれたので、ここまでこれたかなと思います。

レペゼン:
早速良い話でグッときてます。
次はいぬさんのターンですね。
キングオブコント拝見しましたが、レペゼン編集部的には完全に優勝でした。

太田:
ありがとうございます笑
みんなに引っ張ってもらったんで、その分恩返しをしたいなと思ってます。

レペゼン:
素晴らしいです。
普段、芸人としてはどういう活動をされてるんでしょうか?

太田:
普段は大体週3ぐらいでライブがあって、1日1〜2本ネタをやってます。
それ以外はネタ合わせとバイトって感じの生活でしたね。

レペゼン:
バイトは何をされてるんですか?

太田:
ウーバーイーツの配達員をやってます。

レペゼン:
体を仕上げていらっしゃるから、フィットネスとかやってるのかなと思ってました。

太田:
それもやってますね。
マヂカルラブリーの野田さんがやってるクリスタルジムっていう、芸人がトレーナーのパーソナルジムがあるんですが、週1ぐらいでそちらでも働かせて頂いてます。

レペゼン:
本当にムキムキですもんね。
キングオブコント、相当のインパクトを残したと思うのですが、その後生活は変わりましたか?

太田:
そうですね。変わりましたね。
キングオブコント決勝決まってからは舞台を中心に、テレビ、ラジオなどもたくさん呼んでいただいて。9月はほぼ休みなしって感じでした。

レペゼン:
ええ、すごい。

【相方の有馬徹さんと】

太田:
で、10月8日が決勝で、その後3ヶ月ぐらいは「優勝したら」のスケジュールで全部抑えられてたんですよ。でも優勝しなかったんで、それが全部バラしになっちゃって、逆に今暇です笑

レペゼン:

あのキスネタでしっかり爪痕残してた感じですけど、仕事入ってきてないんですかね?

太田:
聞いた話によると、優勝しなかった場合は、遅れて入ってくるらしいです。
今、そのキングオブコントを見た人たちが、審議して、次の収録とかのときに呼んでくれるみたいな感じで、ちょっと波が遅れてくるって聞いたので。

レペゼン:
なるほど。じゃあこれからってことですね。
楽しみにしてます!

太田:
ありがとうございます!

仕事がない時代に自分を奮い立たせてくれたラップソング

レペゼン:
ヒップホップがお好きということですが、舞台とか大会前にヒップホップを聴いたりしますか?

太田:
結構聴きますね。
例えば自分を奮い立たせる時には、GADOROさんの「クズ」っていう曲を聴いたりします。

GADORO 「クズ」


レペゼン:

GADOROさんも宮崎出身ですもんね!

太田:
そうなんです。そのシンパシーもあって。
あと僕は昔からMCバトルが好きなんです。KOK(キングオブキングス)2017の決勝を観に行ったんですけど、その時にGADOROさんとMOL53(もえるごみ)さんが決勝だったんですが、どっちも宮崎出身で。

レペゼン:
それはアツいですね!

太田:
そうそう。それで僕もすごいアツくなって。
GADOROさんが優勝したんですが、そこからGADOROさんの音源とかもちょくちょく聴き始めましたね。

レペゼン:
GADOROさんの「クズ」はどんなところが好きなんですか?

太田:
その当時はあまり仕事がない時だったんですけど、自分のその時の現状とすごいマッチしてて。めっちゃ聴いてましたね。

レペゼン:
好きなリリックはありますか?

太田:
やっぱりフックですよね。

「絵にも描けないような情けない人生
 小さい手の平で掲げたい信念」

っていう。
何かでうまくいきたいけど、うまくいってない感じの、夢持ってる感じが好きです。

レペゼン:
良いっすね。悔しさを歌ったリリックが好きですか?

太田:
特に2〜3年前はそうですね。
そういう曲をジンワリ聴くのが好きでしたね。

レペゼン:
「クズ」を聴いて、挑んだ大会はありますか?

太田:
去年のキングオブコント前には「クズ」を聴いてましたね。
ただ「クズ」を聴いて挑むと、しっとりしちゃう感じがあって。

レペゼン:
しっとりと言うと?

太田:
なんだろう、気持ちが静かに燃えるというか、青い炎じゃないすけど。
それで曲に入りすぎちゃって、無茶苦茶かっこつけて舞台に出ちゃうことがあるんです

レペゼン:
なるほど笑
確かに、かっこいいヒップホップ聴くと、ついその後かっこつけちゃいますよね笑

太田:
そうそう。
しかも僕、結構緊張しやすいタイプで。
かっこつけていっちゃうと、逆に緊張がすごい出ちゃう

レペゼン:
「クズ」聴いて「いえ〜〜い」って感じにはなれないですもんね笑

太田:
そうなんですよね。
かっこよくクールに出てくるけど、笑わせないといけないっていう謎のギャップで緊張しちゃうみたいな。

レペゼン:

太田:
なのですごく好きな曲なんですけど、今年のキングオブコント前は、逆に明るくいこうと思って、Adoの「私は最強」っていう曲聴いてました。

レペゼン:
おぉ!また全然違いますね。

太田:
そうですね。今年はポジティブに変えて、緊張しなくなりました。それはなんかいい変化というか。そのおかげで決勝に行けたっていうのもあるかもしれないですね。

レペゼン:
なるほど。

太田:
でも「クズ」は間違いなく当時の僕を奮い立たせてくれた一曲なので。
何か目標に向かって頑張ってるけど、まだうまくいってない人には刺さる曲だと思うので、ぜひ聴いてみてください。

レペゼン:
ありがとうございます!

ヒップホップ好きお笑い芸人/いぬ・太田さんが出番前に聴いていたラップソングはGADORO「クズ」!次回は太田さんが初めてヒップホップに触れた一曲を聞いていきます!お楽しみに!

プロフィール

  • 太田隆司(おおたりゅうじ)

    太田隆司(おおたりゅうじ)

    1987年生まれ、宮崎県出身。高校の同級生である有馬徹とお笑いコンビ「いぬ」を結成。2人が作り上げる「キモ面白い」コントはまさに唯一無二であり、お笑いファンから熱い支持を受けている。2022年9月には「キングオブコント」の決勝に進出。YouTubeチャンネル「いぬコントフィルム」にてコントショートムービーを配信している。

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