プロバスケ 牧全(まき・ぜん)が初めてヒップホップに触れた曲|あの人の勝負曲 Vol.4

小学生の時に衝撃を受けたライブはまさかのあのグループ!?

ライター:TARO

ヒップホップ好きのスポーツ選手や文化人のお気に入りの曲を毎月紹介していく「あの人の勝負曲」。今月はプロ・バスケットボール選手、牧全さんをゲストにお迎えし、試合直前家でチルする時の曲、そして車で流す曲や初めてヒップホップに触れた思い出の曲について聞いていきます。最後となる第4回目は、初めてヒップホップに触れた曲です。

Arrested Developmentの名古屋でのコンサート

レペゼン:
初めてヒップホップに触れた曲って覚えてますか?

牧全:
この曲っていうのは覚えてないですね。ただ家でMTVが流れてて、その影響力はでかかったです。
オレは92年生まれなんで2000年ぐらいのヒップホップはやっぱすごい覚えてるすね。
Jay-Z(ジェイ・ジー)、Kanye West(カニエ・ウェスト)、Ludacris(リュダクリス)、Lil Jon(リル・ジョン)とかもうその辺全員。

レペゼン:
アツい時代ですよね。

牧全:
しいて言うなら、お母さんがよくコンサートとか連れてってくれて。
当時名古屋にあったBlue Note(ブルー・ノート)にArrested Development(アレステッド・ディベロップメント)っていうグループを見に行ったのは衝撃でした。

レペゼン:
えっ当時来てたんですね。すごい。

牧全:
そうそう。
アレステッド・ディベロップメントってアメリカで人気と言うより多分日本でファン層が厚くて。

レペゼン:
そうか、ちょっと文化系の匂いがするから、日本人好みな感じですよね。

牧全:
そうそう。
日本人が結構好きなんですよ。
アメリカの友達あんまり知らないすからね。

レペゼン:
オルタナ系すもんね。

牧全:
そうそうそう。
だけど、アレステッド・ディベロップメントのコンサート行って、あれはやっぱり衝撃的というか、すごい好きでした。

レペゼン:
言ってることも良いですもんね。

牧全:
「Heroes Of The Harvest」ってアルバムをメインにやったコンサートだったんすよ。俺が多分小学校6年生ぐらいのときに行きました。

レペゼン:
小6!しかもそれを生で行ってるってのがすごいですね。

牧全:
その後もうひとつはThe Roots(ザ・ルーツ)も行きました。

レペゼン:
有名アーティストが結構名古屋に来てたんすね。

牧全:
The Rootsはたぶんクアトロに来てたと思う。
その時もショー終わった後にすぐステージ降りて、普通にバーカウンターで飲んでたりしてて。今じゃ考えられないですよ。しかもそのライブのときに僕、前で見てたんですけど。ドラム叩いてる女の人がいるんすよねバンドに。その人がずーっとコンサート中アイコンタクト取ってきて。

レペゼン:
小6の牧さんに。

牧全:
そうそう、俺がすげえ楽しんでライブ見てたから。
で、ライブ終わったらドラムスティック俺にくれて。

レペゼン:
最高すね。

牧全:
それもやっぱり思い出の一つすね。音楽っていうのはすごいなって思いました。
子供に手を差し伸べてくれたアーティストからもなんか愛情が伝わったし。そういうのをひっくるめて、やっぱりヒップホップもそうだけど、音楽自体がさらに好きになりました。

レペゼン:
良い思い出すね。

牧全:
めちゃくちゃ楽しかったですよ。

レペゼン:
改めてお母さんも音楽のセンスが素晴らしいですね。

牧全:
そうですね。環境的にも恵まれてましたね。
てか環境で言ったら、オレ元々病院で生まれてないんですよ。

レペゼン:
えっどういうことですか!?

牧全:
オレ山の奥で生まれてるんすよ。

レペゼン:
えぇ!?

牧全:
オレの兄弟全員病院で生まれてなくて。
親がナチュラル志向な人で、病院とかそういうのも反対してたんです。

レペゼン:
なるほど。そういうことですね。

牧全:
出産は助産婦を一人呼んで、やってたみたいです。
で、俺の時はもう助産婦もいなかったみたいです。
兄弟上3人いて、オレで4人目だから。

レペゼン:
ヤバすぎる。

牧全:
そう、だから本当にぶっ飛んでるんですよね。
今オレ親になって子供に出来るかって言ったらできないですもん。

レペゼン:
流石に怖いっすよね。

牧全:
やっぱりあの世代の人ってちょっとぶっ飛んでる。振り切りが半端ない。
で、兄弟みんなホームスクールで学校は行ってなかったです。オレだけ小1から行ったすけど。
あとは小4と中学校くらいから学校行き始めて。だからオレだけまともに学校に行ったすね。

レペゼン:
改めてすごい経験ですね。

バスケットボール界のヒップホップ同好会

レペゼン:
牧さんを筆頭にバスケットボール界でヒップホップ好きな人達がつるむようになったら面白いですね。

牧全:
そうなりたいですね。中にはいると思うんですけど、俺も人見知りなので、そんなしゃべんないし、何かきっかけがないと友達にならないんで。やっぱ日本のヒップホップを聴いてる人は多いと思いますけど、洋楽は少ないんじゃないかな。増えて欲しいですね。

レペゼン:
ですね。
改めてこの度は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました!

牧全:
ありがとうございました!

プロフィール

  • 牧全(まき・ぜん)

    牧全(まき・ぜん)

    プロバスケットボール選手。愛知県出身。 14歳でアメリカに移住し、学生時代をカリフォルニアで過ごす。 現在Bリーグ・レバンガ北海道所属。