sick|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.106

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

sick

かっこいい、イケてる
紹介アーティスト
The Notorious B.I.G.
sick|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.106
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WHAT’S UP,  GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャーTAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.106の今回取り上げる単語は「sick(シック)」。

「かっこいい、イケてる」という意味のスラングだ。早速USラップのリリックから使い方をチェックしていこう。

チェックするのは、The Notorious B.I.G.のクラシック、「Hypnotize」!

The Notorious B.I.G. 「Hypnotize(1997)」

Hah, sicker than your average, Poppa twist cabbage off instinct Niggas don’t think shit stink Pink gators, my Detroit players Timbs for my hooligans in Brooklyn
「お前のアベレージよりも、もっとシック。Poppaが本能で”キャベツ”を巻く。  あいつらはシットが臭うだなんて思ってない。  ピンクのワニ革のシューズなら、オレのデトロイト・プライヤーズ。  ティンバーなら、ブルックリンのフーリガン仲間さ。」

そんじょそこらの連中よりも圧倒的に「sicker(シッカー):よりかっこいい、イケてる」男、ノトーリアス・B.I.G.は”キャベツ(マリファナ)”を巻いて、ご機嫌な感じ。そんなビギーはピンクのワニ革の高級靴を履いて、Detroit players(デトロイト・プレイヤーズ)”達とつるんでる。実はこのデトロイト・プレイヤーズはミシガン州デトロイトのバスケットボール・チーム「デトロイト・ピストンズ」のことを指していると言われている。ビギーが少年時代を過ごした1980年代後半はデトロイト・ピストンズの黄金時代。強力なディフェンスと荒いプレースタイルから”Bad Boys(バッドボーイズ)”と呼ばれたんだ。そう、ビギーが所属していたレーベル、Bad Boys Records と同じネーミングだよね。つまりビギーはレーベル仲間とメイクマネーして買った高級靴を履いてるて事。ただビギーのルーツはやはりストリート。地元の仲間達と過ごす時はティンバーだぜて感じだね。

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