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WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.54の今回取り上げる単語は「jiggy(ジギー)」。「イケてる、スタイリッシュな、ノリノリで騒ぎまくる」など状況によって色々な意味になる単語だ。
早速USラップのリリックから使い方をチェックしていこう!
まずはA$AP Rockyの「Fashion Killa」から” jiggy “の使い方をチェキ!
①A$AP Rocky 「Fashion Killa(2013)」
Her attitude Rihanna, she get it from her mama (Oh, yeah). She jiggy like Madonna, but she trippy like Nirvana (Ooh). ‘Cause everything designer, her jeans is Helmut Lang (Yeah, uh).
「彼女の態度、まるでリアーナ。それは彼女がお母さんから受け継いだもの。マドンナみたいにジギー。でもニルバーナみたいにトリッピー。全部デザイナーだからさ。ジーンズならヘルムート・ラングさ。」
ヒップホップ界No.1のジギーな男、エイサップ・ロッキー。
そんなロッキーがMVの中で一緒にショッピングを楽しんでるのはこれまたR&B界No1のジギーな女、リアーナ。実はこの2人、2013年にストリートでイチャイチしてるところ目撃されるなど、交際報道があったんだ。結局は双方「良いお友達です。」というザ ・芸能人発言で幕切れになったんだけど、これだけイケてる2人が一緒にいたら、そら ”ジギー” な関係にもなってまうで。
続いては、JAY-Z「Change Clothes」から “ jiggy “の使い方をチェキ!
②JAY-Z 「Change Clothes(2003)」
With those S. Dots, gotta stay fresh ma. Ma, I don’t shop where the rest buy. Ho no ma, please respect my. Jiggy this is probably Purple Label. Or that BBC shit or it’s probably tailored. And y’all niggas actin’ way too tough. Throw on a suit, get it tapered up.
「このリーボックのS.ドットなら常にフレッシュ。他の連中が買い物する場所じゃショッピングしねぇよ。おっと、リスペクトしてくれよ、オレのジギーなスタイル。こいつは多分ラルフ・ローレン、パープル・レーベル。もしくはあのBBCのShit。それかテーラーメイド。他の男たちの振る舞いときたら野暮ったすぎだぜ。オレならスーツをサッと身に着け、ビシッと決めていくぜ」
皆さん、覚えておいでだろうか。
2000年代にはオーバーサイズのTシャツにバスケジャージ、そしてブカブカのバギージーンズに真っ白のエアフォース・ワンやリーボックを履くことが王道ヒップホッパーのスタイルだったことを。JAY-Zがラップしている「S. Dots(リーボックのS.ドット)」とは、リーボックにおけるJAY-Zのシグネチャーモデル、「S. Carter」のこと。
この「S.Carter」以前のシグネチャーモデルといえば、まずNBAプレイヤーのものがお馴染みだった。ナイキにおけるマイケル・ジョーダンのシグネチャー・モデルである「Air Jordan(マイケル・ジョーダンのシグネチャー」やリーボックにおけるアレン・アイバーソンのシグネチャー・シリーズ「Question、Answer」などがその代表例だ。
そんな中、ラッパーのシグネチャーモデルが出るということは当時異例だった。つまりそれはラッパーの影響力がNBAで活躍する一流バスケットボール・プレーヤーと同等のものであるということの大企業が認めたという事だったんだ。
今でこそラッパーがシューズ・メーカーとコラボすることも珍しくなくなったけど、その道を切り開いたのはJAY-Zだったんだ。さすがキング・オブ・ヒップホップ、JAY-Zだね。
ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.54、ラストを飾るのは元祖 ” jiggy “と言えば、この人、そしてこの曲。Will Smith 「Gettin’ Jiggy wit It」!
③Will Smith 「Gettin’ Jiggy wit It(1998)」
On your mark ready set let’s go, dance floor pro. I know you know I go psycho. When my new joint hit, just can’t sit. Got to get jiggy wit it, ooh, that’s it.
「位置について、よーいドンてな感じでレッツゴー。ダンスフロアのプロのご登場。オレがサイコになっちゃうの知ってるっしょ?オレの新譜がかかれば、もう座ってらんない。ジギーにいくぜ、ウ~!そーゆー事!」
Na na na na na na na、Na na na na na na…
あっ、迂闊にも踊ってしまっていたぜ!いや、もう言う事ないでしょ。ジギーてこうゆう事。とりあえずウィル・スミスで踊っときなて話。
Na na na na na na na、Na na na na na na… Na na na na na na na、Na na na na na na…
そーゆー事です。
TARO
訳は全て意訳です。(索引:Genius https://genius.com/ )
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