今回紹介するスラング
party animal
パリピ
目 次
WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.82の今回紹介する単語は「party animal(パーティー・アニマル)」。日本ではクラブやイベントに頻繁に行く人やパーティーが大好きな人の事をよく「パリピ」と呼ぶけど、実は英語では「party animal」と呼ぶ事が多いんだ。
さっそくUSラップでの使われ方をチェックしていこう!まずはEminem「Remind Me」から”party animal”の使われ方をチェキ!
①Eminem 「Remind Me(2017)」
Yo! I bust in, devilish grin, disgustin’. Asshole, freckled cheeks and a butt-chin. Callin’ all party animals, get. On the floor when I pop up on some Whac-A-Mole shit. In search of a chick who’s stacked and so thick. And implants are so big.
「Yo、ぶっこむぜ、悪魔的薄ら笑い、気色悪ぃな。クソ野郎さ、そばかす肌にケツアゴのな。パーティー・アニマル達を呼び出してやるのはダンスフロア。オレがモグラ叩きみてぇに現れる時、求めてるのは巨乳でナイスバディ、そしてでけぇインプラントの女さ。」
パーティー・アニマル達を呼び出したエム兄さんが求めているのナイスバディの“ chick(女の子)” だけど、今のご時世、一見ナイスバディに見える女の子達もほとんどが “ breast implant (豊胸手術)” を受けているのが実際のところ。“ Rap God” エム兄さんならではの世の中のフェイクをぶった斬る切れ味鋭いリリックぜ。
続いて紹介するのはHeavy D & The D-Boyzの「Black Coffee」!
②Heavy D & The D-Boyz「Black Coffee(1994)」
Party animal, but dig it, only when she’s with me. And I don’t have to worry ‘cause she won’t disrespect me. She’s everything that a man dreams about. And when I’m with my crew, she’s all I talk about (hey).
「パーティー・アニマル、ディグちゃうのは、彼女がオレと一緒の時だけ。 心配すんなよ。彼女がオレはディスることはねぇよ。彼女は男が夢見る全てさ。オレがオレのクルーと一緒の時、話してるのは彼女のことばかりさ。」
いいね~。「Black Coffee」はHeavy Dの黒人女性への愛を歌った曲。Heavy Dの彼女は、パーティー・アニマルだけど、いちゃつくのはHeavy Dと一緒の時だけ。そんな彼女は彼をディスったりはしない、素敵な女の子てことだ。そらHeavy Dも夢中になっちゃうよね。
「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.82のラストを飾るのはA Tribe Called Quest「Vibes and Stuff」!
③A Tribe Called Quest 「Vibes and Stuff(1991)」
Brothers try to front, but everybody know. I get more props than the Arsenio Hall Show. Party animal I was, but now I chill at home. All I do is write rhymes, eat, drink, shit, and bone.
「ブラザー達は見せびらかそうとしてる。でももうみんなわかってんだろ?オレがアーセニオ・ホール・ショーよりもプロップスがあることをさ。パーティー・アニマルだったけど、今じゃ家でチルってる。ライム書いて、飯食って、シットして、ヤってるだけさ。」
そうゆうことなんです。パーティー・アニマルしてても結局最後に落ち着くのは家。家でチルって、好きなことしてるのが1番てこと。さすがPhife Dawg。間違いない真実をライムしてくれているぜ。