WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。
Vol.299の今回取り上げる単語は「gotta」。「have got to」の短縮語で、「〜しなければいけない」という意味だ。今回も大人気アーティストのリリックから「gotta」の使い方をチェックしていこう!
まず紹介するのはEminem(エミネム)の「Rap God」!
Eminem「Rap God(2013)」
But I gotta keep a few punchlines
Just in case ‘cause even you unsigned
Rappers are hungry lookin’ at me like it’s lunchtimeいくつかパンチラインを残しておかなきゃな
念のため、まだ契約のないお前にもな
ラッパーたちは腹を空かせてる、ランチタイムみたくオレを見つめてるよ
ラップ神、エミネムからのパンチライン。
トップスターであるエミネムは当然ヘイターも多い。
まだ契約をしていない若手ラッパーも、エミネムをディスることで注目を得ようとしてる。そんな連中を黙らすためにエミネムはパンチラインをストックしてるってことだね。
続いて紹介するのはKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)「Poetic Justice」!
Kendrick Lamar「Poetic Justice ft. Drake(2012)」
I recognize your fragrance, hol’ up, you ain’t never gotta say shit
君の香水でわかるからさ、まぁ待ちな、何も言う必要はないよ
ケンドリックの甘いリリック。
ケンドリックは彼女の香水の匂いを覚えているので、クラブなどで彼女が近くに来た時に何も言わなくてもわかるって感じだね。イケてるぜ。
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。 Vol.299のラストはCardi B(カーディ・B)の「Bodak Yellow」!
Cardi B「Bodak Yellow(2017)」
I don’t dance now, I make money moves
Say I don’t gotta dance, I make money move私はダンスしない、お金を動かすの
私はダンスしなくていいの、お金を動かすからね
ラッパーになる前はストリッパーとして生計を立てていたカーディ、昔はお金を稼ぐ
ためにストリップクラブで踊っていたわけだけど、今はもうそんなことをする必要はない。音楽でお金を稼いで、お金の方が勝手に入ってくる状態ってわけだ。
【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。