fame|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.302

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

fame

名声
紹介アーティスト
Drake, 21 Savage, 2Pac
fame|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.302
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WHAT’S UP, GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」。Vol.302の今回取り上げる英語表現は「fame(フェイム)」。「名声」という意味だね。今回はどん底から成り上がり、富と名声を掴んだラッパーたちのリリックから「fame」の使い方をチェックしてみよう。

まず紹介するのは21 Savage(トゥエニーワン・サヴェージ)の「a lot」!

Drake「Started from the Bottom(2013)」

No new niggas, nigga, we don’t feel that
Fuck a fake friend, where your real friends at?
We don’t like to do too much explainin’
Story stayed the same through the money and the fame

新しいダチはいらない、オレたちは乗り気じゃねぇんだよ
ファック・フェイク・フレンド、お前の本当の友達はどこにいんだよ?
説明し過ぎるのは好きじゃないんだ
物語は変わらないぜ、金と名声を得てもな

カナダ・トロントでアフリカ系の父とユダヤ系の母の元に生まれたドレイク。
両親が離婚した後、お母さんに引き取られた彼はその後少年時代にどん底の貧困を経験する。ドレイクが「Complex」のインタビューで語っている内容によると、一時期は他の人が住む家の一階と地下室に住んでいたとのこと。ただでさえ生活が苦しい中で、彼に追い討ちをかけたのが学校でのいじめだ。彼の人種やユダヤ教徒というバックグラウンドをネタにされ、いじめにあっていたんだ。まさにどん底の中で少年時代を送っていた彼が見出したのがラップという希望だ。そして彼は高校を退学し、ラッパーとしてのキャリアをスタート、今や世界で最も有名なラッパーの一人にまで登り詰めたんだ。
そんな彼は自分がまだ何者でもなかった頃から支えてくれた友人たちを忘れていない。
どれだけ成功しても彼の中身は変わらないし、金や名声目当てでやってくるフェイク・フレンズはいらないぜってわけだね。

続いては21 Savage(トゥエニーワン・サヴェージ)の「all my friends」!

21 Savage「all my friends ft. Post Malone(2018)」

Who gon’ be around when the fame and the cash gone?
I lost all my friends countin’ bands in a Lambo truck

名声と現金がなくなったら、だれが周りにいるんだろうな
ランボルギーニのトラックで札束を数えてた友達は皆いなくなったぜ

今やUSを代表するラッパーの一人になったトゥエニーワン。富も名声も手に入れた彼は友達と共にランボルギーニで金を数えていたわけだけど、その時は友達はいつの間にかいなくなってしまった。富や名声を得た後に寄ってくる人間にはろくなやつはいないってことだね。

ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」、Vol.302のラストを飾るのは 2Pac(トゥー・パック)の「Me Against the World」!

2Pac「Me Against the World(1995​​)」

Dreamin’ of riches, in a position of makin’ a difference
Politicians are hypocrites, they don’t wanna listen
If I’m insane, it’s the fame made a brother change
It wasn’t nothin’ like the game; it’s just me against the world

金持ちを夢見てる、変化をもたらす立場にいきたいんだ
政治家たちは偽善者で、聞く耳を持たないからな
もしオレが狂っているのなら、それは名声が男を変えたってことだろ
ゲームじゃねぇんだよ、オレはただ一人、世界に抗ってるのさ

社会派ラッパーとしてのトゥー・パックのリリシズムの真骨頂に触れることができるリリック。トゥー・パックがラップでお金を稼ぐのは、社会に変化をもたらす立場にいきたいから。政治家たちは偽善者ばかりで、結局人々の声に耳を貸そうとしていない。
だから例え、“Against the World(世界に抗う)”ことになろうとも、彼自身が世界を変えようとしているんだ。それがもし狂っているとするなら、もしかしたらラッパーとしても名声が自分を変えてしまったのかもしれない。でもそれでも、自分は一人になってもこの世界の理不尽や欺瞞に抗っていくんだというトゥー・パックの強い意志を感じるリリックだ。

 

【歌詞出典元】Genius
*訳は全て意訳です。

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