みんな文化ディグってる?
「ストリートヘッズのバイブル」ではヒップホップ好きにオススメの映画を、作中に登場するセリフを通して紹介していくよ!今回取り上げるのは『天使にラブソングを(1992)』。今回は『天使にラブソングを』から特にインパクトの強いセリフを3つ取り上げるよ!
『天使にラブソングを』ってどんな映画?
マフィアの殺人現場を目撃したクラブ歌手のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は警察の計らいで、修道院にかくわれることに。クラブ歌手としての自由奔放な日々とは打って変わった厳しい修道院での生活にほとほと嫌気がさしていたデロリスだったが、あるきっかけから聖歌隊の指揮者を務めることになる。デロリスはド下手だった聖歌隊のパフォーマンスにゴスペルやロックのテイストを加え、一躍街の人気者にしていく。デロリスと修道院の尼僧たちの心温まる交流を描いたミュージカル・コメディの名作。
『天使にラブソングを』の名言
①「教会に行くのはみんな好きじゃない。なんで?それはつまらないからよ。でも、変えられるわ。楽しみましょうよ」
”They don’t like coming to church. Why? Because it’s a drag. But we could change all that, see? We could pack this joint.”
聖歌隊の指揮者を務めることになったデロリスのセリフ。下手くそだった聖歌隊のパフォーマンスに手拍子や軽快なリズムを加え、人の心を惹きつけるものにしたデロリス。そんな彼女のやり方に不快感を示した修道院長と言い合いになった時の言葉がこれだ。退屈な教会のスタイルを変えて、自分たちも楽しみ、そして人に楽しんでもらえるものにしていこうってわけだね。
②「尼さんは殺せねぇよ」
” I can’t, Vince. She’s still a nun.”
物語後半、デロリスの居場所をつきとめたマフィアたちは、デロリスや修道女たちをカジノの一室に追い詰め、撃ち殺そうとする。マフィアのボスのヴィンスは部下たちにデロリスを殺せと命令する。そこでの部下たちのセリフがこちら。普段は平気で人を殺すマフィアでもさすがに尼僧は殺せないよね。どんなワルでもさすがに神様に仕える修道女には手を出せないってわけだ。
③「寛容と高潔と愛の体現者です」
“She’s a model of generosity, virtue”
デロリスを殺すことを躊躇する部下に対して「デロリスはただ修道女の格好をしているだけだ」と言うマフィアのボス、ヴィンスに対しての修道院長のセリフ。当初は対立していたデロリスと修道院長だけど、最後はデロリスの考えや人を惹きつける力を認め、リスペクトし合える関係になったんだ。
画像出典元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
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