映画「バッド・ボーイズ」を見るべき5つの理由|ストリートのヘッズのバイブル

ウィル・スミス、マーティン・ローレンス主演の大ヒット・アクションコメディを徹底解説!

ライター:TARO

みんな文化ディグってる?
「ストリートヘッズのバイブル」ではヒップホップ好きならマストチェックの映画を紹介していくよ!。今回取り上げるのはウィル・スミス、マーティン・ローレンス主演の『バッド・ボーイズ』。現在最新作の『バッド・ボーイズ RIDE OR DIE』が公開中の大ヒット・アクションコメディ映画シリーズだ。今回は1995年公開の第一作、『バッド・ボーイズ』を観るべき理由を5つ取り上げるよ!

『バッド・ボーイズ』てどんな映画?

マイアミ警察に所属する捜査官、マイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス​​)は相性抜群の敏腕刑事コンビ。ある日、彼らは何者かによってマイアミ署の金庫から盗まれた1億ドル相当の押収物のヘロインの捜査を任されることに。彼らに与えられた時間は72時間。はたして2人は盗まれたヘロインを見つけ出し、事件を解決することができるのか?

『バッド・ボーイズ』を観るべき5つの理由

①ウィル・スミス時代の幕開けとなった大ヒットアクション映画

今ではハリウッドを代表する俳優の一人として世界的に知られているウィル・スミスだけど、実はもともとはラッパー。

80年代中頃からDJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince”というデュオで活動、特に1991年リリースの「Summertime」は大ヒットを記録し、グラミー賞のベスト・ラップ・パフォーマンスを受賞するなど、アーティストととしてしっかり売れていたんだ。

そんな彼が役者としてのキャリアを歩み始めたのが、NBCで放送されたコントドラマ「The Fresh Prince of Bel-Air(ベルエアのフレッシュ・プリンス)」。主人公のウィリアムをコミカルに演じ、一躍お茶の間の人気者に。そしてウィルが映画俳優として一気にステップアップすることになったのが、この『バッド・ボーイズ』だ。

全米で大ヒットを記録したこの映画に主演したことでアクション俳優としての認知度を高めたウィルはその後『インディペンデンス・デイ(1996)​​』、『メン・イン・ブラック(1997)』といった大作SFアクション映画に連続して主演、映画はそれぞれ世界的な大ヒットを記録し、ウィルはハリウッドを代表する俳優の一人としてその後多くの映画で主演を務めることになるんだ。

②まるでコント!?ラッパーとコメディアンの即興のかけあい

ウィルと共演するマーティン・ローレンスはもともとコメディアン出身。ニューヨークの老舗コメディ箱「The Improv」で経験を積み、そこからテレビの世界に進出した叩き上げの芸人だ。そんなコメディアン出身のマーティンとラッパー出身のマーティンのかけあいはこの映画の見どころの一つ。監督のマイケル・ベイ自身、台本通りのセリフを好まず、2人に即興でのかけあいをしても良いという指示をしていたこともあり、2人が自由に言い合うシーンは活き活きとした言葉のぶつけあいになっているんだ。

③天才マイケル・ベイ監督の初長編監督作品

『アルマゲドン』、『トランスフォーマー』シリーズで知られる映画監督、マイケル・ベイの初長編監督作品となったのがこの『バッド・ボーイズ』。

もともとコマーシャルの監督として映像業界でのキャリアをスタートさせたマイケル・ベイは20代でさまざまな企業のコマーシャルやミュージック・ビデオをディレクション、その独自性の高い映像表現はやがてハリウッドを代表する映画プロデューサーの一人、ジェリー・ブラッカイマー​​の目に留まり、ジェリーがプロデュースする映画『バッド・ボーイズ』の監督に選ばれることになるんだ。

今やハリウッドを代表するアクション映画監督となったマイケル・ベイの特徴である、スタイリッシュな映像表現、ど迫力のアクション、スピード感溢れるカーチェイスなどがクールな90年代のマイアミの映像と共に楽しめる映画、それが『バッド・ボーイズ』なんだ。

④90年代のハリウッド映画を代表する俳優陣

主演2人のコミカルな演技もさることながら、やはり脇役やヒロインもこの映画の見どころの一つ。まずヒロインのジュリーを演じたTéa Leoni(ティア・レオーニ)はこの映画で注目され、大作映画『ディープ・インパクト(1998)』の主役に大抜擢。一気にハリウッドのトップ女優の一人に駆け上がったんだ。
そしてマイクとマーカスの上司であるコンラッドを演じるハリウッドを代表する名脇役、Joe Pantoliano(ジョー・パントリアーノ)の演技も見どころの一つ。1970年代から活動するベテランであり、テレビ、映画、舞台などで150以上の役を演じてきたとされる演技派俳優だ。ジョーは1999年公開の大ヒットSF映画『The Matrix』でも重要な役である“ Cypher(​​サイファー)” を演じており、その演技の幅の広さを感じることができる。

⑤音楽好きにはたまらないサウンドトラック

映画の制作時期はヒップホップ黄金時代と言われる90年代であることから、サウンドトラックにはヒップホップのレジェンドたちの楽曲が使われている。

Warren G(ウォーレン・G)の「So Many Ways (Bad Boys Version)」、2Pac(トゥー・パック)「Me Against the World」などヒップホップ好きならアガること間違いなしだ。

90年代のヒップホップバイブスを感じながら、スタイリッシュな映像で、コミカルかつクールなアクションを堪能できる『バッド・ボーイズ』。まだ観たことがない人はぜひチェックしてみてね!

画像出典元:ソニー・ピクチャーズ

配信先:Netflix

 

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