straight up|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.108

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

straight up

その通り、間違いない
紹介アーティスト
Travis Scott
straight up|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.108
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WHAT’S UP,  GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.108の今回取り上げる単語は「straight(ストレイト)」。

基本的には「まっすぐな、一直線の」という意味の単語だけが、スラングでは「Straight up」で「その通り、間違いない」という意味になるんだ。

チェックするのは「Straight up」を世界に広めた男、Travis Scottのヒット曲「BUTTERFLY EFFECT」!

Travis Scott「BUTTERFLY EFFECT(2017)」

On freeway, but no, ain’t nothin’ free (Straight up!) Bend laws, bend lanes (Skrrt, skrrt) Been bustin’ bills, but still, ain’t nothin’ change (Skrrt, skrrt)
「フリーウェイに乗る、タダなものなんてねぇよ。(間違いねぇ!)  曲げる法律、歪ませるレーン。(スクー、スクー!)  吐き出し続ける札束、でも何も変わっちゃいねぇよ。(スクー、スクー!)」

フリーウェイは「高速道路」のこと。高速道路では、道路標識や信号がないので、一般道と比較すると規制がなく走れる。でも実際には高速道路だって、rest area(レストエリア。日本でいうサービスエリア)に行けば、お金はかかるし、交通違反をすれば罰金だって取られるよね。でもトラビスはそんな法律や一般常識すらもbend(曲げる)してしまう。彼のライブはいつも大騒ぎ。会場内はもはや暴動のような盛り上がりだ。トラビス自身、観客を煽って暴動を起こしたとう罪で何度か逮捕されているほどだ。(トラビスのライブを知るには、Netflixのトラビスのドキュメンタリー「LOOK MOM I CAN FLY」がオススメ。ライブの盛り上がりはもちろんだけど、彼の楽曲制作やライブに関してのこだわりを知ることができるよ)。そしてUSを代表するトップラッパーであるトラビスはbill(札)を稼ぎ続けてるわけだけど、彼は売れる前から何も変わっちゃいない。常に自分が信じることを貫き続けてるて感じだね。

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