番外編 レイ・チャールズ・サンプリング特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.125

ヒップホップの歌詞からストリートで使える英語を学ぼう

ライター:TARO

今回紹介するスラング

番外編

レイ・チャールズ・サンプリング特集
紹介アーティスト
D.R.A.M., Ludacris, Kanye West
番外編 レイ・チャールズ・サンプリング特集|ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン? Vol.125
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WHAT’S UP,  GUYS!
ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.125の今回はRay Charlesサンプリング曲特集。

20世紀の音楽シーンにおける伝説中の伝説であり、“ソウル・R&B”の父とされるレイ・チャールズの曲は多くのヒップホップ のヒットソングにもサンプリングされているんだ。 早速チェックしていこう!

まずチェックするレイの名曲は1956年リリースの「Hallelujah I Love Her So」!

「Hallelujah, I Love Her So(1956)」

Let me tell you about a girl I know She is my baby and she live next door Every morning ‘fore the sun comes up She bring my coffee in my favorite cup That’s why I know, yes, I know Hallelujah, I just love her so
「あの子について教えてやるよ。  彼女はオレのベイベーで隣に住んでんだよ。  毎朝、お日様が登る前に、  オレのお気に入りのカップにコーヒーを入れてくれるのさ。  だから、だからさ。  ハレルヤ。オレはただ彼女を愛しているのさ。」

最高にキュートなラブソング、「Hallelujah I Love Her So」。 歌詞のピースな感じもたまらないぜ。

このピースなヴァイブスをそのままサンプリングしたのが、 ヴァージニア州ハンプトンをレペゼン するアーティスト、D.R.A.M.の「Cash Machine」だ。

D.R.A.M.「Cash Machine(2016)」

I ain’t talkin’ to you broke bitches I got money now All a nigga understand is- since that check came in
「お前らには話してねぇよ。文無しビッチども。オレは今や金持ちさ。  みんなわかってんだろ。小切手がやってきてから。」

Lil Yatchtyとの曲「Brocoli」などでシーンのトップアーティストになったD.R.A.M.からすれば、彼が有名になってから、彼に群がってくる文無しビッチの連中は興味なして感じだね。

続いて紹介するのは、しっとりとした名曲「Georgia on My Mind」。

Ray Charles 「Georgia On My Mind(1960)」

(Ah) Georgia Georgia The whole day through (The whole day through) Just an old, sweet song Keeps Georgia on my mind (Georgia on my mind)
「ジョージア。  一日中ずっと。  古くて、甘い歌。  ジョージア。ずっと僕の心に。」

ジョージアに行ったことがない人でも、なぜかジョージアを懐かしく感じるほどに心に染み渡る名曲だ。この名曲を大胆にサンプリングしたのが、Ludacrisの「Gerogia」だ。

Ludacris「Georgia(2005)」

We on the grind in (“Georgia!”) All the time…. It ain’t nothin’ on my mind but (“Georgia”)
「オレたちは努力し続ける。  いつだって。  オレの心にはジョージア以外ねぇな。」

あんなにしっとりとした曲をイケイケのビートにしちゃうなんて、さすがリュダ兄さんだぜ。。

ヒップホップ好きイングリッシュティーチャー TAROが送る「ラップで使われてるスラングの意味、ユナーミーン?」 Vol.125のラストを飾るのは、レイ・チャールズ最大のヒット曲の1つ「I’ve Got a Woman」。ローリングストーンズが選ぶ「世界を変えた40曲」にも選ばれている名曲中の名曲だ。

「I’ve Got a Woman (1954)」

Say I got a woman, way over town Good to me, oh yeah She give me money when I’m in need Yeah, she’s a kind of friend indeed
「女の子と出会ったのさ。街の外れでな。  彼女は良い感じなのさ。  オレが要り用の時には、金をくれるんだ。  まぁ友達みたいな感じさ。」

もともと賛美歌として歌われていたThe Southern Tonesというバンドの「It Must Be Jesus」の上に、レイの魂からほとばしる熱さとリズムを重ねたまさにR&Bの原点といえる1曲。この「I’ve Got a Woman 」をサンプリングした名曲がカニエ・ウェストのキャリア初期のヒット曲「Gold Digger」だ。

「Gold Digger (2005)」

(She give me money) Now, I ain’t sayin’ she a gold digger (When I’m in need) But she ain’t messin’ with no broke niggas
「(彼女は金をくれるのさ。)まぁ、彼女をゴールド・ディガーとは言わないぜ。  (オレが要り用の時)でも彼女は文無しの連中とはつるまないぜ。」

賛美歌をアレンジしたレイの曲をサンプリングしたカニエ。音楽の歴史を感じさせるよね。

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