レペゼン:
では、海外で過ごした経験が、今の仕事にどう影響していると思いますか?
SHIN:
帰ってきてからも年に一回は必ずアメリカに行くんですよ。マイアミやラスベガスなどクラブが盛んな都市に行って、色んなクラブを見て回ってこっちにも反映させようとはしています。
レペゼン:
具体的にはどんな所を反映させましたか?[expand title=”READ ALL”]
SHIN:
色々あります。全て海外だから良い!っていうわけでもないんだけど、新しい物や日本にない物を出来るだけ吸収して帰ってきたいってのがありますよね。
レペゼン:
エンターテイメント性の高い演出とかですね!
SHIN:
特にラスベガスは毎年行くんですけど移り変わりが激しくて、どんどん新しい物を取り入れてるんですよ。だから毎年行っても、ここ変わってるやんって発見があって俺自身も楽しいんですよ。
レペゼン:
先程言っていたナイキとかが新しいテクノロジーを取り入れる発想がすごいって話と繋がりますね。
SHIN:
そういうのを出来るだけ日本に持って帰りたいですね。ただ、それらが全て当たる訳じゃないですよね。アメリカも都市で文化が違って、アムステルダム行った時も日本ともアメリカとも違う文化があって、それらを変換して良い部分だけを落とし込むってのは心がけてます。
レペゼン:
なるほど。
SHIN:
今めっちゃ真面目な話したけど、ただ単に向こう行って遊ぶのがおもしろい。笑
レペゼン:
確かに。笑
ラスベガスに行った時なんかに外タレと知り合って、その人を呼ぶみたいな事もあるんですか?例えばTimmy Trumpet(ティミートランペット)の時とかはどうだったんですか?
SHIN:
Timmy Trumpet(ティミートランペット)はエージェントを通してやったんだけど、結局そのエージェントも知り合いの友達だったりで、誰かしらに連絡すれば繋がるみたいな感じ。だから友達に「ちょっと誰々繋げてよ!」って連絡するノリですね。笑
レペゼン:
規模感が違うだけでやってる事は一緒なんですね。笑
SHIN:
一緒一緒。どんな仕事しててもそういうものだと思います。
レペゼン:
今、コロナ渦で海タレを呼べない状況の中で、Timmy Trumpet(ティミートランペット)にWARP(ワープ)のためだけの映像とか作ってもらってたじゃないですか。あのWARP(ワープ)でしか見られないコンテンツを出すってのは革新的でしたね。
SHIN:
オリジナルで作ってもらいましたからね。
レペゼン:
あれってオリジナルのセットを組んで撮影してもらったんですよね?
SHIN:
向こうでスタジオに入ってもらって、WARP(ワープ)のDJブースを3Dで作って合成してもらったんです。だから映像みてたらまんまWARPのブースなんですよ。
レペゼン:
WARP(ワープ)でWARPのブース付きの映像を流すって感じですね。
SHIN:
そうそう。それでそこにTimmy Trumpet(ティミートランペット)がいてやってくれてるってみたいな感じ。
レペゼン:
すごい面白いですよね!
レペゼン:
今コロナで大変な時期ですが、今後のクラブ業界はどうなっていくと思いますか?
SHIN:
今の状況の中どうなるのか分からないですけど、個人的にはどうなっていくだろって楽しみですけどね。ワクワクしてます。
レペゼン:
ワクワクって言葉が出てくるのがすごいですね!
SHIN:
先の事なんか分からなくない?先を見越して行動しなさいっていうじゃないですか。「それは分かるけどさ!」って気持ちは心の中にずっとあります。笑
色んなリスクを考えてとか、どんな事にも対応できるようにとか、そんな事ばっか考えてたら毎日おもしろくないよってのが本音。笑
レペゼン:
ほんとそれです!
SHIN:
行き当たりばったりだけじゃダメだとは思いますけどね。
レペゼン:
その時の最善、こうするべきだって自分の信念と理念には従ってやってるって事ですよね?
SHIN:
そうなんかな。自然とそうなってるのかな。まぁでも周りに迷惑かけなければ何しても良いんじゃないってのはずっとあります。
レペゼン:
率直な答えで良いですね!
では、これからプロモーターを始めたいって人にアドバイスを求められたらなんて言いますか?
SHIN:
「じゃあやろうよ!笑」
レペゼン:
らしいですね。笑
じゃあ仕事として人が呼べないんですよ!って相談を受けたとしたらどういうアドバイスをしますか?
SHIN:
「楽しんでる?」って聞きますかね。やっぱり楽しいところには人が集まるから、やってる側が楽しんでないと人は集まらないですよね。
レペゼン:
なるほど!
他にプロモーターに必要な事は何かないでしょうか?
SHIN:
集中かな。
レペゼン:
というと、どういう事ですか?
SHIN:
今やってる事に集中する事。例えば人が集められなくて呼びたいなら、どうしたら人を呼べるのかってその事だけに120%のパワーを注ぎ込む。
レペゼン:
全力でそこに集中するってことですね。
SHIN:
あと、結局は覚悟かな。
レペゼン:
プロモーターとしてやっていくぞって覚悟ですね。何かを宣伝をする役割ですから、看板みたいな物ですよね。
SHIN:
そうなってきますよね。
レペゼン:
例え小さかったとしても看板として、宣伝する物に対しての責任があるので泥を塗る訳にはいかないですからね。その覚悟が必要だと。
SHIN:
まぁでも楽しむのが一番だと思います。マイケル・ジョーダンもバスケを楽しむのが一番良いって言ってましたよ。
レペゼン:
何事も楽しむって事は大切ですよね!
SHIN:
ナイキが好きだから言う訳じゃないけど、ナイキの「Just do it」ってめっちゃ好きなんですよ。とりあえずやってみる。まぁ簡単に言うけど、実際は難しいですけどね。笑
レペゼン:
難しいですけど、そうあろうとする事がまず大切ですよね。
SHIN:
長い間一緒の事やってると、初めの頃の楽しかった気持ちとか忘れてくるじゃないですか。それを忘れないように心がけようって最近すごい思います。知らない間に忘れてるのが一番怖い。
レペゼン:
すごくわかります!
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Interview by : bullmatic
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