ビデオきっかけでスポンサーが!?絶大な影響力を持つBMXのビデオ文化
白石 大輔:
いやいや、全然。
コンテストなんて出たことなかったし、ただBMX好きで乗ってたって感じですね。
けど相方のYumiはすごい才能があるやつで、その後プロライダーになりました。
ただ当時は僕も彼も全く知名度がない状態だったんですけど、ビデオを作って発信することで、スポンサーに届いたのだと思いますね。
SHADE:
僕それってめっちゃすごいなと思うんですよ。
ダンスはやっぱり、コンテストとかバトルで結果を残す必要があって。
【SHADEさんのバトル】
SHADE:
それで初めてスポンサーついたりフォロワー増えたりする。
でもBMXとかスケボーってそんなコンテストとかなくても、ビデオ一発で広がる。
白石 大輔:
確かに。僕もそこは結構大きく違うなって思いましたね。
ブレイクダンスは競技性の部分が強いのかな?と思いました。
BMXって競技でやってる人と、ストリートで映像を作りたい系の人がいて。まずそこが全然違うんですよね。
SHADE:
で、その映像きっかけでスポンサーがつくこともあると。
白石 大輔:
そうですね。僕も自分が作った映像がきっかけで、アメリカのBMX関連製品のブランドの「ANIMAL」からDMが来て、サポートするから、チームにも入ってくれと言われました。あと今は日本のブランドの「ALIVE INDUSTRY」からもサポート頂いてます。
【BMXブランド・ANIMAL】
【BMXブランド ALIVE INDUSTRY】
SHADE:
資金的な援助もあるんですか?
白石 大輔:
プロチームに所属するとありますよ。あとはアパレルやBMXパーツなどを毎シーズン提供頂いてますね。
SHADE:
そっか。
やっぱりBMXってパーツがあるから、パーツメーカーがプレーヤーのスポンサーにつきやすいんすね。
白石 大輔:
そうなんすよ。
プロを目指しているのであれば、やっぱりゴールはシグネチャー。
自分の名前が入ったモデルが出るってのはやっぱ理想ですよね。
SHADE:
スケボーの板とかもそんな感じですよね。
白石 大輔:
そうそう。
SHADE:
けど本当にパーツの種類が多い分、ブレイクダンスよりもスポンサーがつきやすいし、スポンサーもメリットがありますね。
白石 大輔:
そうですね。
そこは本当BMXの強みかなと。
SHADE:
ますます興味が湧いてきました。
プロフィール
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群馬県出身・在住のブレイクダンサー。関東を中心に活動するB-Boy CREW「ARIYA」のメンバー。 ブレイクダンスの基礎的な要素であるトップロック、フットワーク、パワームーヴを全て高水準で行うスキルに加えて、クラシックバレエで培った関節の柔軟性を活かしたユニークなフリーズやフロア技で多くの人を魅了する唯一無二のスタイルを持つ。 15歳からブレイクダンスを始め、国内外の数多くの大会で結果を残し、現在はパリ五輪・ブレイクダンス強化選手に指定されている。また、地元・群馬県のブレイクダンス連盟「GBDA」に所属し、群馬でのブレイクダンスの活性化と普及に努めている。
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愛媛県出身、東京在住のBMXライダー。 高校卒業後からBMXに乗り始め、その後ビデオ制作を開始。 次第に海外のBMXメディアから注目され、2016年にはNYのBMXパーツブランド「animal」のインターナショナルチームにスカウトされる。 翌年から日本のBMXブランド「ALIVE INDUSTRY」のチームメンバーに。 現在はプロBMXライダーとしての活動しながら、BMXメディア「MOTO-BUNKA」の編集長として、日本にBMX文化を広めるためのアクションに力を入れている。