B-BOY・SHADE ×BMXライダー・白石大輔 【前編】|Cross Street

今最も注目されるアーバンスポーツ、ブレイクダンスとBMXの驚きのスポンサー事情とは?

ライター:TARO

群馬のB-BOYがパリ五輪へ。そして夢を与える存在に。

白石 大輔:
個人的に気になってるのが、最近ブレイクダンスってオリンピック種目になったじゃないですか?
SHADEさんもパリ五輪の強化選手に指定されているということで、めっちゃすごいなって思ってて。そのへんって何か群馬でも影響あるんですか?

SHADE:
めっちゃありますね。
自分たちが群馬でブレイクダンス連盟っていう団体を任意団体でやってて、
そこで行政絡めてイベントやったりとかしてます。
オリンピックで種目化されてから、行政への提案はめちゃくちゃやりやすくなりましたね。

【群馬ブレイクダンス連盟 YouTubeチャンネル】

白石 大輔:
スポンサーとかもつきやすい?

SHADE:
ですね。
最近のブレイクダンスの大会でいうと、一番変わったのが賞金ですね。
やっぱりブレイクダンスの大会の賞金ってめちゃくちゃ少ないと思うんですよ。
ただ最近は全国的にスポンサーがついて、大きい額の賞金を出す大会も増えたかなと思います。
ブレイクダンスは特に。

白石 大輔:
どのぐらいですか?賞金。

SHADE:
んーまぁでもそこまで高いわけでもないと思うんですけど。
全国規模のものでも、100 万とかはいかないくらいです。

白石 大輔:
でも数10万はいくって事ですよね?

SHADE:
そうですね。
大きい大会で20万くらいですね。

白石 大輔:
いやそれでもすごいですよ。

SHADE:
なんか自分がいつも群馬から東京に行って、交通費とエントリー費かかって、賞金1万円って。結局プラマイゼロだなって思ってて。もちろん賞金のためにやってたわけではないんですけど。

白石 大輔:
でもやっぱりあるのとないのでは全然違いますよね。

SHADE:
そうですね。
なので、群馬でも協賛付いてもらって賞金が高くて大きいイベントやって、
夢があるようにしたいなとは思ってます。

 

それぞのシーンの違いからスポンサーの獲得方法まで、ディープな話盛りだくさんだった今回のクロス・ストリート。9月29日公開予定の後編ではダンスとBMXの「ビデオカルチャー」の違い、そして地元やシーンへの思いを語るアツい話が飛び出すよ!お楽しみに!

プロフィール

  • SHADE

    SHADE

    群馬県出身・在住のブレイクダンサー。関東を中心に活動するB-Boy CREW「ARIYA」のメンバー。 ブレイクダンスの基礎的な要素であるトップロック、フットワーク、パワームーヴを全て高水準で行うスキルに加えて、クラシックバレエで培った関節の柔軟性を活かしたユニークなフリーズやフロア技で多くの人を魅了する唯一無二のスタイルを持つ。 15歳からブレイクダンスを始め、国内外の数多くの大会で結果を残し、現在はパリ五輪・ブレイクダンス強化選手に指定されている。また、地元・群馬県のブレイクダンス連盟「GBDA」に所属し、群馬でのブレイクダンスの活性化と普及に努めている。

  • 白石 大輔

    白石 大輔

    愛媛県出身、東京在住のBMXライダー。 高校卒業後からBMXに乗り始め、その後ビデオ制作を開始。 次第に海外のBMXメディアから注目され、2016年にはNYのBMXパーツブランド「animal」のインターナショナルチームにスカウトされる。 翌年から日本のBMXブランド「ALIVE INDUSTRY」のチームメンバーに。 現在はプロBMXライダーとしての活動しながら、BMXメディア「MOTO-BUNKA」の編集長として、日本にBMX文化を広めるためのアクションに力を入れている。