ストリートカルチャーの異なるジャンルのプレーヤー同士が、対談を通してカルチャーのディープな部分に迫る「クロス・ストリート」。
第三回目に登場するのは愛媛出身、東京を拠点に活動するBMXライダーであり、BMXメディア『MOTO-BUNKA』編集長の白石 大輔(しらいし・だいすけ)さんと地元群馬県を拠点に活動するブレイクダンサーで、パリ五輪・ブレイクダンス強化選手のSHADE(しぇいど)さん。
今回は「スポンサー」というテーマを軸にガッツリ話をしてもらいました。
初対面の二人、まさかの共通点が続々判明!?
白石大輔:
白石です。
出身が愛媛県の新居浜市なんですけど、8年ぐらい前に東京に出てきて、今は東京でBMXのメディアやアパレル、BMXパーツの代理店をやってます。
SHADE:
SHADE(しぇいど)です。
群馬出身で、ずっと群馬でブレイクダンスやってます。
年齢は33歳です。
白石 大輔:
てかSHADEさんってもしかして同い年ですか?
SHADE:
えっ89年生まれですか?
白石 大輔:
89年です。
SHADE:
あっ同い歳ですね。
なんか嬉しいすね笑
白石 大輔:
僕もです笑
とりあえず最初にお互いカルチャーを始めたきっかけとか話しときます?
SHADE:
それでいきましょう笑
僕がブレイクダンスを始めたきっかけは、中学の時に聴いてたDragon Ashですね。
白石 大輔:
当時めっちゃ流行ってましたよねー。
SHADE:
そうなんですよ。当時Dragon Ashってバックダンサーにブレイクダンサーを入れてて。
それでライブ映像とか見て「あのダンスかっこいい」ってなったんですよ。
白石 大輔:
元々踊るのは好きだったんですか?
SHADE:
元々親にバレエをやらされてて。
白石 大輔:
へー!
SHADE:
踊り自体はそれが最初ですね。
で、バレエを辞めたタイミングで、ブレイクダンスやりたいなっていうので始めました。白石さんは?
白石 大輔:
僕もまず映像から入ったって感じすね。
BMXの存在をYouTubeで知って、こんなんやりたいと思って始めたんすよ。
自転車とかなかったんで、当時あったmixiで「新居浜 BMX」で検索して。
SHADE:
めちゃくちゃ懐かしいですね笑
mixiあったなー。
白石 大輔:
今考えたらmixiって結構良かったですよね笑
それでそのコミュニティ?みたいなとこで検索したら、たまたま一人だけ新居浜市にBMXライダーがいて。その人にコンタクトを取って始めたって感じです。
SHADE:
それいくつくらいすか?
白石 大輔:
19歳ぐらいですね。
SHADE:
19歳って遅めですよね?
それでそこまで行けるのはスゴイですね。
白石 大輔:
スポンサーされてるライダーの中だとBMXを初めて年齢は遅い方だと思います。
そういう意味でも、今こんな感じでBMXを仕事にできて、ありがたいですね。
お互いを知る質問
今回が初対面というお二人、ここで編集部が用意したお互いを知る質問にいくつか答えて頂きました。
①今日、収録までに聞いていたアーティストは?
白石 大輔:
今日はNice &Smoothの「Sometimes I Rhyme Slow」を聴いてました。
SHADE:
今日は…聴いてないすね。
昨日は運転中、ドンキーコング聴いてました。
白石 大輔:
クラシックですね笑
ゲーム好きなんですか?
SHADE:
結構ガチで好きです。
②初めて買ったCDは?
白石 大輔:
EXILEのファーストアルバムだったような?
あの黒いジャケットのやつ。
SHADE:
僕はアニメの『はれときどきぶた』のオープニングテーマすね。
白石 大輔:
ごめんなさい、見たことないです笑
③地元で一番好きな飲食店は?
白石 大輔:
僕は結構前に愛媛出てきちゃってるんで、今住んでる神楽坂の近くでいうと
『伊太八』っていうラーメン居酒屋すね。ここはマジで美味いです。
SHADE:
僕もラーメンですね。
地元群馬の『だるま大使』っていうラーメン屋です。
群馬って豚肉が結構有名で。豚骨ラーメン屋が多いんすけど。
そこは世界一美味いって思ってますね。
④学生の時の得意科目は?
SHADE:
文系よりは理系ですね。国語とかはちょっと苦手でした。
白石 大輔:
僕も圧倒的に理数でしたねー。
国語は苦手でした。
SHADE:
完全に一緒です。
⑤世界のどこへでも住めるとしたらどこに住みたい?
SHADE:
大会とかで海外にも色々行きましたけど、僕は日本ですね。
白石 大輔:
僕もそうですね。
やっぱり日本が一番いいなって思っちゃう。
プロフィール
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群馬県出身・在住のブレイクダンサー。関東を中心に活動するB-Boy CREW「ARIYA」のメンバー。 ブレイクダンスの基礎的な要素であるトップロック、フットワーク、パワームーヴを全て高水準で行うスキルに加えて、クラシックバレエで培った関節の柔軟性を活かしたユニークなフリーズやフロア技で多くの人を魅了する唯一無二のスタイルを持つ。 15歳からブレイクダンスを始め、国内外の数多くの大会で結果を残し、現在はパリ五輪・ブレイクダンス強化選手に指定されている。また、地元・群馬県のブレイクダンス連盟「GBDA」に所属し、群馬でのブレイクダンスの活性化と普及に努めている。
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愛媛県出身、東京在住のBMXライダー。 高校卒業後からBMXに乗り始め、その後ビデオ制作を開始。 次第に海外のBMXメディアから注目され、2016年にはNYのBMXパーツブランド「animal」のインターナショナルチームにスカウトされる。 翌年から日本のBMXブランド「ALIVE INDUSTRY」のチームメンバーに。 現在はプロBMXライダーとしての活動しながら、BMXメディア「MOTO-BUNKA」の編集長として、日本にBMX文化を広めるためのアクションに力を入れている。