BULLのたばこルーティーン|CIGARETTE TALKS Vol.14

渋谷の街角 金マルとエメマンに燻らす

ライター:TARO

@渋谷

数日前までむせ返るような熱気を帯びていた空気に、いつまにか忍び込んだ心地良い涼気が渋谷の街に次の季節の到来を知らせている。
スクランブル交差点の喧騒から少し離れた道路脇で、BULLはマールボロ·ゴールドを燻らせていた。

MC、そしてラッパーとして忙しい毎日を送る中で、休憩時間に街を眺めながら、紫煙と会話するのが彼のルーティーンだ。

品さえ感じさせるスムースでクリアな煙を身体に流し込みがら、今日の仕事のスケジュールを確認する。紫煙のお供はいつも通りジョージア・エメラルド・マウンテンだ。

一服を終えたBULLは、エメマンに金マルを落とし、軽やかに振ると、次の仕事に向かう。
夜を使い果たしたい若者達が徐々に集まり始めた街角で、金マルの甘く上品な香りがどこへ行くともなく漂っていた。

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