レペゼン:
当時はどんな風に活動していたんですか?
Y‘s:
当時はヒップホップ好きのDJ、ラッパー、ダンサーとかやってる奴らがみんな繋がっていて、20人くらいのクルーみたいになってました。池袋BED(ベッド)とかで昼間パーティやって400人は入ってたよ。
レペゼン:
まじっすか!?昼間からそんなに人が集まってたんですね。
Y‘s:
で、18~19歳あたりでNITROの前座やったんだよね。
レペゼン:
そうだったんですか!すごい!知りませんでした。
Y‘s:
当時DELIくん、S-WORD(スウォード)くん、DABO(ダボ)くんがソロで動いてる時期で。
そのクラブツアーとか、でかいパーティで、俺とサイプレス上野、TARO SOUL(タローソウル)の3人が前座をする時期がありました。その時は3人とも有名になるとは思ってなかったけど。
レペゼン:
ユニットを組んでたわけではないんですよね?
Y‘s:
組んではないよ。呼ばれるのがその3人って感じ。この時期は調子乗ってたね。
女にもモテてたし、チャラチャラしてた。
レペゼン:
モテそう~!!女性関係で武勇伝あったら教えてください。
Y‘s:
実家でファックしてたら俺んちボロいから、声が丸聞こえで。笑
大抵、家には俺とばあちゃんしかいなかったんだけど、やってる時にベランダで洗濯物干してるばあちゃんと目が合うとかは全然あった。笑
レペゼン:
それはやばすぎる!笑
Y‘s:
あとは、チャリに乗ってヤった話かな。笑
10代の時ってみんな猿みたいにするじゃん?笑 でも、フツーにSEXしてんのがつまんなくなって。
レペゼン:
なんすかそれwww
Y‘s:
ママチャリの前にミニスカート履かせた女を乗せて、俺は二人乗りの後ろに座って。そのまま、俺のとこに乗ってこいって言ってやるんですよ。
女がチャリンコ漕いで地元から赤羽向かいながら、後ろでこうやりながら・・・笑 段差があると「トーンッ!」ってなって大変だよね。笑 16歳くらいってそんなノリでしょ?
レペゼン:
www
ネタが強烈すぎます!これ文字に起こせるかな。笑
ちゃんとスカートで隠れてたんですか?
Y‘s:
俺らは隠れてると思ってたけど、多分、隠れてないよね。笑
レペゼン:
発想がすごい。つまんないからって、普通思いつかないっすよ。
Y‘s:
いろんなところでヤったっすよ。公園とかマンションの屋上とかも経て。
レペゼン:
んで、最終的にママチャリ。笑
Y‘s:
イかれてるでしょ。笑
レペゼン:
さすがというしかないです。笑
レペゼン:
では気を取り直して…ラッパーとしては10代の頃はどの辺で活動されてたんですか?
Y‘s:
当時、宇田川町がニューヨークみたいな感じでさ、毎日溜まってました。
Still Digin’(スティル・ディギン)っていうMURO(ムロ)さんのお店に、スクラッチとかよくやってたDJ VIBLAM(ビブラム)って人がいて。その人のところに遊びにいって「インストかけてください」って頼んで適当にラップしてましたね。
レペゼン:
ニューヨークみたい、っていうのは具体的にどんな感じだったんですか?
Y‘s:
「シスコ」の上に、「チェダー」っていうお店があって、名古屋のTOKONA-X(トコナエックス)とかThe Ballers(ザ・ボーラーズ)とかが溜まってました。
その向かいには「BABY BLUE(ベイビー・ブルー)」ていうSCARS(スカーズ)やbay4k(ベイフォーケー)が溜まってたところがあって。
さらに、T2K(ティーツーケー)とかが路上でCDやDVDのブートを売っていて。そんなカオスなときがあったんですよ。
レペゼン:
なるほど!めっちゃアンダーグランドっすね!
20代でグラフがだいぶ下がってますけど、なんでここ最悪だったんですか?
Y‘s:
借金地獄。金もないし、地獄だったな。家の電気止まった状態で1週間くらい過ごしたことあるよ。
レペゼン:
そんな時代がY‘sさんにあったとは!
Y‘s:
この時くらいに、地元の王子を出るんですよ。実は、一家離散!みたいになって。
女と世田谷の代田橋に住み始めるんだけど、そこから3~4年くらいは大変でした。
レペゼン:
そうなんですね…。
Y‘s:
でも楽しかった。金はないんだけど、毎日ストリートに行ってて。
有名になりたい気持ちはすごくあったから、この頃には「服の好きな洒落てるガキ」って周りの人たちには認知されてたんじゃないかな。
レペゼン:
その頃つるんでいたのはどんな人たちだったんですか?
Y‘s:
STADIUM(スタジアム)のカズくんとかヒロトくんとかにこの頃ストリートで出会って。ヒロトくんは俺がライブやってた二子玉川のpink noise(ピンクノイズ)っていうクラブで出会いました。
▼Y’s
Instagram:ys_yellowman1983
Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜
日本のストリートをレペゼンしよう。