元ヒップホップDJの政治家!?自身のホームタウン・島根県浜田市の市長を務める三浦 大紀とは?

多忙な日々の中でも気に入った作品はレコードでゲット!? 脅威のヒップホップ愛

ライター:ほりさげ

ヒップホップ好きのスポーツ選手や文化人のキャリアについて全4回に渡ってインタビューしていく「あの人も実はヒップホップ」。
今回のゲストは、島根県浜田市の三浦 大紀(みうら ひろき)市長。国会議員の秘書、国際NGO法人などを経て自身の地元である浜田市へUターンされた三浦市長ですが、ヒップホップ好きな一面もあり、なんと大学時代はDJとしても活動していたそう!市長としての仕事ぶりから最近リピートしているヒップホップの作品まで、お聞きします。

前回の記事はこちら →  巡り巡って基本がめちゃめちゃかっこいい。株式会社くさかんむり代表・相良育弥が目指す新境地

神楽で知られる神話のふるさと!?
日本有数の港町・島根県浜田市

レペゼン :
この度は大変お忙しい中、お時間を頂き、ありがとうございます。三浦市長が実は大のヒップホップ好きという情報をキャッチしたので、今日はお話を聞くために市長室にお邪魔しています!まずは読者の方向けに自己紹介をお願いします。

三浦 大紀 :
よろしくお願いします。三浦 大紀です。今は島根県の浜田市で市長を務めています。 1980年の1月生まれなので、今46歳ですね。出身も浜田市です。 またヒップホップも好きで、今でも日常的に聴いています。

レペゼン :
ご自身の生まれ故郷で市長を務められているわけですが、浜田市とはどういった特徴を持つ町なんでしょうか?

三浦 大紀 :
人口は4万6千人台という、小さな町です。でも大きな港を持っているのが特徴なんです、例えば、喉が黒く非常に脂のりが良いことで知られるノドグロとかアジとか、魚がたくさん揚がる港町として知られています。山も海も近いですし、自然豊かな町ですね。

レペゼン :
海の幸が豊かなのが浜田市の特徴なんですね。

三浦 大紀 :
特にノドグロは、今(取材は8月)ちょうど揚がってるシーズンですね。あとは「どんちっちアジ」(*)というブランドのアジだったり、カレイなんかも美味しいですね。

※ … 島根県浜田市の浜田漁港で水揚げされる最高級のマアジのブランド。一般のアジに比べて脂乗りが非常に良く「アジの大トロ」と言われることも。

レペゼン :
日常的に新鮮な魚を食べられるのはめちゃくちゃ魅力的です。
浜田市の観光名所や有名な文化などで言うと何がありますか?

三浦 大紀 :
石見神楽(いわみかぐら)という伝統芸能が盛んです。八調子(はっちょうし)と呼ばれる早いビートのお囃子(はやし)が特徴の伝統芸能なんですが、この神楽をやってらっしゃる方がたくさんいるんですよ。去年の大阪万博の時にも会場で披露されましたね。

 【大阪・関西万博 石見神楽公演(山陰中央新報社Youtubeより)】

 

レペゼン :
かっこいい!たしかにBPMが早くて迫力がありますね。

三浦 大紀 :
かっこいいですよね。石見神楽を見るために浜田に観光に来られる方も多いんです。

今でもレコードで新譜をチェック。
元ヒップホップDJの市長

レペゼン :
そんな三浦市長ですが、ヒップホップやソウルなどの音楽が大好きで、学生時代は音楽を流すDJもされていたと伺いました。どんな選曲をされていたんですか?

三浦 大紀 :
いわゆるヒップホップやラップソングだけでなく、歌モノも含め、あまりジャンルにとらわれずに選曲していましたね。

レペゼン :
今もヒップホップは熱心に聴かれているんですか?

三浦 大紀 :
はい。このインタビューが決まってから「最近なんかレコード買ったかな」と思って振り返っていたんですけど、去年出たDe La Soul(デ・ラ・ソウル)のアルバム『CABIN IN THE SKY』を買ったことを思い出しました。

【 De La Soul – Sunny Storms 】

レペゼン :
おお!『CABIN IN THE SKY』といえば、メンバーのTrugoy the Dove(トゥルゴイ・ザ・ダヴ)が2023年に亡くなってから初めてリリースされたアルバムで、Nas(ナズ)、Common(コモン)、Qティップなど、豪華アーティストが参加参加したことでも話題になりましたよね。

三浦 大紀 :
はい。その中の、Qティップが参加してる「Day in the Sun」っていう曲が特に好きなんです。昔、デ・ラ・ソウルの「Saturdays」という曲にもQティップが参加してたんですよね。なので、今その組み合わせが聴けたのは嬉しいですし、あの時代を思い出して懐かしいなと思いました。とっても好きな曲です。

【 A Roller Skating Jam Named “Saturdays” 】

レペゼン :
そんなアルバムをしっかりレコードでチェックされているあたり、ヒップホップへの熱量が伝わってきます!

毎日決まったルーティンはなし!
各地を飛び回る市長のライフスタイル

レペゼン : 
市長のお仕事内容についてもお聞きしたいと思います。1日のルーティンなどはあるんですか?

三浦 大紀 :
ルーティンは正直なくて、毎日毎日変わるんです。例えば地域のいろんなイベントに出ることもありますし、国とか県とかに地域の実情を伝える要望活動に行ったり。あとはもちろん市がやっている1つひとつの事業の担当課と協議をして、今どういう状況なのかとか、次に向けてどうブラッシュアップをしようか、という協議を行う日もあります。
またこういう取材を受けたり、いろんな方が表敬訪問(組織や個人の代表が、公的機関などを訪ねて、挨拶や活動の報告、親善を行うこと)もしてくださったりするので、そういう時にじっくりお話しさせていただくこともあります。
それから国内外への出張もありますね。来月はブータンに行く予定です。

レペゼン :
すごい!本当にご多忙ですね。それだけ忙しいとなかなか音楽を聴いたりする時間も減りそうですよね。

三浦 大紀 :
昔みたいにレコード屋に行って新譜をチェックしたりはなかなかできないですね。音楽のストリーミングサービスで聴きながら、「あ、これいいな」と気になった曲を繰り返し聴いたりしています。
例えば、Pete Rock(ピート・ロック)とコモンのアルバム『The Auditorium, Vol. 1』はかっこいいと思って、買いましたね。

【 Common, Pete Rock – The Auditorium Vol. 1 】

三浦 大紀 :
あとは、ラップソングではないですけど、Tom Misch(トム・ミッシュ)(*)とかも聴いています。

※ … ロンドン出身のシンガーソングライター/ギタリスト/プロデューサー。ジャズ、ソウル、R&B、ヒップホップなどを融合させた浮遊感を感じさせるメロウなサウンドが特徴。

レペゼン :
すごい!トム・ミッシュまで!
今でもチェックされている音楽の幅は広いんですね!

最近のイチオシの1曲は
De La Soul「Day in the Sun」

レペゼン :
やはりお忙しい生活のなか、チルで癒される音楽みたいなものを求めるんですか?

三浦 大紀 :
そういうわけではないんですけど、やっぱりクラブでDJするわけでもないので、そういうクラブライクなタイトルを買うっていうわけじゃなく、聴いていて「良いな」って思う曲をリピートしているっていう感じです。

レペゼン :
良いですね。1日のどんなタイミングで音楽を聴くことが多いですか?

三浦 大紀 :
朝起きて、朝ご飯を食べる時とか、夕食食べた後など、基本的には家にいる時に聴くことが多いですね。
例えば朝だったら、Spotifyで「ハワイアン」みたいな、ご機嫌なプレイリストを検索して、かけたりしてます笑
たまに懐かしい曲が流れてきて「やっぱり良いなあ」と思ったり、逆に最近リリースされた新しい曲も「なんだろうこれ」ってチェックできるんで、そういう楽しみ方をしています。

レペゼン :
朝、支度をされている時間に音楽がかかるのも素敵ですね。
何か1曲、読者におすすめしたい曲を教えていただけますか?

三浦 大紀 :
それこそさっきお話した、デ・ラ・ソウルのアルバムの中の「Day in the Sun」は、特に気に入ってよく聴いています。
曲の雰囲気がポップで聴きやすいところも良いですし、彼らのラップの声も、やっぱり色褪せずかっこいいですね。

レペゼン :
ありがとうございます。たしかに、朝一とか、夜寝る前に聴いても心地良いですよね。三浦市長ご自身がセレクトした曲のプレイリストがあれば、いつかぜひお聴きしたいです!

次回は、三浦市長の幼少期~大学時代に迫ります!地元・浜田市でどんな少年時代を過ごしたのか、そしてどのようにヒップホップカルチャーと出会い、DJに目覚めたのか!乞うご期待。

プロフィール

  • 三浦 大紀 (みうら ひろき)

    三浦 大紀 (みうら ひろき)

    1980年島根県浜田市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。学生時代にはヒップホップカルチャーに傾倒し、DJとして音楽活動を行った経歴も持つ。国会議員秘書やNGO職員を経て地元へ帰郷し、まちづくり会社「シマネプロモーション」等を設立。浜田市議会議員(2期)を経て、2025年10月に浜田市長に就任。文化への深い知見とフットワークの軽さ、そして強い地元愛をもって、さまざまな地域課題に取り組んでいる。