Interview

2018.8.30 Thu

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レペゼンインタビュー:HOOLIGANZ 輝く個性とヒップホップとしてのアウトプット

バラバラの3人が共通して語るライブへの想い

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前編で語られた、3人の個性、そして結成の秘話。
輝いたオリジナリティを3人が発揮し続けるには抜群のチームワークが必要だが、HOOLIGANZはそれを誰からともなく自然に持っているような気がした。
後編はそんな3人にストリートや、気になるラッパーについて聞いた。バラバラだった3人がついに一致して回答した”想いを寄せるラッパー”とは?そして、今後のHOOLIGANZの動きについても聞いた。
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日本のヒップホップシーンについて思うこと

レペゼン:
今の日本のヒップホップシーンをどう思いますか?

万寿:
奇跡!

TAKUMA THE GREAT:
本当にそう思う。はやってることが。

BAN:
フリースタイルダンジョンが地上波でやってから、世界が変わったっていうか、昔と全然違うし。
あとはネットも発達してアピールできる場所が増えましたね。プロモーションの仕方が昔と全然違う。普通の、一般人がヒップホップ聞くようになって来てるし。

TAKUMA THE GREAT:
ラッパー視点から言うと、確実にメディアに露出するチャンスが増えたし、あと、音楽を作りやすくなったなーと思いますね。配信とか、そう言う観点で。
昔だったら、レーベル入って、CD出してって言う流れしかなかったけど、今って自分でやろうと思えばできるから。

でもだからこそ、入口は広くなったけど、奥が狭くなったなって。
ラッパーがいっぱい出て来たことによって、リスナー側もチョイスする選択肢が多いじゃないですか。
そこで、みんなに聞かれるようになれる人は一握りなんですよ。

レペゼン:
確かにその通りかもしれませんね。

TAKUMA THE GREAT:
だから、宣伝力が最終的にはその人を左右するっていうか、ラップうまいってだけじゃ、ダメな時代ですよね。昔はうまさが全てだったけど、今はその辺りも含め総合力が大切で、どれだけ注目を集められるかって言う。

万寿:
確かにね。

レペゼン:
フリースタイルはどんな位置付けですか?

万寿:
俺は遊びかな。

TAKUMA THE GREAT:
人によるんじゃないですか。スポーツ感覚でやってるって人もいれば、フリースタイルこそヒップホップでしょって思ってる人もいるし、万寿みたいに遊びっていう人もいるし。
でも、フリースタイルが流行り出した日本っていうのは、10年前のアメリカとおんなじことが起こってるから、こっからまた一周して、日本のヒップホップがどう変わっていくかってのが楽しみだなーって思いますね。

結局リスナーの選択肢しかないから、ある曲がが好きで入ったけど本当に文化が好きになってハマる人もいれば、ただのブームで、流行ってるから好きっていう人もいるし、それは、ラッパー側がどうこういう話じゃないと思ってるし、ラッパー側は自分がやりたいことをやればいいとは思う。あいつがどうだとか、あいつはダサい、こいつはダサいって言ってるのは、俺は見てて。日本はまだ早いんじゃないかなーって。人のこと気にしすぎなんだよ。みんな人のこと気にしすぎて、キーッ!てなってるから。

万寿:
でもたまに人の曲聞いて、キーッてなるから面白いよね。

TAKUMA THE GREAT:
そうだね笑

レペゼン:
まあ、どうしても人の動きは気にはなっちゃいますよね。

ストリートについて、そしてラッパーを目指す若者へのメッセージ

レペゼン:
HOOLIGANZの皆さんにとってストリートの定義とはなんですか?

万寿:
街にいるやつって感じかなー。

TAKUMA THE GREAT:
なんか知らないけど、あいつのことみんな知ってるよね見たいな。ラッパーじゃなくても。

万寿:
あの街にあいついるよね。っていう感覚だよね。

BAN:
フッドの中で、どんだけリスペクトを集められるかっていう感じかな。

レペゼン:
ラッパーの中で気になる存在は誰ですか?

TAKUMA THE GREAT:
LEON(レオン: LEON a.k.a. 獅子)でしょ。

BAN:
うん。LEON。

万寿:
LEON。間違いない。

BAN:
うん。ガンガン行ってほしい。

TAKUMA THE GREAT:
あいつ本当すごい。

レペゼン:
お!ここは初めて3人一致してるんですね。何かあるんですか?

TAKUMA THE GREAT:
LEONがラップを始めたきっかけって、BANですからね。

レペゼン:
え!そうなんですか!!

万寿:
中学生の時のLEONが、たまたま横浜のHMVでBANのラップの箇所を聞いたらしくて、「こんな日本人いるのか!」ってなって、わざわざ会いに来たっていう。

BAN:
そうなんです。お父さんと一緒に!

TAKUMA THE GREAT:
インストアライブやった時に、「ファンです」って来た少年が、何年後かにラッパーでデビューしてたってやばくないすか。

BAN:
俺はもうメチャクチャ嬉しかったですね。自分は身の周りの生活や自分に起きた真実の事をラップしてるんですけど、同じMIXの境遇で自分の音楽に少しでも共感してくれたのが本当嬉しかったです。ラッパー冥利につきます。
彼が有名になったのは己自身のストイックな気持ちと素直さ、潜在的な才能です。僕は何も教えてあげれてない。

レペゼン:
LEONさんに人生を聞いたら必ずBANさんの名前が出るってことですね!!

TAKUMA THE GREAT:
そうだと思う。逆に出なかったら面白いね笑

BAN:
てか、LEONにインタビューやってみてください!

万寿:
いいじゃん!

レペゼン:
え!ぜひ紹介してください!!

BAN:
いいですよ!!

レペゼン:
やったー!!ありがとうございます!!
(LEON a.k.a. 獅子のインタビュー、近日公開予定。)

LEON君以外でやばいと思ったラッパーいますか?

万寿:
MASA(まさ)やばいね。俺のアルバムにも入ってるんだけど。

TAKUMA THE GREAT:
MASAやばいね。

BAN:
MASAすごいよね。言ってることとかも結構かっこいいし。

万寿:
横須賀生まれで、育ちは横浜なんだけど。こいつもLEONの周りにいるやつで。

BAN:
トラックもリリックセンスもいいし。

万寿:
LEONの周りのやつはみんなかっこいい。

TAKUMA THE GREAT:
センスがいいね。

あと誰がいるかなー
MuKuRo(ムクロ)君かな。最近で食らったのは。
MuKuRo君もバイリンガルラップをしてて、自分としては興味があるんだけど。ライブ見させてもらって、超かっこよかった。

レペゼン:
今の若い子世代のラッパーを目指している子たちにメッセージはありますか?

万寿:
思い立ったらまずやってみる!みたいな?

BAN:
ファーストインスピレーションを大切に。
初めて、俺で言うと2PACを聴いた時の衝撃というか、稲妻に打たれたみたいな、その感覚を大事にしてほしいなー

万寿:
あの感覚って二度と戻れないもんね。

BAN:
そう。初めて聴いた時の衝撃が、曲作るまでのモチベーションをくれたわけだし。

TAKUMA THE GREAT:
いろんなパーティに行った方がいいと思う。いろんなパーティーに行って、いろんな人のライブ見ることかな。
あともう一つ言えるのは、学校はちゃんと卒業した方がいい。笑

万寿:
卒業してない人が言ってる!

TAKUMA THE GREAT:
そうだよ俺の実体験ね。笑
学校は卒業して損はないよ。

レペゼン:
やっぱり違うんですか?

TAKUMA THE GREAT:
全然違うね。
あの当時はアツかったから、「俺はやんねー」とかって言ってたけど、あの時大人たちが言ってたことを守っとけばよかったなとほんと思う。笑
ラップ以外の人生もあるからね。

座右の銘、展今後の望、告知

レペゼン:
3人とも仲良いですよね。

万寿:
そう見せてんすよ。周りには。笑

TAKUMA THE GREAT:
大人なんで。笑

レペゼン:
喧嘩とかするんですか?

万寿:
年がら年中ですよ笑

TAKUMA THE GREAT:
特に制作中はバチバチやることもありますねー

BAN:
でも、なんだかんだ気楽っすよ。

TAKUMA THE GREAT:
まあ、みんな10代から知ってっからね。

BAN:
衝突もしますけど、家族みたいな感じかな。

レペゼン:
確かに、ほんの1時間ぐらいですけど、家族っぽさめちゃめちゃ感じてます!
では、そんな皆さんの座右の銘を教えてもらえますか?

TAKUMA THE GREAT:
中学校の時に習字で書いたんだけど、「大器晩成」。でもいつ成するんだろうっていう…笑

BAN:
俺は、「Do what you feel in your heart to be right – for you’ll be criticized anyway.(あなたの心が正しいと思うことをしなさい。どっちにしたって批判されるのだから。)」byエレノア・ルーズベルト(アメリカ第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻)
僕の基礎の考え方ですね。

万寿:
俺ねーんだよなー
考え中ってことで。笑

レペゼン:
「ない」っていうのも含めて、ここもやっぱり、全然考えていることが違いますね!!
インタビューももう少しです!今後の展望を教えてください。

万寿:
HOOLIGANZはワールドワイド組だから、海外でもライブやったりしたことあるんですけど。
ロサンゼルスでライブやったり、映像を台湾で撮ったりとか、人がやってない自分たちの良さでもあるんだけど、日本じゃない要素が入ってる人間がいるラップグループだから、あんまり縛られずに、いろんなところに発信したいですね。

レペゼン:
かっこいいー!!でも、みんないい意味でばらばらの個性が集まってる感じが、本当にそんな感じですよね。
HOOLIGANZが楽曲作る時のモチベーションはどこにありますか?

万寿:
できた曲をライブで早くやりたいっていうのをひたすら繰り返すってことかなー
やっぱりライブだよねー

TAKUMA THE GREAT:
ライブだね。

万寿:
これライブでやりたいっていう曲をいかに作るかが俺は一番モチベーションになってるかなー

レペゼン:
曲を作って終わりではなくて、やっぱり現場ってことですね。

TAKUMA THE GREAT:
俺らは、現場に自信があるんですよ。誰にも負けないっていう。プラス、3人とも色が全然違うんで。それがライブで出る時のパワーに関しては、自分たちでもまだわかりきれてないところがあって。そういうこともあるんでライブを意識して曲作ってますね。

万寿:
ライブでできないことは曲でつくんないよね。ここライブでは息継ぎできないよみたいなところがあれば、これはやめるし。

TAKUMA THE GREAT:
ほんとにみんな、普段から聴いてる音楽も、バックグラウンドも違うので、それがグループとしてまとまんないんじゃないかって思ったんですけど、以外とまとまってる部分があって。それを自分らでも楽しんでる感じですね。「その発想、俺になかったなー」とか。

万寿:
確かに。

レペゼン:
似た者同士が集まればいいってことでもないんですね!

BAN:
ほんと、みんなバラバラっす。でも、それが俺らの武器みたいになってますね。

レペゼン:
最後に、告知ありますか?

万寿:
HOOLIGANZは全員揃っての活動と、3人それぞれのソロ活動の両方で曲作って出してます。
2018年は、万寿、TAKUMA、BANみんな新しいソロ音源を作ってリリースするので楽しみにしてて欲しいです!

新曲リリースまでの間、すでにリリースされている、HOOLOGANZの曲とTAKUMAのEPと俺のアルバムがiTunesから聞けるので、ぜひ聞いてくださいー!!

HOOLIGANZ「Tune Up Holiday」

https://itunes.apple.com/jp/album/tune-up-holiday/1232473765

TAKUMA the great「BOOMBAP SAINTS – EP」

https://itunes.apple.com/jp/album/boombap-saints-ep/1330321203

TAKUMA the great「BOOMBAP SAINTS season2 – EP」

https://itunes.apple.com/jp/album/boombap-saints-season2-ep/1371214063

万寿「kazane」

https://itunes.apple.com/jp/album/kazane/1375424384

レペゼン:
新曲楽しみですね!!必ずチェックします!!
インタビューは以上です。ありがとうございました!!

 

バランス。3人にインタビューをしてこの言葉が思い浮かんだ。
話を聞けば聞くほど本当にバラバラの3人だが、マイクを握れば同じ方向に向く。一人がふざければ、一人が突っ込み、一人は道を作る。
こんな自然なやりとりが歯車となり、HOOLIGANZはヒップホップ界を進み続けている。チーム、家族、仲間を大切にできる人は強い。それを、理解しているだけではなく、体現しているHOOLIGANZ。今後ワールドワイドの舞台で3人の歯車がどう動くか、楽しみである。

前編を読む→

 

万寿 Instagram:mangy_prz
TAKUMA THE GREAT Instagram:takuma310
BAN Instagram:band_k_asamoa
Interview by ABE HONOKA

 

日本のストリートをレペゼンしよう。

 

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