それぞれの人生を振り返って/HOOLIGANZ インタビュー②

全く違う人生グラフ

ライター:レペゼン君

レペゼン:
ではここで人生グラフの記入をお願いします。

BAN人生グラフ
・1人が好き GAMER  水泳
・10才小学校4年生 空手を始める
・12才 空手優勝
・13才 グレる ●●●●●を初体験
・14才 2PACに影響される 初LIVE
・18才 ダークゾーンに…  キックボクシング ハーレム出禁
・21才 新宿で成り上がろうとする タクマに救われる
・22才 執行猶予に…
・23才 HOOLIGANZ
・山あり谷あり

万寿人生グラフ
・19才 ラップスタート
・25才
・26才ぐらい? 音楽人生低迷期
・今最高潮!

TAKUMA THE GREAT人生グラフ
・5才 両親の離婚 同時に台湾に送られ母とは別で生活
・8才 日本に戻る
・22才 1st ALBUM発売
・凹んでいるところ フリースタイルダンジョン敗退
・映画出演 台湾にRAP大会の審査員

レペゼン:
これ性格出ますね。

TAKUMA THE GREAT:
お前(BAN)株価みたいじゃん。笑

万寿:
細か!やっぱA型だね。

レペゼン:
では「ラップを始めたきっかけ」から、万寿さんから聞いて行きますね。

いつからラップしてるんですか?

万寿:
19歳ぐらいですね。

レペゼン
きっかけは何だったんですか?

万寿:
地元にATていうラッパーがいて、その人のライブを見たのがキッカケです。

レペゼン:
なるほど。ちなみにHOOLIGANZのみんなが出会ったのはどこですか?

万寿:
みんな10代のうちに出会ったんですけど、みんな神奈川だから、ラップしだした頃に同じ場所でやることが多くて。もう15年ぐらいになるね。

TAKUMA THE GREAT:
うん。

レペゼン:
学校とかは被ってないんですね?

万寿:
そうですね。被ってないですね。

レペゼン:
では次にBANさん教えてください。

BAN:
さっきもちらっと言ったんですけど、きっかけは2PACですね。「Bの流派」っていう「流派R」の前身のテレビ番組が昔やってて、そこで2PAC特集をやってたんですよ。そこで初めて2PACを見て、「なんだこいつは!」って衝撃が走ったんですよ。そのあとすぐ日本語翻訳版のアルバムを買って。すげーいいこと言ってんなって改めて感動して、その衝撃が走ったままラップをはじめました。

レペゼン:
2PACは確かにすごいけど、そのままラップを始めちゃうなんて…!すごい行動力!

TAKUMAさんは何がきっかけだったんですか?

TAKUMA THE GREAT:
昔、テレビCMでナイキのCMなんですけど、ZEEBRA(ジブラ)さん、DEV LARGE(デブ・ラージ)さん、Twigy(ツィギー)さんがラップやってるやつがあって。

それを見て、日本人でもラップちょーかっけーじゃんってなって、自分でもやってみようってなりました。

レペゼン:
CMがきっかけって!きっかけもまた3人ともが違いますね!
小さい頃はどんな子供でしたか?

BAN:
おとなしい子でしたね。

レペゼン:
ほんとですか?笑

BAN:
本当に本当に!笑

一人が好きな感じでした。確かに今そう見えないよね。笑

万寿:
俺はサッカーしかしてなかったなー。

TAKUMA THE GREAT:
俺は結構お調子者でした。

レペゼン:
ここもみんなバラバラですね!
小さい頃からヒップホップは聞いてたんですか?

TAKUMA THE GREAT:
生まれて初めて買ったCDが実はヒップホップだったんですよ。買った時はそれがヒップホップって知らずに買ったんですけど。笑

お袋が家でWhitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)の「I Will Always Love You(映画『ボディ・ガード』の曲)」をよく聞いてたんで、黒人の音楽かっけーなって思ってて。

誕生日の時に好きなCD買ってあげるって言われたんで、商店街のCD屋に連れてかれて、黒人のコーナーに行って、どれでもいいやと思って買ったのが「DE LA SOUL(デ・ラ・ソウル)」だったってゆう。

レペゼン:
へーすごい!運命的な出会いですね!ヒップホップをやるってことはその頃から決まってたんですね。

BANさんの初ライブは14歳なんですね?めっちゃ早い。

BAN:
そうです、「Disco Plaza CIRCUS」で初めてステージに立ちました。

TAKUMA THE GREAT:
新宿で成り上がろうとした21歳。笑

万寿:
ここTAKUMAに救われるって書いておいた方がいいんじゃない。

BAN:
そうだね。

レペゼン:
救ったとは??

TAKUMA THE GREAT:
彼が、ラップ辞めてて、ホストみたいなことをやってた時期があって…。

BAN:
この時TAKUMAが声かけてくれなかったら、俺今ラップやってないからね。

TAKUMA THE GREAT:
BANとはラップ始めた時期が近くて、16歳の時に俺が「B BOY PARK」のバトルに出てて、会場に遊びに来てたBANと初めて出会いました。

その後ちょいちょい遊ぶようになったんだけど、一時ラップをやめちゃって、ホストやってるって聞いて、助けに行ったんだよね。笑

レペゼン:
どうやって助けに行ったんですか?

TAKUMA THE GREAT:
ある日、地元のクラブに行ったらBANの名前が書いてあって、「あれ?久々に出演してる」って思って、見に行ったんですよ。

そしたら、誰かの誕生日だったのかわからないんだけど、ステージ上が風船だらけのパーティーだったんだけど、でもお客さんはすげーノリが悪くて。

でBANが出て来て、BANは気合い入ってたんだけど、「SAY HO~!」って言っても誰も返してくれなかったんだよね。笑 それに対してBANが「Like a Goast town man.(幽霊屋敷みたいだな)」って言ったんだよね。

それを聞いて、こいつすげーなーって思って。

お客さんへのDisなんだけど、「盛り上がれよ!」とかじゃなくて、この言い方にセンスも感じたし。こんなメンタル強いやつ欲しい!って思ってHOOLIGANZに呼んだんです。

レペゼン:
そうなんですねー!!

TAKUMA THE GREAT:
最初は、俺と万寿ともうひとり違う奴が居たんだけど、その3人でやる前にもうひとり呼びたいねって話をしてたんだよね。

んで、誰にしようって悩んでた時にBANのライブ見に言った時にこいつ欲しいなーって思って。もともと10代の頃からラップはちょーうまいって知ってたんだけど、その場で「Like a Goast town man.(幽霊屋敷みたいだな)」っていうセンスが好きで。

万寿:
そっから始まったね。

レペゼン:
おもしろいー!!結成にもドラマがありますね!!

…続く。

万寿 Instagram:mangy_prz
TAKUMA THE GREAT Instagram:takuma310
BAN Instagram:band_k_asamoa
Interview by ABE HONOKA

 

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