DIG!かばんの中身番外編「印象に残ったカバンの中のアイテム解説 VOL.2」

インタビュアーであるDJ SHUNSUKEが、それぞれのカバンの中身で印象に残ったアイテムを当時を振り返りつつ解説します。

ライター:DJ SHUNSUKE

普段は中々見ることの出来ないパーティメーカーのバッグの中身を現役DJであるDJ SHUNSUKEが鋭く切り込む企画「DIG!かばんの中身」。これまでに24人のストリートスターのカバンの中身を覗いてきました。今回はスピンアウト企画として、これまで取材させていただいた皆さんのカバンの中身のアイテムで、私DJ SHUNSUKEが個人的に特に印象に残ったアイテムを一つずつチョイスして当時を振り返りつつ感想を踏まえて解説をしていきます。今回は中盤のVol.9~Vol.16のストリートスターの印象深いアイテムです!

Vol.9 MC YOU-KID 詩集

東京の夜をマイクで賑わせ続けるMC YOU-KID君。私DJ SHUNSUKEとはそれはそれは長い付き合いで酸いも甘いも一緒に過ごしてきた戦友の1人です。そんなMC YOU-KID君の持つアイテムで印象に残ったのは「詩集」。中原中也さんという昭和の詩人の詩集を持ち歩いているそうです。最も有名な詩は「汚れっちまった悲しみに」でしょう。毎晩底抜けにパーティする彼の深い深い闇をのぞき込んでしまった気がして、書き記して良いのか迷いましたがこれも知られざる一面ですね。まあそもそも詩集を読んでるところがオシャレで文化的です、ハイ。ちなみに私DJ SHUNSUKEが最近読んだ本は「人生を変えるサウナ術 -なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?-」です。

Vol.10 DJ FRIP デュポンのライター

トラックメイキング、プロデュースなどで大忙しのDJ FRIP君。若い頃、とても苦労してそれでも這い上がる姿を見てきたので、インタビューさせてもらえたことを素直にうれしいと思えた一人です。そんなDJ FRIPの持つアイテムの中で印象深かったのは「デュポンのライター」です。世界中の有名人が愛用するこのライター、実用的でありながら洗練されたデザインは愛煙家の間でも憧れのアイテム。愛煙家も多いストリートスターですが、際立ってオシャレな喫煙アイテムだったと思います。2023年、禁煙に成功した私DJ SHUNSUKEが過去愛用していたライターはBicのライター(100円)でした。

Vol.11 DJ SHINSAKU 宅建の本

常に新しい事にチャレンジし続けるDJ SHINSAKU君。インタビュー時は「二兎を追うものしか二兎は得られない」という衝撃的にカッコイイ言葉を聞かせてくれました。有言実行、昼間は一人の社会人として仕事をしながら夜はプロのDJとして仕事をする姿は尊敬に値します。そんなDJ SHINSAKU君の持っていた驚きのアイテムは「宅建の本」です。合格率は2割を切る狭き門、一朝一夕の勉強で合格はできない資格と言えます。合否に関しては聞いていませんが、果たして結果はどうだったのか?気になる方は直接聞いてみてください。私DJ SHUNSUKEが今年必死に勉強して取得した資格は「サウナ・スパ健康アドバイザー」です。

Vol.12 DJ NATT 香水

HIPHOPの本場New Yorkでの武者修行経験を活かし、大箱小箱問わずにロックし続けているDJ NATT君。NATT君のアイテムの中で特に印象に残ったのは「香水」です。香水だけで言えば、他にも持ち歩いている方はいらっしゃったんですが、NATT君の持つ香水はとにかく「良い匂い」でした。しかも強く香りすぎると周りの迷惑になるので心臓付近に振りかけるそうです。普段香水を使用しない私はそのオシャレさにやられ、全く同じ香水を購入し夜のDJのたびに心臓にシュッシュと振りかけています。「良い年齢だし、匂いも身だしなみの一つですよ。」と言っていたNATT君との意識の差に愕然とした事を覚えています。

Vol.13 DJ YAZZ イヤフォン

長期に渡るラスベガスでの活動経験を持つDJ YAZZ君。素晴らしいDJプレイは勿論、その温かい人間性で東京のクラブシーンの人気者の1人です。YAZZ君が持っていたイヤフォン「Beats Fit Pro」についてのエピソードが非常に印象に残っています。元々はAir Pods Proを使用していたそうなんですが、ジムで筋トレをしているときにどうしても落ちてしまう事がストレスだったそうです。ジムの為だけにイヤフォンを買い替えたと聞いて驚きましたが週に何度もジムに通っている事を当たり前のように話されていた事にも驚きました。お話を聞いてから自分も運動をはじめようと思いましたが、長年運動していない体だけにまずは歩く事から始めました。一日15000歩くらい歩いているんですが、驚くことに痩せ始めています。ガリガリになってしまったらどうしようという不安が出てきました。

Vol.14 DJ IVER 身だしなみグッズ

東京でも随一のインターナショナルクラブとして大きな盛り上がりを見せる六本木IBEX TOKYOのレジデントDJであるDJ IVER君。幅広い選曲は流石の一言で、毎夜多くのお客さんを虜にしています。そんなIVER君の持っていたアイテムで印象的だったのは「身だしなみグッズ」に入っていたメンズビオレのウェットシートです。かなり多くの人が持っているアイテムなんですが、この夏、IVER君と一緒にDJをした際、フロアが最高潮にヒートアップしたその瞬間「使いますか?」とナチュラルにメンズビオレのウェットシートを周りの大汗をかいている出演者に配っていた事が本当に印象に残っています。「すごい、本当にすぐカバンから出てきた!」と思ったと同時に「フロアコントロールの上手いDJはやはり周りが見えている!」なんて感じた一幕でした。

Vol.15 DJ YUMA MIXCD「RIDE」

ナイトクラブからプロスポーツの現場まで活動の幅を広げ続けるDJ YUMA君。今年は私もJリーグの某サッカーチームのDJをご一緒させてもらったりもしました。来年以降もDJの可能性を広げる積極的な活動に大きな期待が寄せられています。YUMA君のカバンの中身の中で最もインパクトがあったのは自身のMIXCD「RIDE」。なんとVol.200まで発売された大人気シリーズです。「自分自身の次のステップアップのためにシリーズを終わらせた。」という言葉が凄く印象に残っています。私も数作、MIXCDを発売したことがありますが名刺代わりになるような作品はCDとして残すことは出来ずにデジタルデータ時代へと変わってしまいました。これまでのDJ活動であまり後悔は無いのですが、CDリリースだけはもっと積極的にすべきだったと思っています。今から何が出来るか…考えていきたいです。

Vol.16 DJ Miss VentiKeiko 「モバイルバッテリー」

毎晩のように様々な現場でプレイしているMiss VentiKeikoさん。関係者からの評価も高く来年以降さらに忙しくなるのではないでしょうか?全体的に「Appleの策略に見事なまでにハマっている」ような印象を受けたカバンの中身とアクセサリー類。スマートで現代風なガジェットが多い中、持っていたモバイルバッテリーは意外にもソーラー充電出来る災害時にも対応出来る超本格派!その見た目の厳つさはモバイルバッテリー版G-Shockとでもいいましょうか。無骨でめちゃくちゃカッコいい。私も取材後、同じものをアマゾンで発注しました。急速充電にも対応している素晴らしいアイテムです。

個性溢れるカバンの中身

いかがででしたか?前回に引き続き本編では書ききれなかった細かな話や、付随する自分のエピソードなど主観で自由に書かせていただきました。今回はVol.9~Vol.16までご紹介させていただきましたが、次回はVol.17~Vol.24までご紹介していきます!本編では書ききれなかった面白エピソードなども書いていきますのでご期待ください!

プロフィール

  • DJ SHUNSUKE

    DJ SHUNSUKE

    ブラックミュージックに多大な影響を受け2001年よりDJとしてのキャリアをスタート。 東京のナイトクラブを中心に全国で活動中。 長いキャリアに裏付けされた幅広い選曲と独特の空気感は多くのファンを惹きつける。ナイトクラブに関わらずDJの一般的認知の拡大を目指し、ラジオ局Inter FM のプログラム「TOKYO SCENE」でのDJ、ライター活動、地方ラジオ局への出演及び楽曲提供、インターネットメディア「ABEMA TV」 への出演、NIKE.PUMA.Atmos.Dyson.H&MのレセプションパーティDJ等でも活動を続けている。 現場第一主義を貫きつつ、DJの存在意義を多方面へ伝えるべく活動する彼に今後も注目である。

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