人生グラフその2/Kzyboostインタビュー⑤

ダンスの枠を超えて活動を始めたきっかけとは

ライター:レペゼン君

レペゼン:
では、そのトークボックスをもらって練習し始めたのが、24歳の時でなんですね。

Kzyboost:
そうです。よっしゃ!これでビート練習出来るってなって、さっきのBlackstreet(ブラックストリート)に繋がって「Deep」を練習してましたね。今でもむずいですけど。この1年経たないぐらい後にマシンって言うビートを作る機材を買って、24歳で本格的にビートメイクを始めて26歳で結婚ですね。

レペゼン:
ここから上がって行く訳ですね!

Kzyboost:
本当はもうちょい上がってたと思うんですけどね。ファーストアルバム出したりとか良い感じに音楽活動も増えてきて、大阪に家も買って順調だったんですけど、去年転勤ってなってここで仕事を辞めるかめっちゃ悩んだんですよ。

レペゼン:
なるほど。

Kzyboost:
でも、それも音楽中心に考えてしまってたんですよ。せっかく部屋にスタジオも作ったのになんで東京行かなあかんのって。それで一気にテンション下がったんですけど、東京来て約1年で色んな仕事もらって多くのアーティストとも繋がれて、結局プラスな事が多くて今が一番楽しいですね。

レペゼン:
大阪にいたままでは出会えなかった人たちもいるでしょうしね。

Kzyboost:
絶対そうやと思います。勝負してる人もいると思いますけど、音楽だけで東京に出てくるって難しかったと思うし、タイミング良く転勤で来れたのは恵まれてるなって思いました。

レペゼン:
音作りについてもう少し聞きたいんですが、最初はダンス業界に対して音の提供をされてるって印象だったんですけど、ある時からダンスの枠から出て色んなトップアーティストと絡み始めたと思うんですが、それはどういう流れでそうなったんですか?

Kzyboost:
その通りで、最初はまだダンスやりながら作ってたので、最初のCDとかも踊りやすいような曲ってなってましたね。別に意識はしていなかったんですけどね。

レペゼン:
最初はダンスと並行していたんですね。

Kzyboost:
そこから一番大きなきっかけは、大阪の本町に「THE GOOD THING」ってお店があるんですけど、そこで韻シストのベースのShyoudogさん、ドラムのTarowOneさん、キーボードのマイケル☆パンチさん、サックスプレイヤーのKenT、ギターのHISAさん、あと韻シストのTAKUさんもDJとして参加してるイベントがあって、そこに遊びに行ったらギターでトークボックスを使ってたんですよ。

レペゼン:
なるほど。

Kzyboost:
ひささんに僕も同じトークボックス使ってますって話しかけたら、トークボックスやってるんですか!って驚かれて。インスタとかチェックしてくれて一緒にライブやりましょうって言ってくれたんですよ。シュウさんとは前からダンサーとしての繋がりはあったんですけどね。

レペゼン:
そういう絡みからライブの開催に繋がるもんなんですね。

Kzyboost:
それで2018年にひささんに誘ってもらって二人でアコースティックギターとトークボックスでライブをやりました。これが音楽業界の人とやったほぼ初のライブでした。この時は周りからの反響もすごい良かったですね。

レペゼン:
2018年ってことは結構最近だったんですね。

Kzyboost:
それからその年の年末に昔から遊びに行ってたドッグハウスってイベントに出させてもらいました。これが僕の中ではすごい転機になって色々変わり始めましたね。あとは2019年の1月にファーストのLPを出したんですけど、その前にgrooveman Spot(グルーヴマンスポット)氏と出会ったんですよね。

レペゼン:
それはどういう経緯で出会ったんですか?

Kzyboost:
大阪のCIRCUSってクラブでやってるダンスのイベントで、sucreamgoodman
(シュークリームグッドマン)ってダンスチームのDY(ダイ)さんから、トークボックスやってるならgrooveman Spot(グルーヴマンスポット)さん紹介するわって言われて紹介してもらいました。

レペゼン:
なるほどー!

Kzyboost:
でもその時はどんな音作ってるかとか何も知らないし後で音源とかを送って、そこからオケもらったりライブやらせてもらったり曲作っていくみたいな感じになっていきましたね。そこから自分の視野が音楽の方向に広がって行きましたね。きっかけはこの2つでしたね。

レペゼン:
ドッグハウスのイベント出演とgrooveman Spot(グルーヴマンスポット)さんとの出会いがきっかけになったんですね。

Kzyboost:
プラスで今はDaichi Yamamotoですね。これも結局はgrooveman Spot(グルーヴマンスポット)さん案件なんですよね。この人は僕をすごいフックアップしてくれてて、8月に出すアルバムにも僕を参加させてくれたりしてて、友達みたいな関係で仲は良いですけど大先輩だしすごい尊敬してます。

レペゼン:
良い話ですね!

 

Kzyboost Instagram:kzyboost
Interview by : Taro

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