これまでに語られた二人の出会いと、ヒット曲「ビッチと会う」に込められた思い。まるでBPMが揃っているかのような彼ら二人のセッションをみて、ヒットの理由を知ることができた気がした。
これからは、ヒップホップシーンで活動し続けるDJ CHARIとDJ TATSUKIから見た、”現場”について語ってもらった。
今のシーンをどう思うか?うまいDJの基準とは?若手に期待したいことは?そして、彼ら自身の半生についても「人生グラフ」で振り返ってもらった。
レペゼン:
今の東京のヒップホップホップシーンをどう思いますか?
DJ TATSUKI:
カルチャー自体が広がって、若い人が増えて、自分がDJしてても今までで一番楽しいって感じてますね。
ただ、俺らがDJ始めた頃は、例えば宇田川町に行けば、好きなラッパーが働いてたりなんかで、渋谷に出れば誰かしらに出会えたり、コアでちょっと怖いぐらいの人がもっと多かったんですけど。
それがたまに懐かしくて。笑 それはそれでよかったなーって思う時はありますね。
DJ CHARI:
昔が正解ではないし、今がすごくいいんだけどね。その気持ちはわかる。
今はヒップホップの中でも、ジャンル分けされちゃっていて。昔は、ここに行けばみんないるみたいな場所があったもんね。
DJ TATSUKI:
でも、とにかく、今DJ始めてから今が一番楽しいです!
レペゼン:
今が楽しいと感じる理由はなんですか?
DJ TATSUKI:
DJ始めた12年前から、楽しかったし、盛り上がってたんだけど、それがずーっと積み重なって、お客さんが盛り上がれる環境ができたと思うんですよね。
ずーっと楽しかったけど、積み重なった結果、今が一番になってるっていう良い流れですね。実際、俺らがやってることって、実は昔も今も変わってないんですよ。
でも、積み重なった結果、お客さんたちみんなが盛り上がれるようになってきたのは、やってる俺らにとっても大きいですよね。
DJ CHARI:
現場では日本語ラップもかけやすくなったもんね。日本語の方が盛り上がることあるし。
DJ TATSUKI:
うん。
レペゼン:
では、もっと欲を出して…。笑 もっとシーンがこうなればいいのに、って思うことありますか?
DJ CHARI:
今のシーンってUSにより近くなったというか、USと差がなくなってきてるって感じるんですよね。
例えば、USシーンって、「XXL」のFresh Manを見たときに、Lil Pump(リル・ポンプ)みたいにほんの1年前に出てきたやつが、今の最前線にいる。1年で全部持っていけるみたいな世界ですよね。
でも最近では日本のシーンでもJP THE WAVY(ジェイ・ピー・ザ・ウェイビー)君みたいに1年で持っていける子が出てきてて、若い子が、バンっ!て売れることも可能になってきてて…。
DJ TATSUKI:
そうそう。
だから、こうなったらいいっていう改善点はないんですけど。もっともっとUSみたいになったらいいなと思いますね。
DJ CHARI:
なると思いますしね。そんな風に。若い子が、1年で持ってけるんだ!って思える環境になると良いですよね。
レペゼン:
確かにー!日本ももっとそうなってほしいですね!
DJ TATSUKI:
年長者のDJとかが、若い子の活躍をプッシュしたり、引っ張ってあげたりとかっていうのがもうちょっと増えてきたら、もっと盛り上がるかなと思うんですけどねー。
レペゼン:
しかしながら、どこの世界もそうだと思うんですが、上の人たちって居座って退かないというか、どっちかというと「俺を超えてこい!」的な感じで、若い人たちへのケアまではしてくれない人が多いんじゃないですか?
DJ TATSUKI:
そうかもしれないですね。上の人の存在も大きくて、背中を見て若手が育つっていう意味ではどっちも必要なんでしょうけど。
でも俺らはそうしたくないって思いますね。俺らはちょうど上と下の狭間のそんなことを考える世代なんですかね。笑
とかいいなが、俺が全然退かないオッサンになったらどうしよう。笑
DJ CHARI instagram:djchari
DJ TATSUKI instagram:djtatsuki
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