目 次
パーティーを通して人の心を強く揺さぶり続ける人たちがいる。 彼らはなぜ、この仕事を選んだのか? このコーナーでは、パーティーというカルチャーに関わり続ける演出家たちのキャリアを紐解いていくよ。
今回のゲストは、卓越したグルーヴセンスとスクラッチスキルを誇るRico。大阪の老舗クラブから、アパレルブランド主催のパーティ、さらにはスポーツの大会…と活動範囲の広さは国内随一だ!
ブースを取り巻くヘッズ達をぶち上げたり、著名なアーティストと繋がったりと、そのキャリアは華やかで派手に映るが、そこに至るまでには、誰にも見せないハードな下積み時代があったそう。そして、彼女が考える「DJにとって必要な視点」とは…?
TSUTAYAに通って
洋楽をディグりまくった小学生

レペゼン :
まずは自己紹介と、音楽との出会いからお聞きできますか?
Rico :
DJのRicoです。出身は大阪の枚方(ひらかた)市というところです。音楽は幼い頃からずっと好きで、幼稚園くらいまではJポップを聴いていました。小学校で、アメリカから帰ってきた帰国子女の子と仲良くなったのを機に洋楽が好きになりました。家から徒歩5分の距離にTSUTAYAがあったので、暇さえあれば視聴しに行ってましたね。
レペゼン :
小学生の頃から既に洋楽をディグっていたんですか。早い!
Rico :
早い方でしたね。その時って、借りてきたCDをMDに取り込むスタイルだったんですけど、順番も入れ替えて、自分だけのプレイリストを作ったりするのもめっちゃ好きでした。
レペゼン :
うわ、MDドンピシャ世代なので懐かしいです笑
でも、その頃からかなりDJっぽいことをされていたわけですね。
Rico :
たしかにそうですね。それと同時期くらいにストリートダンスも始めたんですが、ダンスを通していろんな音楽のジャンルを知りました。全部ひっくるめて「洋楽」だと思っていたところから、ヒップホップ、レゲエ、R&B…とジャンルがあることを認識していって。リリックの内容も知りたかったので、TSUTAYAで借りてきたCDの歌詞カードをコピーしたりして、聴き込んでいました。
レペゼン :
なるほど、ダンサー時代もあったんですね!曲を掘ったり、ダンスをしたりする中で、DJへの興味も出てきたんですか?
Rico :
いや、実は「DJをしたい」というよりも、ダンスのショーケースに使う音源を自分で編集できるようになりたいと思ったのが最初なんです。
徹夜でスクラッチの特訓!
無二のスキルを培ったスクール生時代

レペゼン :
曲編きっかけですか!また変わった入り方ですね。
Rico :
曲の編集に関することを学べそうな場所を調べたら、DMCのチャンピオンにもなったターンテーブリストのDJ $HINさんが手掛けるスタジオが出てきて。
レペゼン :
あれ!DJ TACT君へのインタビューでも出てきたスクールですね。Ricoさんもそこの出身だったとは。
Rico :
そうなんです。でも、それまでDJのことを意識して見たこともなかったし、ましてやスクラッチとかジャグリングを見たのも初めてでした。実は、失礼な話なんですが、初見の時に「これ(スクラッチ)簡単そう」と思いました笑
で、実際にやってみたら全然できなくて。
レペゼン :
本当にうまい人たちは、簡単そうにやりますもんね笑
Rico :
悔しさも相まって、徐々にDJにハマっていきました。
レペゼン :
では、当初の目的だった曲の編集の方は……?
Rico :
教えてもらってないです笑
気づけばスクラッチやジャグリングといったテクニックを練習するのに熱中していましたね。そのスタジオの「フリーパス」プランに入って、暇さえあればスタジオに通って練習していました。他の生徒さんと一緒にオールで練習する時もありましたね。
レペゼン :
すごい熱量だ。
Rico :
その頃はダンスの練習でオールする時もあったし、いろんなことに熱中していました。週5でDJしながら、アパレルと飲食でバイトする時期もあったり。
レペゼン :
めっちゃストイックですね。どういうサイクルだったんですか?
Rico :
日中に授業がある日は大学に行って、それ以外の日は、アパレルのバイトをして、夕方に終わってからさらに居酒屋のバイトを挟んで、そこから心斎橋のクラブでDJして…みたいな生活でした。
レペゼン :
すさまじくタフですね!
彗星の如く現れた
実力派フィメールDJ

レペゼン :
それにしても週5でDJってすごいですね。駆け出しの頃から、どういう経緯で忙しくなっていったんですか?
Rico :
最初の頃は$HINさんに紹介してもらった現場とかダンサー界隈のイベントで回させてもらっていたんですが、そこでのDJをプレイを見た別の方がイベントに呼んでくれて…という風に少しずつ繋がりができていきましたね。今思えば、女の子のDJでスクラッチをバリバリやれるというのも珍しかったのかもしれないです。「お、ちゃんとできる子なんや」みたいな笑
レペゼン :
自分もRicoさんのDJを初めて見た時に「スクラッチかっこよ!!」となった記憶があります。
Rico :
ありがとうございます。あとは、家がクラブのある心斎橋エリアから遠い関係で、始発まで待たないといけなかったので、自分が回すイベントが早い時間に終わった時なんかは、いろんな箱に行きまくっていたんです。アングラからメインストリームのクラブまで片っ端から遊びに行ってたんですが、その中でご縁ができて、ブッキングしていただくこともありました。
レペゼン :
昔から「クラブ業界は顔出しが肝心」とよく言われますが、Ricoさんはそれをナチュラルにやっていたわけですね笑
ダンスミュージックのイベントでも
かけ方はヒップホップ

レペゼン :
ヒップホップDJとしてキャリアをスタートしたRicoさんですが、今では主に、ドラム&ベース系とか四つ打ち系のダンスミュージックのパーティで活躍されています。スタイルが変化していった流れはどんな感じだったんですか?
Rico :
まず、私がクラブでDJを始めた2010年前後くらいがEDMの全盛期だったんですよね。でも、その頃の私は大学のゼミも黒人文化を専攻していて、卒論も2Pacのことを書いていたぐらいブラックミュージック(ヒップホップ/R&B/ブルース/ソウル/ファンク)とその歴史や文化の背景に興味があったし、勉強をしていました。
レペゼン :
なるほど。大学でもブラックカルチャーについて触れられていたんですね。
Rico :
それもあって、初めはヒップホップのパーティでDJすることが多かったです。だけど、大多数の大学の友達は流行りの音楽がかかるEDMのパーティーにばかり遊びに行きたがって、私がDJするパーティにはなかなか遊びに来てもらえず、集客にも苦労しました。「もっと色んな音楽のジャンルを取り込めば沢山の人に遊びに来てもらえるのか…?」と葛藤する日々でした。
レペゼン :
ちょうどその頃って「オールジャンルイベント(*)」が増えてきた時でしたよね?
※ … ヒップホップ、EDM、レゲトンなど、当時流行っていたキャッチーな音楽を網羅的に楽しめるパーティスタイル。2010年代前・中期にかけて増え、ヒップホップを追っていない一般層にとっても親しみやすいのが特徴だった。
Rico :
そうそう。ちょうどその頃、Diplo(*)がやってるレーベル・「MAD DECENT」が、ヒップホップの要素も感じさせるダンスミュージックを作り出していて。もともとダンサーだった私は、踊れる音楽も好きだったので、そのレーベルから出るアーティストの曲は当時かなりチェックしていましたね。
※ … US出身のDJ/プロデューサー/テクノミュージシャン。Switchとのプロデュースユニット「MAJOR LAZER」としても世界的な人気を誇る。
レペゼン :
うんうん。エレクトロとヒップホップなど、複数のジャンルが融合した斬新なサウンドでしたね。
Rico :
そのタイミングで、大阪でもヒップホップDJの一部の方々が、ベースミュージックや当時流行り出したトラップを混ぜるスタイルになり、私もそういうパーティでDJする機会が増えました。日本人だとHABANERO POSSE(*)みたいな、ベース系のリミックス/エディットの曲を作るアーティストが好きで、当時組んでいた自分達のユニットでそういう楽曲制作をしてみたり、自分のDJにも落とし込むようになっていきました。今のスタイルも、その頃の感じから派生していると思います。
※ … 2011年に結成したDJ/プロデューサーユニット。国内外の名だたる音楽フェスへの出演や、アーティストへの楽曲提供などを通して一世を風靡した。
レペゼン :
そういう流れだったのか!納得しました。ちなみにヒップホップの畑がルーツであることは今も生きていたりするんですか?
Rico :
めっちゃ生きてます。例えばダンスミュージックのパーティであっても、かけ方はヒップホップというか。
レペゼン :
「ヒップホップ的なかけ方」というと、具体的にどういうことですか?
Rico :
リリック繋ぎや元ネタからサンプリングした曲へ繋いだり、アカペラをループして擦ってビートを入れる、みたいなテクニックをよくやりますね。例えばテクノやハウスなどの四つ打ちの音楽から入ったDJだと、高音・中音・低音を丁寧にロングミックスして魅せる人が多いですが、ヒップホップから入ったDJは繋ぎ方がユニークだし、クイックですよね。
レペゼン :
たしかに!極端な話、カットインで繋ぐハウスDJっていないですもんね。
Rico :
私はダンスミュージックをかける時もクイックに変える時もあります。逆にそれによって盛り上がる瞬間もあるから面白いですね。
レペゼン :
それがRicoさん独自のプレイスタイルを生み出しているわけですね。
これだけ便利な時代に
DJが存在する意味とは

レペゼン :
ちなみにDJしてる時って、どんなことを考えているんですか?
Rico :
色々と考えていますが、まずは選曲のバランスですね。実は私は、キックとベースが力強くて黒さがあったり、ダークな雰囲気の曲が好きなんですよ笑
レペゼン :
意外だ笑
Rico :
かといって、そういう雰囲気の曲ばっかりだったらお客さんもしんどくなるじゃないですか。知らない曲ばっかりかけていても、一緒に盛り上がれないですしね。だから自分自身が好きな曲の割合と、お客さんが求めている曲の割合のバランスは意識しています。
レペゼン :
回しながら、フロアの様子も観察するわけですね。
Rico :
はい。あとはダンスフロアの場合はお客さんを飽きさせないようプレイすることも意識しています。それがフロアの滞在率にも繋がるんですが、自分のプレイ時間が60分だとしたら、持ち時間の中でいろんな展開を作って、「60分があっという間に過ぎた」「もっと聴きたい」と思ってもらえるよう心がけています。そのために、さっきのヒップホップ的なユニークでテクニカルなかけ方が生きてくると思っていて。
レペゼン :
いろんな意味でバランスを重視されているんですね。
Rico :
はい。今って、自分の好みのジャンルをAIに読み込ませると、それなりにマニアックな曲も出して、プレイリストを作ってくれる時代になってきてるじゃないですか。
レペゼン :
なんならそれっぽくミックスしてくれる機能もあったりね。
Rico :
そうそう。これだけ便利な時代にDJが存在する意味を考えた時に、もともとある曲をさらにかっこよく聴かせたり、音で遊んだりすることで、お客さんと一体になる空間を作るところだと思うんです。
レペゼン :
間違いないです。DJによって、繋ぎ方・魅せ方も千差万別ですしね。
のべ26万人が来場する
F1の会場でプレイ!

レペゼン :
これまでのキャリアで、印象深かった現場があれば教えてください。
Rico :
最近だと、3年連続で「FORMULA 1 LENOVO JAPANESE GRAND PRIX」でDJさせていただいていることは大きな経験です。
レペゼン :
F1ですか!これもまた面白そうですが、国内の大会ですか?
Rico :
国内大会ではなく、世界最高峰のモータースポーツの世界大会ですね。シーズン中は世界各国で開催され、多くの著名人が観戦に来る注目度の高いレースです。日本では年一回、三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。3日間の開催期間で来場者数も26万6千人という、自分のキャリアの中では、今のところ一番動員数が多い会場ですね!笑
レペゼン :
26万人!クラブとはちょっと桁が違いますね。
Rico :
近年は円安の影響で、海外から日本のF-1を観にくるお客さんもかなり多いんですが、自分が最近かける曲もグローバルなサウンドが多いこともあり、お話をいただきました。国際大会のため、使用楽曲はクリーンバージョン(*)を準備する必要があるほか、イレギュラーへの対応力も求められるんですが、これまでプロバスケットボールの大会やプロ野球のイベントなど、スポーツの現場で積んできたDJの経験が生きている気がします。
レペゼン :
普段の現場とは違う筋力が養われそうですよね笑
Rico :
はい。普段とは違う早朝から深夜までハードなスケジュールの現場ですが、海外のF1ではPeggy Gou(ペギー・グー)(*)など、数々の有名DJの方がパフォーマンスされているので、毎年貴重な経験をさせていただけて光栄です。
※ … 性的/暴力的な表現や放送禁止用語を削除したり、一部差し替えたりした楽曲。
※ … 韓国出身、現在はベルリンを拠点に活動する世界的に人気のDJ/プロデューサー。多くのフェスでヘッドライナーを務めるだけでなく、音楽レーベル、ファッションブランドを手がけるなど、多くの分野でそのカリスマ性を発揮している。

レペゼン :
写真を見る限り、もはやフェス的な盛り上がりになっていますね!
Rico :
そうですね。来場者はレース観戦が1番の目的なんで、特に日本だと、まだDJやクラブ・音楽シーン自体に関心がない人も多いと思うんです。だから、そんな初心者の方々にもエンタメとして音楽を楽しんでもらうために、クラブとは違ったオーバーグラウンドな楽曲も用意して、その時の雰囲気を観ながら選曲しています。最初は踊り方が分からなくて動きが固まっていた人たちも、DJの力で最後にはみんな踊ってサークルができたりすることもあるんですが、そうやって会場の一体感を創り上げれた時はDJとしての醍醐味を感じますね!
レペゼン :
何万人というオーディエンスをアゲた時は、最高に気持ちいいでしょうね。
Rico :
それに大きな会場だとサウンドシステムも最強で、普段とは格段に音の鳴りも違うのでめっちゃ気持ちいいですね!
レペゼン :
逆に、最近で「緊張した現場」とかありますか?
Rico :
私、普段の現場ではあまり緊張しないんですけど、去年、違う意味での緊張感を味わった現場がありました。NIKEのブランド・JORDANが主催する DJ 1on1 バトルの世界大会「THE ONE」というイベントですね。
しかも、パフォーマンス時間が3分で、その中で盛り上げないといけないという内容でした笑
レペゼン :
3分!かなり短いですね。
Rico :
普段のパーティだったら2曲かけたら終わりですからね笑
だから何曲も超クイックにミックスして、3分の中でいろんな展開を作らないといけない訳です。制限時間がある以上、少しでもミスしたら終わりですし、そういう意味では今までにない緊張感でした。
レペゼン :
その勝ち負けは、どうやって決まるんですか?
Rico :
ジャッジが3人いました。それもDJ U-LEE君と、音楽ジャーナリストの渡辺志保さんと、人気クラブの「club VISION」を運営していた人見太志さんという3人だから、単純にその場を盛り上げるだけで良い訳でもないという笑
レペゼン :
「カルチャー的に分かってるかどうか」も注目されそうですよね笑
結果はどうだったんですか?
Rico :
一応決勝までは進むことができました。実は自分はこれまでDJバトルには出たことなかったんです。「スクラッチとかジャグリングとかするのに、バトル出ないの?」って言われることもありましたけどね。でも、競い合う場よりも、ピースに楽しむ場の方が向いてると思っていて。とはいえ、あの大会は良い刺激になったし、何より楽しんで回せました。
レペゼン :
いつもとは違う学びがあったんですね。
DJ全員がピークを叩き続ければ
いいわけでもない

レペゼン :
DJの現場で、必ずやっている習慣はありますか?
Rico :
当たり前かもしれないけど、クラブで回す時は、前のDJのプレイは絶対聴くようにしています。
レペゼン :
おお。やっぱり盛り上がりの流れを意識するというところからですか?
Rico :
そうですね。最近はDJがアーティストとしてフォーカスされている傾向もあったり、SNSの普及のおかげで昔とは違って自由に表現ができるようになった分、「自分のDJの時間に盛り上がったらそれでいい」と、オープンのDJでもメインタイムで掛かるような曲を連発したり、前後の流れを無視してフロアの雰囲気を見ずに、自分の好きな曲だけをかけてお客さんとマッチしていない空気感が生まれていることもよく見かけます。
レペゼン :
うんうん。お客さんを置いてけぼりにしてしまうのか。
Rico :
やっぱり1日全体を通して良い流れを作らないと、お客さんの滞在率が悪くなって、結果的にクローズのDJの時に全然フロアに人が残っていないことも起こってしまいます。最近DJを始める人が増えた分、まだその事に気付けていない DJも沢山いる気がしますね。
レペゼン :
クローズを担当するDJからしたら、自分が回す時間に人がいないと切ないですね…。
Rico :
極論、曲で盛り上げることって割と誰でも簡単にできるんです。でも、そこまでの持っていき方とか流れも重要だと思います。だからこそ私も、自分のDJを楽しんでもらうことは前提にしながら、自分1人の時間として考えないようにしています。フロアで踊る時間も必要だけど、バーカンにお酒を買いに行ってもらわないと、クラブのバーの売り上げも上がらないし、1日全体の流れを考えてDJしています。
レペゼン :
奥深いなあ。その日参加するDJによる絶妙な緩急のリレーが求められるわけですね。
大阪と世界を繋いで
刺激を交換したい

レペゼン :
最後に、今後の目標や展望があれば教えてください。
Rico :
ここ数年、海外に呼んでもらうことも増えてきたんですが、もっといろんな国で回したいですね。大阪ならではの空気感を海外に持っていったり、逆に向こうのバイブスをこっちに迎えたりしたいです。海外のシーンとコミュニケーションを取ることで、大阪ももっと盛り上がると思うんです。よく思うのは、大阪は音で楽しめる箱やイベントがまだまだ少ないということです。
レペゼン :
うーん、たしかにナンパ目的の若者が行くクラブの方が多い気がします…。
Rico :
そうなんです。海外のDJの友達が来た時に音楽を楽しめる場所を案内しようと思っても大阪は選択肢が少なくて…笑
海外だと何十軒もクラブやミュージックバーなどがあって、平日でも気軽にいろんなジャンルの音楽を聴きに行ける環境があるみたいです。それを聞くと大阪もまだまだ盛り上げていけると思います。
レペゼン :
かっこいいDJは国内にもたくさんいるだけに、彼らが活躍できる場所がもっと増えて欲しいところですね。
Rico :
そうなんです。海外でDJする時によく感じることは、海外はクラブ遊びも日常的だからか、DJがかける音楽に対しても素直に反応してくれるお客さんが多いということです。比べると、日本はシャイな人が多いうえに、音をメインとしたクラブやイベントに遊びに行くハードルもまだまだ高い気がしていて。私がよくDJさせていただいている「DIESEL」さんのようなファッションブランド関連のイベントだったら、普段なかなかクラブ遊びに行かない人でも、遊びに来てくれることが多いですね。

レペゼン :
「DIESEL」主催のパーティは、客層なども含め、普段のクラブとはまた違ったバイブスを感じます。
Rico :
ですよね。だから、入り口はファッションであれ、F1のようなスポーツイベントであれ、新しい音楽との出会いや音楽の楽しさ、DJという存在を知るきっかけになってもらえたら嬉しいなと思います。日常的に音をメインとしたクラブや、そこに遊びに来てくれる人口を増やすためにも、きっかけづくりの活動も頑張りたいですね。なので最近は、定期的に自分もイベントの主催にも取り組んでいます!
レペゼン :
これまでいろんな現場で経験を積み、いろんなシーンのアーティストと繋がって、そして今パーティの仕掛け人としても動いているRicoさんの存在はとても大きいですね。これからもぜひ頑張ってください!
プロフィール
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大阪を拠点に活動する日本人のFemale DJ。長年のDanceで培ったリズム感と精度の高いスクラッチスキルを武器に数々のNight Clubで活躍中。Hiphopを軸に Dance Musicなど様々なジャンルをクロスオーバーさせるプレイスタイルで、それぞれの空間にマッチした幅広い選曲に定評がある。近年ではNight Clubだけにとどまらず、「DIESEL」などのファッションブランドのイベントや26万人以上の来場者数を記録した世界最高峰のモータースポーツイベント「FORMULA 1LENOVO JAPANESE GRAND PRIX2023/2024/2025」などでもDJを務め、活躍のフィールドを広げている。国内だけでなくアジア、海外でのイベントへもゲスト出演しており、スクラッチを織り交ぜたジャンルレスなプレイスタイルでフロアをロックさせる。また、自身が主催するイベント"MISH MASH"を定期的に開催し、関西エリアのクラブシーンを盛り上げている。

