仲の良いアーティストはCreepy Nuts/ボディケアTEFUTEFU④

彼の仕事の流儀

ライター:レペゼン君

インタビューを終えたところで、おもむろに折りたたみベッドを開くと、「取材班もどうぞ」と施術をしてくれたTEFUTEFUこと新沼智行。
施術後に感じる体の変化には「気持ち良い〜」という癒しよりも、「何が起きたんですか?」という驚きだった。

これからはボディケアをする彼がストリートをどう捉え、何を思い活動するか、その内面に迫る。我々が思っている以上にストリートは広い。ボディケアからもストリートドリームは叶えられる。その一片を彼の人生に見つけた。

レペゼン:
後編の初めは音楽について聞いていきたいと思います。最近の好きな楽曲はなんですか?

TEFUTEFU:
ジャパニーズマゲニーズの『REAL STONER』かな。

レペゼン:
良い曲ですよねー!!

TEFUTEFU:
この前、彼らがライブで新潟に来た時に、ブース出してマゲニーズの2人を施術したんですよ。
そしたらみんなの前で、「ここに来る皆はジャンキーだろうし、ジャンキーは体ガチガチだからTEFUTEFUにほぐしてもらえ!あいつはジャンキーの味方だから!」って言われて。笑

レペゼン:
さすが、面白いですね。笑

TEFUTEFU:
ジャンキーの味方ではないですね笑

レペゼン:
そうなってくるとちょっと意味合い変わってきますもんねwww
ちなみに今日聴いて来た曲はなんですか?

TEFUTEFU:
今日聴いて来たのはOZworld a.k.a. R’kuma(オズワルド a.k.a. レオクマ)の『畳 -Tatami-』ですね。

レペゼン:
おおー!新しいやつしっかりと追ってるんですね!!仕事の前に聴く曲とかはありますか?

TEFUTEFU:
ライブの現場に行く前に必ず聴くのは、『I REP』かな。

レペゼン:
おおー!いいですね!!その3人共ケアしたことあるんですか??

TEFUTEFU:
KREVA(クレバ)さんだけまだケアしてないんだよなぁ!なんか3人で歌ってる曲のライブにブース出したら、3人共ケアしたい!っていう目安があるんですよ。

レペゼン:
確かにコンプリートしたくなりますね!!

TEFUTEFU:
だからフリースタイルダンジョンのモンスターも全員ケアしたいとか思いますし!!

レペゼン:
おお!全員行けたらすごいですよね!!

TEFUTEFU:
でもKREVAさんは繋がらないなぁ。もう決まった専属の人がいそうじゃないですか?

レペゼン:
確かにどなたかいる可能性はありますよね…

TEFUTEFU:
バンドマンも名前出てるような人たちは、もう専属トレーナーがいますからね。自分の友達でバンドマンを専属でずっとケアしてる奴がいるんですけど、そのバンドが売れてるから今月は3日しか休みがないって言ってましたね。

レペゼン:
うわー…専属も大変ですね…仲の良いDJはいますか?

TEFUTEFU:
仲の良いDJは…Creepy Nuts(クリーピーナッツ)の松永じゃないかな。

レペゼン:
なるほど、松永さん。良く現場で一緒になるアーティストは誰ですか?

TEFUTEFU:
それもCreepy Nuts(クリーピー・ナッツ)ですね。新潟来たら必ず施術をやってるので。最初松永と知り合ったのが、Hilcrhyme(ヒルクライム)のTOCのバックDJやってた時かな。2人とも新潟出身だから。

レペゼン:
長い付き合いなんですね!!

t4

レペゼン:
「ラッパーの体あるある」って何かありますか?

TEFUTEFU:
ラッパーの体あるあるかー…面白い質問ですね。笑
やっぱり暴飲暴食でしょ。笑

レペゼン:
それって、体を触って分かるものなんですか?

TEFUTEFU:
分かりますよ!!。日本のラッパーの中で間違いなく1番体が硬いのはサ上くん(サイプレス上野)。笑

レペゼン:
そうなんですねwww

TEFUTEFU:
間違いなく飲みすぎですね。笑
サ上くんを越える人はまだいないんじゃないかな。

レペゼン:
お酒を飲むと体のどこが硬くなるんですか?

TEFUTEFU:
胃の疲れって肺の裏側とかが硬くなるんですよ。食事の時間の不規則さ、暴飲暴食、噛まないで食べる、早食いとかはやっぱり良くないんですよね。

レペゼン:
やっぱり基本的な事が大切なんですね。
次は「DJの体あるある」はありますか?笑

TEFUTEFU:
それはやっぱり指の疲れじゃないですか?。でもDJの中で1人だけ要望が違うのがDJ 松永。

レペゼン:
お、松永さん。それはどう違うんですか?

TEFUTEFU:
脚を上げやすくして欲しいって。笑
あとは体をひねりやすくしてほしいって言われますね。

レペゼン:
DMCのセットでも足をあげたり、回転したりしてますもんね!

レペゼン:
フェスなどの仕事は誰かの紹介でやられているんですか?

TEFUTEFU:
いや、違うんですよ。ほとんど自分からアプローチしますね。例えばサマボムだったら、立ち読みでサマボムを知って、こんなのあるんだって思って、営業メールを送りました。

レペゼン:
えええ!!そこからなんですね!!行動力がすごいです。

TEFUTEFU:
メールを送ったらZEEBRAさんの事務所を紹介してくれて、そこと連絡を取り合ってって感じですね。

レペゼン:
なるほど。

TEFUTEFU:
どんな仕事でも、初めは基本自分で営業してますね。

レペゼン:
でもそれでちゃんともらえるってのがすごいですね。信頼があるんですね。

TEFUTEFU:
でも、メールの返信なんて全然返ってこないですよ。今でようやく100通送って30通返信が来るぐらいです。後の7割は返信もないです…

レペゼン:
なかなか厳しいですね。

TEFUTEFU:
参加したフェスや担当したアーティストの実績を書くようになってから、少しずつ返信率が増えて来たけど、でも独立当初は9割ぐらいが無視でしたからね。

レペゼン:
でも、その無視の割合が最初は9割ぐらい無視だったのが8割になって、7割になってって感じで減ってきたんですよね?

TEFUTEFU:
そうですね。少しずつ返信くれる人が増えてますね。それに、返信くれたら、なんとかできますって言えるときもあるんですよね。

レペゼン:
そうやって少しずつ、でも力強く、仕事を掴み取っているんですね。すごいです。

TEFUTEFU Instagram:tefu_numa

Interview by : abe_honoka
Special thanks:gucci_the_freak

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