Interview

2019.12.26 Thu

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レペゼンインタビュー:ボディケアTEFUTEFU 「ストリート流ボディケアと夢のつかみ方」

アーティストの体を一番知っている男、てふてふさんこと新沼智行に迫る。

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人は誰でも疲れる。
まだ月曜日、あと4日、土日はダラダラ過ごすため、平日は働ききる。確かにみんな疲れている。

あの華やかなアーティストたちはどうなのだろうか?ステージの下からみるあの人たちは、疲れも知らないぐらい、飛び跳ね、歌い狂う。
しかし、アーティストもまた疲れている。

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レペゼンインタビュー第31回目の今回は、TEFUTEFUこと新沼智行にスポットライトを当てる。彼こそが、ライブやクラブイベントの裏側でアーティストに”ボディケア”を施す癒しの達人だ。アーティストたちが彼に何を求め、彼はアーティストに何を施すのか。ストリート流ボディケアの仕事術に迫る。

後編を読む→

自己紹介、趣味について

レペゼン:
まずは自己紹介をお願いします。

TEFUTEFU:
新沼智行です。音楽の現場でアーティスト向けにボディケアをする仕事をしています。仕事の時の名前はTEFUTEFUなので、そうやって読んでもらったほうがいいかもしれないですね!生年月日は1979年1月19日生まれの血液型はB型です。

レペゼン:
「TEFUTEFU」という名前の由来は何ですか?

TEFUTEFU:
蝶々(古いの表記の「てふてふ」から)ですね。独立してお店の名前を決める時に同じ音の並びが覚えやすいって聞いて、ちょうど蝶ネクタイをして仕事をしようと考えてたので。

レペゼン:
なるほど。

TEFUTEFU:
あとはタトゥーの蝶々って「純潔、純白」って意味があったり、一ヶ所に留まらないで飛び回るって意味も込めて付けました。

レペゼン:
なるほど!深い意味が込められていたんですね。
出身地はどちらですか?

TEFUTEFU:
岩手県大船渡市です。

レペゼン:
岩手県だったんですね!今のお住まいはどちらですか?

TEFUTEFU:
新潟です。専門学校が新潟だったこともあって。

レペゼン:
そうだったんですね。
次は身長と体重、足のサイズを教えて下さい。

TEFUTEFU:
身長は176cmで体重は80kgぐらいですね。足は27.5cmです。

レペゼン:
利き手はどちらですか?

TEFUTEFU:
右利きです。

レペゼン:
ボディケアの時はどっちの手の方が使いやすいとかあるんですか?

TEFUTEFU:
左が苦手だったけど、どっちも同じようにしないといけないから今は慣れちゃいましたね。

レペゼン:
練習したんですね!!
趣味はなんですか?

TEFUTEFU:
ボディケアの新しい手技を探す事ですかね。

レペゼン:
コアですね!!さすがです!!

TEFUTEFU:
めちゃくちゃ漁ってます。新しい手技を発表するサイトがあるんですよ。それがめちゃ面白くて。

レペゼン:
そんなサイトがあるんですね!

TEFUTEFU:
あとは音楽ですね。ライブを観に行くとか。

レペゼン:
でも仕事で現場に行く度に観られるから良いですよね!!

TEFUTEFU:
そうですね。

TEFUTEFUさんの仕事について

レペゼン:
ライブやクラブのブースでの仕事が多いんですか?

TEFUTEFU:
いえ、基本は新潟にあるお店でボディケアをしてます。音楽の現場でのアーティストのケアは出張ベースでやっていますね。

レペゼン:
出張する時は新潟のお店は誰かが立ってるんですか?

TEFUTEFU:
一人でやってるのでお店は休みにしてますね。

レペゼン:
なるほど。ボディケアのスタイルはどんな感じなんでしょう?

TEFUTEFU:
「驚きを与える」スタイルですね。
あとは普段ボディケアとか受けない人たちにも、セルフケアとかに興味を持ってもらいたいってことを強く思ってますね。だからクラブとかにブースを出して、そのきっかけを作ってあげるってことをやってる感じです。

レペゼン:
「驚き」ですか!仕事をしていて、嬉しいって感じるときはどんな時ですか?

TEFUTEFU:
やっぱり「楽になった」って言われた時かな。施術後のお客さんのリアクションって2パターンあって、物足りない人は終わった後に体を触るんですよ。楽になった人は動いて確かめるんですよね。

レペゼン:
おー!面白い!!確かに、気持ちがいい時って体動かすかもしれないです!!

TEFUTEFU:
軽くなったって感じがあるから、確かめるために動くんだと思います。

レペゼン:
へぇー面白いですね!

人生グラフ①アーティストケアと出会い独立へ

レペゼン:
次は人生グラフで、TEFUTEFUさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!

レペゼン:
それでは順によろしくお願いします。

TEFUTEFU:
まず2002年にボディケアの仕事をスタートました。このころはまだ独立してなくて、勤めてましたね。その後2005年に山梨に移住するまでは、新潟でやってました。

レペゼン:
なんで移住をする事になったんですか?

TEFUTEFU:
その頃リラクゼーション店の新店舗の立ち上げスタッフをやってて、全国を回りながら2ヶ月間ずつ新店舗に立つっては移って、ってことをやってたんですよ。

レペゼン:
なるほど。

TEFUTEFU:
で、たまたま山梨の新店舗を立ち上げているときに、山梨で知り合った人に、「山梨で店出すけど来ないか?」って誘われたんですよ。それで山梨に移住したんです。

レペゼン:
それで移住を決めちゃうんですね!!山梨にはどれくらい居たんですか?

TEFUTEFU:
7年ぐらいですね。甲府の隣にある石和温泉の温泉街にある健康ランドでやってました。

レペゼン:
健康ランド!楽しそうですね!その後はどうされたんですか?

TEFUTEFU:
2008、9年ぐらいだったかな。ROCKIN’ON JAPAN(ロッキング・オン・ジャパン)の雑誌で、フェスの特集があったんですよ。そこにアーティストケアのブースの事が書いてあって、こういうのがあるんだって初めて知ったんですよ。

レペゼン:
それを見て今のお仕事をやりたいってなった訳ですね!!

TEFUTEFU:
そうですね。こういう仕事があるのか!って感じで知ったときは衝撃でしたね。

レペゼン:
まさか、その雑誌見てすぐ前の仕事をやめたわけではないですよね?

TEFUTEFU:
すぐではないですね笑
ずっとDragon Ash(ドラゴン・アッシュ)が好きだったから、なんとなくいつかDragon Ashのケアしたいなーってのが当時の夢だったんですけど。でも知り合いでもないから、合い方もわからなかったし、本当になんとなくですね。

レペゼン:
そうですよねー。途方もなく大きい夢って、なんとなくーって感じになっちゃいますよね。

TEFUTEFU:
でも、同じ職場の人たちに「俺いつかDragon Ashのケアをしたい」ってずっと言ってたら、ある時、同僚が「あんな刺青だらけの人たちうちの施設来ないじゃん」って言ったんですよ。笑

レペゼン:
確かにwww

TEFUTEFU:
でしょ?笑
それでこのままじゃ知り合えないと思ったし、雑誌見たこともあったし、それで辞めました。

レペゼン:
健康ランドの同僚に背中を押された感じだったんですね!それでまた新潟に戻るんですね?

TEFUTEFU:
そうですね。どうせなら知り合いの多いところが良いなと思って新潟で独立する事にしました。

人生グラフ②夢のDragon Ash

レペゼン:
独立後はどうやってアーティストのケアや、クラブでのブース出店に繋がっていったんですか?

TEFUTEFU:
初めはクラブではなくて、イベントに出店してたんですよ。

レペゼン:
色んな所に顔を出してたんですね。

TEFUTEFU:
新潟にSWAMP(スワンプ)ってラッパーがいるんですけど、彼とたまたま一緒になった時に、「クラブのイベントにも行ってみたい」って聞いてみたら「良いすよ」って言ってくれて。

レペゼン:
それがきっかけでクラブでもやり始めた訳ですね!

TEFUTEFU:
それがたぶん2013年とかかな。そこからヒップホップの人たちと知り合っていった感じですね。

レペゼン:
1番最初にやったビッグなアーティストって誰だったんですか?

TEFUTEFU:
初めて楽屋にベッドを持って行ってケアしたのはDragon Ashでした。

レペゼン:
えええ!!!いきなり夢叶ってるじゃないですか!

TEFUTEFU:
まぁ楽屋に入ったのが初めてってだけで、それまでブースでいろんな人たちに施術しましたけどね。

レペゼン:
それはどういう経緯だったんですか?

TEFUTEFU:
ある音楽番組に降谷建志が出た時に、今注目のアーティストでYalla Family(ヤラ・ファミリー)の事を紹介してたんですよ。そこで初めてYalla Familyを知って、Facebookで調べてメッセージを送ったんです。

レペゼン:
なんて送ったんですか?

TEFUTEFU:
新潟のクラブでボディケアのブースを出してる者ですけど、Yalla Familyのパーティーでもブースを出させて下さいって。

レペゼン:
その行動力がすごいですね。

TEFUTEFU:
もちろんメンバーの誰とも面識もないし、返事も返って来ないと思ったんですよ。でもメンバーのHakuが返事をくれたんです。

レペゼン:
なんて来たんですか?

TEFUTEFU:
俺らのイベントじゃないけど、新潟の湯沢で自分がDJとして参加するイベントがあって、もし良かったらそこにブース出しませんか?って来ました。

レペゼン:
いきなりなのにちゃんと返事くれるってすごいですね。それで、そのイベントに参加したんですね?

TEFUTEFU:
はい。もともと色々予定があったけど全部キャンセルして。笑

レペゼン:
ここが勝負だと思ったんですね!

TEFUTEFU:
それでイベントが終わって朝5時ぐらいにHakuから、「俺らに会いに来てくれたから、俺らも何かしたいんすけど、明日予定ありますか?」って言われたんですよ。

レペゼン:
おお!!!

TEFUTEFU:
「予定ない」って伝えたら、Hakuがどこかに行ってしばらくして戻ってきたら「ヒロキさんの腰が軽くなるなら最高ざんす」っていうLINEの画面を見させられたんですよ。

レペゼン:
???

TEFUTEFU:
それが降谷建志からのLINEだったんですよね。それで次の日のDragon Ashの新潟公演、行きましょうって。

レペゼン:
すごい!!!すごすぎる!!!急にそんな流れになったんですね!!

TEFUTEFU:
後から知ったんですけど、その時がDragon AshとYalla Familyがツアーを一緒に回ってたタイミングだったんですよね。

レペゼン:
すごい。行動すれば夢は叶うんですね。

TEFUTEFU:
フェスでは施術した経験はあったけど、ライブに行ってちゃんとケアするってのはDragon Ash最初でしたね。しかも当日の朝に決まるってね。

レペゼン:
本当にすごいです!

人生グラフ③武道館

レペゼン:
その夢が叶ったあと、さらにグラフは上がってますね!

TEFUTEFU:
Dragon Ashとは新潟終わってから、福島来れますかって誘われて、その後が武道館。俺初めての武道館をステージから見たんですよ。

レペゼン:
それは本当にヤバイですね!

TEFUTEFU:
緊張しすぎてリハの間、武道館の周り走ってましたもん。笑

レペゼン:
武道館の周りを走るって。笑

TEFUTEFU:
こんな所でこれからライブする人たちの体を触るんだって思ったら怖くて。笑

レペゼン:
確かにそれはビビっちゃいますね。

TEFUTEFU:
でも、走っても疲れただけで緊張は何も変わらなかったけど。笑

レペゼン:
そうですよね笑
Dragon Ashから本格的にアーティストケアが始まったってすごいですね。

TEFUTEFU:
それで2回目の武道館が、この前のBAD HOP(バッド・ホップ)。

レペゼン:
それも本当にすごい!!それは誰からの紹介だったんですか?

TEFUTEFU:
BAD HOPはSUMMER BOMB(サマー・ボム)でT-Pablow(ティーパブロー)が施術を受けてくれたところからですね。で、2WIN(トゥーウィン)で新潟に来て、そこからは大きいライブの時は呼んでもらうようになった感じです。

レペゼン:
なるほどー!!

TEFUTEFU:
T-Pablowもライブ終わった後にわざわざ報告しに来てくれました。良かったって。

レペゼン:
それってめちゃめちゃ嬉しいですよね!!

人生グラフ④震災と様々なアーティストとの出会い

レペゼン:
ここの下がった所は何があったんですか?

TEFUTEFU:
これは震災です。地元が被災したので。この年は何をしてたのかあんまり覚えてないです。

レペゼン:
そうだったんですね。

TEFUTEFU:
実家とかは大丈夫だったけど、地元の岩手が被災したのに自分は新潟にいるから何もできなくて…ただただ辛かったですね。

レペゼン:
地元が被災するなんて、本当に辛かったんでしょうね。

TEFUTEFU:
そうですね。
居ても立ってもいられなくて、「東北ライブハウス大作戦」っていう、被災地にライブハウス を建てようって企画に微力ながら参加しました。

レペゼン:
音楽を通して被災地を応援しようって事ですね。良い企画ですね。

TEFUTEFU:
そこで出会ったバンドマンとは今でもつながってるから、震災がきっかけではあったけど、感謝ですね。

レペゼン:
ヒップホップに特化してると思ってたんですけど、けっこう色んなジャンルの人のケアしてるんですね。

TEFUTEFU:
そうですね。バンドマンもそうだし、今は演歌歌手とかアイドルもやってますね。

レペゼン:
アイドルもですか!!すごいですね!!

インタビューの後、実際に彼の腕前がどれくらいすごいのか、施術の様子も取材した。楽屋や控え室などの狭い場所でも対応できるように改良された持ち運び式のベッドを広げ、手をかけられること30秒。体の可動域は冗談抜きで普段の倍になった。まさに、体の変化に頭がついていかないほどだった。

つまり、もちろんのことだが、仕事の取り方や夢をつかむ方法の前に、彼の腕は超一流なのである。

後編は、そんな彼の内面に迫る。乞うご期待。

後編を読む→

TEFUTEFU Instagram:tefu_numa

Interview by : abe_honoka
Special thanks:gucci_the_freak

日本のストリートをレペゼンしよう。

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