Interview

2018.5.2 Wed

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レペゼンインタビュー:スタイリストMASAYA

ファッション業界から見たストリートとは?ファッションの”全部盛り”とは?

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ストリートと言えど、その範囲は広い。
しかし絶対切り離せないのはファッション。どんなストリートでも、その人なりの服を見にまとい自分自身をレペゼンしてる人がかっこいい。
レペゼンインタビュー第1回目はそんなファッションのプロフェッショナル、スタイリストのMASAYAを取材。
ファッション業界から見たストリートとは?スタイリストってどんな仕事なの?
そして、そもそもMASAYA自身がどんな人物なのか。
ストリートのプレーヤーもこのインタビューを読めば自分に自信がもてる。そんなMASAYAへのインタビューを大公開。

 

レペゼン:
まずは自身のプロフィールを教えてください。

MASAYA:
MASAYAです。仕事は、スタイリストやってます。
レペゼンは、1988年10月、東京都練馬区生まれです。
身長体重は170cmの65kgで、足のサイズは27.5kg、利き手は右手です。
好きな食べ物はチョコレート。
嫌いな食べ物は辛すぎるもの。ご飯食べながら汗書くのが嫌いなんすよ。キャップかぶってると蒸れてくるあの感じとか。

レペゼン:
好きな街は?

MASAYA:
地元の江古田ですね。ローカルな雰囲気がいいっすね。
美味しいパン屋があったり。

レペゼン:
やっぱり地元なんですね!
では早速ですが、なんでスタイリストになろうと思いましたか?

MASAYA:
はい。普通に日大の法学部に行ってたんですよ。
当時はつぶしのきく、食いっぱぐれないような普通の仕事につこと思ってて。
資格の勉強もしてたんですよー。
でもなんか違うなーって思った瞬間があって、瞑想が始まりました。笑
周りが就活しだした時も、なんか違うなーと。
みんな同じスーツを着て活動してることに気持ちわりーなって思ったのが大きかったっすね。

そんな時にたまたま目に入ったスタイリストっていうのがカッコ良く写ったっす。
全然今まで意識したことのない職業だったんですけどね。

あとは、「固定給」も無いなって思ってたんすよ。
やったらやっただけもらえる世界に行きたいのはあったっす。
他のやつと比べて、俺の方が頑張ってるのにみんな給料が一緒ってのはどうなのって、漠然と思ってたっすね。

だからやったらやっただけ帰ってくる仕事がしたいなーってのもあって、スタイリストが繋がったっすね。
「あーこういうことかー」って感じで繋がりましたね。

それで大学3年の時(ちょうど就活の時期)、恵比寿のバーで働いてたんですけど、そこのバーってめっちゃ芸能人がくるとこだったんですね。
そこでバイトしてると芸能の世界面白そうだなーって感じることが、度々あって、スタイリストやったらこの世界見えるんじゃないかなーって思って。
そこも繋がったんで、なんとなく大学4年生の時にバンタンに入学して、大学生と専門学生のダブルスクールをはじめましたね。
そこまでは本当になんとなくっす。

レペゼン:
なるほど。専門学校に入ってみてどうでしたか?

MASAYA:
ぶっちゃけ、ファッションについて全然詳しくなくて、本当にコム・デ・ギャルソンすら知らなかったっす。笑
逆に周りを見ると超ファッション好きのやつとか、尖ったファッションしてるやつとかいっぱいいて、俺はなんも知らなかったんで、結構不安でしたね。出遅れてる感じがして。
でも逆に白紙の俺は、なんでも吸収できると思った瞬間があったんす。
だったら、なんでも吸収してやろうって思って、知らないブランドは全部調べたし、ファッション雑誌も片っ端から読みあさりましたね。

レペゼン:
そっから実際にスタイリストMASAYAが誕生するわけですね。

MASAYA:
卒業する前に、スタイリストアシスタントの募集が学校に来てて、まずは現場体験みたいなのに行ってみたんです。いって見ないとわかんないし。
そこで出会ったのが後の僕の師匠になるんですけど。

レペゼン:
そこでその人に着いて行こうって決めたんですね?

MASAYA:
周りのみんなと違って、例えばメンズノンノに出てくるような有名アシスタントにつきたい!っていうのも特になかったんですよね。
普通アシスタント時代って、有名な人についてもお金はほとんどもらえないのが普通なんですけど、自分の師匠は、やったらやった分だけ渡すよっていうスタイルで。これ以上親に負担をかけるわけにも行かないので、それもあって、その師匠に決めたっすね。
だから、それも周りのみんなと師匠を選ぶ感覚はずれてたみたいです。
普通は、自分のファッションセンスに合うスタイリストを探したりするのが主流なんで。

レペゼン:
師匠はどんな人なんですか?

MASAYA:
人付き合いがめちゃめちゃうまかったんすよ。顔が広いっていうか。
それはすごく勉強になりましたね。
どこいっても知り合いめっちゃいる感じで、自分もこうなりたいって、この人についてよかったって思いました。
で、その人のもとで4年間アシスタントをしました。

レペゼン:
アシスタントの時に辛かったことはなんですか?

MASAYA:
お金と時間がなかったことですね。
師匠はやった分給料くれる人だったんですけど、とはいえ、はじめてから3ヶ月間は給料0でした。
そのあと最初にもらえたのが3万円。
しかも師匠がバイトをさせてくれなくて…
「バイトする時間はあげない。スタイリストの仕事に集中して。」
「その分お金は払う」とも言われたんですけど、3万円だったんで…笑
遊ぶ時間がない。友達とも遊べない。ってのは本当辛かったっすねー
「飲みに行こうぜ!」って誘われても行けないとか、行ける予定だったのに仕事が終わらなくて行けないなんてことはしょっちゅうありました。
その時代に友達も減ってると思います。

レペゼン:
そのお金でどうやって生活してたんですか?

MASAYA:
実家暮らしだったんで、飯だけは食えてたんで、なんとかなりました。
現場ではお弁当出てくるし。飯は食えてました。
でも、服が買えなかったっす。スタイリストなのに。
だからいつもめっちゃ偏った服装ばっかりしてましたね。
ヘインズのパックTシャツと、リーバイス501を毎日のように着てて、ユニフォーム化してましたね。笑
オシャレしたいけど、お金ないんで。
大学の時に買いまくってたらそんなこともなかったんでしょうけど、大学の時はそんな学生でもなかったですしね。
まあ、もっと苦労してる人はいるとは思いますけど、つらっかったですねー

レペゼン:
なるほど。そんな苦労時代があって、いまがあるっていうことなんですね。
仕事をするようになって、どんな人に影響を受けましたか?

MASAYA:
KJ(降谷建志)さん、山本KID徳郁さんですかね。
現場で見かけたことあるんですけど、二人とも身長が低いのに、サイジングだと思うんですけど、かっこいいなーって思いましたね。

レペゼン:
サイジングは本当に難しい!!MASAYAさん自身のファッションへのこだわりはなんですか?

MASAYA:
スタイリストは黒子でいいと思ってるんで、
全身赤!みたいな格好すると、周りが「ん?」っと思ったりする現場もあるんで。
黒い服は選びがちですね。ソックスとかワンポイントで色を取り入れたりはしますけど。
でも、担当してる人の衣装は派手なものしか選ばないっす。
あとはやっぱりサイジング。これが一番難しいけど、大切にしてますね。

レペゼン:
なるほど。職業がらっていうことですね。
我々はストリートに取材をしつづけているんすが、今のストリートシーンのファッションについてはどう思いますか?

MASAYA:
みんなおんなじ格好が多いっすね。

レペゼン:
確かに。

MASAYA:
たぶんですけど、服にお金を出さなくなったんですよね。
今までは、例えば15万のコートを買ったら、その月は飯をめちゃめちゃ我慢して、生き抜く!みたいな、そんな時代もあったと思うんすよ。
今はそんなことなくて、ファストファッションがメジャーなんで。あと、メルカリで買えちゃったりもするし。
そんな感じで、服を率先して買う人が昔に比べると絶対少なくなってきた結果、みんな一緒になっちゃたんですかね。

レペゼン:
なるほど。

MASAYA:
逆にブランド側も、率先して服を買う人に向けて作らなくなって、みんなに対して当たり障りのないようなデザインの服を作ってますよね。
だから、みんながさらに同じような感じになっていく。
ちょっと尖った服装してたらすぐ浮いてるやつみたいな、そんな感じになっちゃいましたよね。
どんなけ高いもの着てても結局そうなんですよね。
”全部盛り”みたいなファッションの人いるじゃないですか。
Balenciagaヴァレンシアガ)のスニーカー履いて、VETEMENTSヴェトモン)のパーカー着て、Supremeシュプリーム)のキャップ被って、みたいな。いいんだけど、誰かの真似っていうか、みんな一緒になってて、楽しくはないっすね。

レペゼン:
逆にどういう人かっこいいと思いますか?

MASAYA:
ブレない人ですね。自分を曲げない人。
例えば全身ピンクとかでも、自分の色が出てる人。
でもやっぱり最近は、ファッションに挑戦しずらい時代なんで、これ着たら浮いちゃうなみたいな。絶対誰かに突っ込まれるから、これは着ないでおこうみたいな。
だから、そういう人も少ないっすよね。自由に服を着れない人が多くなったんですかね。

レペゼン:
確かに、SNSの時代でもあるんで、気にしすぎるんですかね。
では、逆にSNS含め必ずチェックするっていうMASAYAさんの中でアツいブランドはありますか?

MASAYA:
sacaiサカイ)、FACETASMファセッタズム)。
この辺は必ずチェックしてますね。

レペゼン:
我々もチェックして行きます!
では、現在のスタイリストとしての仕事について聞きます。今担当している人は誰ですか?

MASAYA:
稲村亜美さんをメインでやらしてもらってますね。
あとは、俳優、アイドル、アスリート、声優と幅広いっすね。
選んでると飯食えないんで。笑
アスリートだと前にスタリングさせてもらったアーセン君はまたやりたいなー

 

 

スタイリスト MASAYAさん(@stylistmasaya)がシェアした投稿 – 2018年 4月月25日午前7時06分PDT

 

レペゼン:
今後スタイリングしたい人はどんな人がいますか?

MASAYA:
アーティスト系ですね。スキャンダルみたいなガールズバンドとか!
私立恵比寿中学は前に一回だけスタイリングしたことあるんですけどね。
女の子のスタイリングがなんで面白いかって、アイテムが多いんすよね。
チョーカー、コルセット、とか、メンズにないものがあるんで面白いっすね。

レペゼン:
なるほど。スタイリストさんってそういう目線で仕事してるんですね。
では趣向を変えて。最近ハマってることは?

MASAYA:
温泉です。温泉好きの友達とよく一緒に行ってます。
この前は春日部までわざわざ行きました。
よかったですねー全然違いました。普段のぼせちゃうんで長いこと入ってらんないんですけど、ずっと入ってられるんすよ。
名前忘れちゃったんですけど、そこの温泉日本一らしいんすよ。

レペゼン:
気になる!名前思い出してください!

MASAYA:
でも、板橋にももう一個すごいところがあって、そこが本当に一番いいらしいいっっす。
そこ入ると、次の朝は起きれないっていう噂があるんすよ!リラックスしすぎて。

レペゼン:
すごい。仕事の疲れはそうやって癒してるんですね。そういう時間も必要ですね。
ではスタイリストとしての今後の展望を教えてください。

MASAYA:
やっぱり、世代で一番有名になりたいっすね。
目立つっていう意味ではなくて、仕事めっちゃやってんな。みたいな。
いい意味でコツコツやりつづけたいっすね。
アシスタントもめっちゃいるような。
ちなみに現在女の子のアシスタントは募集中です。

レペゼン:
最後に、座右の銘を教えてください。

MASAYA:
継続は力なり」ですね。
やってれば。辛くてもとにかく続けてたら、なんとかなる。
今は、あのときやめなくてよかったーって思ってますね。
今、独立して3年なんですけど、当時、仕事は0だったんす。
普通は、独立するときに、師匠から1個や2個の仕事もらえるんですよ。枝分けみたいな。
でもそれもなくて。しかも、急に独立していいよって言われたから、アシスタント時代に仕事させてもらった人たちに挨拶もいけなくて。
そこで挨拶できたら、仕事にも繋がってたかもですけど。リストラにあったみたいな気分でしたね。

でもゼロからのスタートって思って、やれることは全部やりましたね。
作品撮りして、ブック作って、営業回って、頭下げて、そうすると少しずつ仕事が入って来て、
それをまた次に繋げて、その繰り返しを一生懸命やりつづけました。それで、2年経ったぐらいから食えるようになって来ましたね。
まだまだですけど。もっともっと行きたいですけどね。

レペゼン:
上の人も越えられるような?

MASAYA:
師匠も越えたいっすね。下から押し上げたいっすね。共存は大切ですけど笑

レペゼン:
ありがとうございました。

Interview by Shinya

 

話を聞いて驚いたのは、並々ならない苦労があっても、その表情からは全然伝わってこないほど、MASAYAが前向きということ。
何かにぶつかったり、辛い瞬間はあっても、それをプラスに受け止め、前向きに行動して来た彼の話を聞くとそれが納得できる。
ストリートの世界でも、MASAYAのようなスタイルは必要だ。
裏にある苦労は表に出さず、常に自分ができるアピールをし続ける。そんな彼のライフスタイルはまさにストリートだと感じた。
今後もMASAYAの活動に注目して行きたい。

 

スタイリストMASAYA
Instagram : stylistmasaya

 

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