トークボックス・ビートメイクのきっかけ/Kzyboostインタビュー③

高校生からのめり込んだダンスとブラックミュージック

ライター:レペゼン君

レペゼン:
DJ Battlecat(バトルキャット)とBlackstreet(ブラックストリート)は、何きっかけで好きになったんですか?

Kzyboost:
トークボックスでこの曲やりたいってなったのがBlackstreet(ブラックストリート)の「Deep」で、DJ Battlecat(バトルキャット)はビートメイクを始める時にThe Dogg Pound(ザ・ドッグ・パウンド)の「Cali Iz Active」って曲のメイキング動画を見て衝撃を受けたんですよ。

レペゼン:
なるほど!メイキングで衝撃を受けたんですね!

Kzyboost:
メイキング見るまでは、ヒップホップのビートってサンプリングして作るものだと思ってたんです。でも、メイキングでは、鍵盤だけ作ってたんですよ。こうやってDJ Battlecat(バトルキャット)はビートを作ってるんだ、これがGファンクなのかって衝撃で。それがきっかけでビートを作り出したんでDJ Battlecat(バトルキャット)は今でも好きですね。

レペゼン:
Blackstreet(ブラックストリート)とかDJ Battlecat(バトルキャット)が好きってのは、やっぱり元々やっていたダンスのジャンルとかも関係があるんですか?

Kzyboost:
僕がやっていたのはポッピンってジャンルなんですけど、関係はあると思いますね。

レペゼン:
ポッピンはどういうダンスなんですか?

Kzyboost:
ブレイクやロックと同じでオールドスクールに分類されるダンスで、筋肉を音に合わせて弾くようにして踊るのがポッピン。分かり易く言えばヒットとかウェーブとか。アメリカのフレズノ発祥のダンスですね。

レペゼン:
なるほど!

Kzyboost:
それをやっていた時にGファンクやウエストコーストヒップホップとかを色々聞いて、その中にBlackstreet(ブラックストリート)とかDJ Battlecat(バトルキャット)があったんですよ。

レペゼン:
トークボックスで「Deep」をやりたいってなったきっかけはなんだったんですか?

Kzyboost:
僕の師匠にCo-thkoo(クースコー)ってダンスチームのKEIさんって人がいるんですね。そのKEIさんが、FAB5BOOGz(ファブ・ファイブ・ブーグス)ってチームもやってたんですよ。初めて観に行ったショーケースがそのチームのイベントだったんですけど、そのイベントがポッピンを生み出したダンスチームのElectric Boogaloos(エレクトリックブガルーズ)のメンバーの追悼イベントだったんですね。その時の一発目で「Deep」を使ってて、トークボックスは知ってたけどこんな曲があんのか!って。なんの曲か分からないから探しまくって、たどり着いたのがBlackstreet(ブラックストリート)でしたね。

レペゼン:
それがいくつぐらいの時ですか?

Kzyboost:
たぶん高校生だったかな。それで好きになりましたね。ここからブラックミュージックにのめり込みましたね。

レペゼン:
なるほど!
では、仲の良いDJやアーティストはいますか?

Kzyboost:
仲の良いDJはgrooveman Spot(グルーヴマンスポット)先生ですね。いつも色々教えてもらってます。あとは今ライブでサポートやらせてもらってるDaichi Yamamotoだったり、バックDJやってるPhennel Koliander(フェンネルコリアンダー)さんとか。Soulflex(ソウルフレックス)のZIN君やKenTとかは一緒に曲作ったり、今は行けないですけど飲んだり遊んだりする仲ですね。

レペゼン:
今はコロナでどこも行けないですもんね。

Kzyboost:
あと、音楽業界ではないですけど、トークボックスのライブの時に後ろでずっとDJしてくれてるSatoci(サトシ)ってダンサーがいて、20歳くらいから仲が良いですね。最近は全然やれてないので、また大阪とか戻ったらやりたいですね。

 

Kzyboost Instagram:kzyboost
Interview by : Taro

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