Interview

2019.1.24 Thu

TAG : 

レペゼンインタビュー:三浦寛澄 ヒップホップを貫くこと

STADIUMに対する想い。STADIUMでの人との出会い。これだからSTADIUMは面白い。

FacebookTwitterLine

前編で語られた、STADIUM(スタジアム)三浦寛澄のファッションへの熱い想い。「ウェア」「アイテム」という尺度からストリートを見続けてきた男だからこそわかるファッション哲学を聞くと、何となく流行りだと思っていたものが、決して何となくではなく、確固たる理由と時代背景を持ち合わせてそうなっているものだと納得させられた。後編は三浦寛澄自身が持つSTADIUMへの想いや、ストリートで服を売ることについて聞いた。ただただ流行りに流れるのではなく、自分自身をレペゼンし続ける方法はSTADIUMから学べ。

前編を読む→

READ ALL

店づくりへの想いから、ストリートSNS戦略まで

レペゼン:
最近、STADIUM(スタジアム)に買い物に来る層ってどんな人たちですか?

ヒロトさん:
超若いよ。店にきてるのは中高生から20代半ばが多いかな。

レペゼン:
若い人が多いんですね!若い世代のファッションセンスも変わって来てますよね。

ヒロトさん:
間違いなく、俺らの若い時の感覚とは服を買うことに対する感覚が違ってきてるとは思う。

レペゼン:
具体的にどんな違いを感じますか?

ヒロトさん:
ヒップホップのマーケットが大きくなって、いわゆる「ギャル男」が少なくなっているように感じます。いい流れっちゃいい流れですよね。ただ、うちはその中でもブレずに、やることは変わってないですね。

レペゼン:
ヒロトさんさんが服の仕入れをされてるんですよね。どうやって選んでるんですか?

ヒロトさん:
自分が好きなものをベースに、時代に合わせてアップデートしていくのが良いかな、と思ってます。これからはより一層、自分が良いと思うものにこだわっていこうかと。若い子に合わせると、自分の中で100%良いものを提供できないんですよね。売れるからといって、金に流されると続かないしね。

レペゼン:
まさにヒップホップですね!SELL OUT(セル・アウト)していない!
確かに、STADIUMには他の店にはない、ブレないイメージあります。

ヒロトさん:
そう思ってくれてるのはありがたいです。これから自分がやりたいことを100%実現していくと、もっとニッチな方向に行くかも。笑

レペゼン:
それが時代の流れにも合うんじゃないですかね?

ヒロトさん:
これからさらに両極端になっていくと思うんだよね。ミーハーなもの追いかけたり、安いものしか買わない人たちと、自分の好きなものにこだわっていく人たちと。僕は本当にいいと思うものにこだわっていきます。

レペゼン:
貫いていくんですね。

ヒロトさん:
みんな同じようなものを着るようになってきたというか、「友達が着ててかっこよかったから買う」っていうの若い子にありがちじゃないですか。携帯1台あれば、それぞれの「かっこいい」がいろんな形で調べられる時代だからこそ、ブレないものを売っていく方が楽しいっていうか。俺の好きなものが、この時代にもハマったみたいなね。充実感がある。

レペゼン:
そのバイブス、本当にヒップホップを感じますね。

ヒロトさん:
確かに、音楽も同じだよね。SELL OUTしないってことだよね。笑
自分のスタンスを変えずに思ってることだけを表現しても今は非難されないし、音楽でもそのスタンスで売れてる、ってすごいことだと思う。

レペゼン:
確かに自分を貫いて、売れている人も増えて来てるかもしれないですね。

ヒロトさん:
本人の素性がわかりやすくなってるからかもね。「こういう人が、こう考えてやってることだからいいんじゃない?」って許容される。

レペゼン:
確かにSNSで個人が見えるようになってますよね!運用の方法によっても見せ方変えてきてますし。

ヒロトさん:
ブランディング力が高い人はSNSでの発信量をあえて減らして、情報に価値を持たせたり、戦略的にやってますよね。必要最低限の情報発信をしてると、情報が出た時にみんな「きたー!!」って思うからね。

レペゼン:
未知の方が面白いですよね。もしかしてこんなこと考えてるのかな、って想像するのも楽しいし。

ヒロトさん:
インターネット上だと特に、言葉の数が増えると安っぽく見えるからね。ミステリアスな方が魅力があると思います。出そうと思えば、普段どこで飯食ってるかわかっちゃうわけじゃない?それってつまんない。まあでも、すげー時代だぜ!

レペゼン:
本当すげー時代ですよね!

お店に立つバイブス

レペゼン:
今までヒロトさんがお店を経営されてきて、印象に残ってるコラボはありますか?

 ヒロトさん:
10年くらい前にSchott(ショット)のワンスターを赤の皮革で作ったことがあって。赤のダブルのライダースジャケット。

レペゼン:
高そう・・・。

ヒロトさん:
当時は円高だったし、革の価格もそれほどじゃなかったからそんな高くなかったと思うけど。今、ショットのダブルのライダースジャケットは普通の黒でも10万超えると思う。(写真を見せて)これです。

レペゼン:
やば!イカつくてカッコいいっすね!!
ちょっと話は変わりますが、ヒロトさんさんがお店に立つ時のモチベーションはなんですか?

ヒロトさん:
お客さんって、ふらっと来る人もいるし、前から気になってて今日初めて立ち寄った人もいるし、ネットで調べて来る人もいるんですけど、お客さんがどういう人か、情報取集するのが楽しいですよね。人と触れあったり話をしたりするのが好きだから、積極的にコミュニケーションとって。

レペゼン:
お客さんも、STADIUMでヒロトさんとコミュニケーション取れると嬉しいんじゃないんですかね?

ヒロトさん:
毎日新しい人と出会うことって、やろうと思ってもなかなかできないことですよね。ナンパでもしない限り。笑
店を構えて人が来てくれてる時点で得してる。そのチャンスを逃したくない。それがいいモチベーションになってますね。

レペゼン:
当たり前のようでいて、特別なことですね。
店をやっていてよかったなと思うことはありますか?

ヒロトさん:
お店出した頃とかって、名前を売るのに必死で、ビラ配ったり、とにかく店の名前覚えてもらうのに必死だったんですよ。最近STADIUMって言うと、「知ってますよ」って言われることが増えて嬉しいですね。
あとはお客さんとかに、「このアイテムよかったです!」みたいな話をエピソード付きで教えてもらった時も嬉しい。例えば、「モテるようになりました」とか。笑
うちの店をつかうことで、幸せな気持ちになってくれたっていう話を聞くと良かったなって思いますね。

レペゼン:
人を幸せにできるお仕事、いいですねー。

ストリートシーンについて

レペゼン:
今のストリートシーンについてどう思いますか?

ヒロトさん:
いろんな人がいて楽しい。チャンスも多いと思うし。100人100色と言いますか。

レペゼン:
みんな違う楽しみ方できてますよね。ヒロトさんの中で、ストリートの定義ってありますか?

ヒロトさん:
「自由」だと思います。自由がベースにあるからこそ、俺はトレンチコートにキャップっていうスタイルができたわけだし。

レペゼン:
とらわれないってことですね。最近、周りでストリートしてるなっていう人はいますか?

ヒロトさん:
最近、Y’s(ワイズ)と話すたびに変わらず貫いてるなーと思いますねー!
彼は釣りがめっちゃ好きで、ヒップホップシーンに釣りのマーケットの人間連れてきたり、逆にヒップホップシーンの人間を釣りに連れて行ったり。Y‘sにしかできないじゃないですか。

レペゼン:
Y‘sさん、超カッコいいですよね。昔からずっとかっこいいです。

最後に

レペゼン:
ヒロトさんの座右の銘を教えてください。

ヒロトさん:
「嘘をつかないこと」ですかね。それに尽きると思います。信条として常にあります。

レペゼン:
まっすぐ、自分がいいと思うものに嘘をつかなかったからSTADIUMを続けてこられたんですね。

ヒロトさん:
それを貫いて来てよかったなと、思ってます。これからはもっと貫きたいですね。

レペゼン:
すごく楽しみです!インタビューは以上です。ありがとうございました!!

 

ストリートで、おそらく多くの人が抱えているだろう悩みに、「貫きたいけど、お金も欲しい。お金は欲しいが、媚びたくない。」というものがある。お金に走った者や媚びた者のことを「SELL OUT 」や「魂を売る」と揶揄することは簡単だが、確かにこの悩みの解決方法は難しい。しかしながら、三浦寛澄の話にはその解決の糸口がある気がした。”貫くことを続けること”でそれを可能にしてきたのがSTADIUMであり、三浦寛澄であるということは、何よりも15周年というSTADIUMの歴史が物語っているのだ。何か迷った時は、STADIUMに訪れ、彼と話してみるのがいいかもしれない。同時にカッコいいウェアもゲットすれば、きっとスッキリするだろう。

前編を読む→

▼STADIUM
Instagram:stadium_03

▼三浦寛澄
Instagram:hirotomiura

Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜

 

日本のストリートをレペゼンしよう。

FacebookTwitterLine

PICK UP

DOPE

  • 人気記事
  • 急上昇
  • NEW

TAG