Interview

2019.4.11 Thu

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レペゼンインタビュー:DJ RINA 女性のDJが認められるストリートシーンを目指して

得意料理から、DJを始めた意外な理由まで。「負けず嫌い」で進んできたDJ RINAの半生に迫る。

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ヘッズとして、観客として、ラッパーやDJを現場で見る。感動する。すごいなと思う。同時に、多くの人が感じるだろう。「なぜこの人たちは、このきらびやかなステージに立つことができるのだろう」と。同じ人間とは思えないセンスを持ち合わせるこの人たちは、なぜその道を歩めたのか。

レペゼンインタビュー記念すべき第20回目はRed Bull 3Style(レッドブル・ス リースタイル)で日本の頂点に立ったDJ RINAにスポットライトを当てる。
一人の女性がDJを始めて、頂点を掴むまでに何を考え、何を悩んだのか。そして、女性がストリート・ヒップホップシーンに立つことの難しさについても語ってもらった。

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自己紹介、趣味について

レペゼン:
まずは自己紹介からお願いします。

DJ RINA:
DJ RINAです。本名は桜井リナ。仙台出身で3人姉妹の真ん中です。生年月日は1988年4月25日生まれで、B型です。

レペゼン:
身長と足のサイズ、利き手を教えてください。

DJ RINA:
156cmで足は23.5cmです。利き手は右利きです。スクラッチする時は左手でレコードで右手がフェーダーですね。

レペゼン:
フェーダーが利き手なんですね!
好きな食べ物と嫌いな食べ物はありますか?

DJ RINA:
好きな食べ物は、ソース焼きそばです!嫌いな物は食わず嫌いなんだけど、寿司、ホルモンかな。

レペゼン:
寿司が嫌いなんて珍しい!
ちなみに焼きそばの麺はどこの麺がオススメとかあるんですか?

DJ RINA:
まるちゃんです!野菜を焼肉のソースで炒めて、お肉はひき肉を使います。

レペゼン:
ひき肉を使うんですね!食べてみたいです!
得意な料理はありますか?

DJ RINA:
色々作りますよ。ガパオとかジャージャー麺とかひき肉料理をよく作ります。カレーにもひき肉を使います。たぶんひき肉が好きなんだと思う。笑
そぼろご飯、餃子とか丼物もなどひき肉を使ったものを作ります。

レペゼン:
ひき肉の丼物ってどんなのですか?

DJ RINA:
鶏のひき肉とキムチを和えて、卵を乗っけたりとかニラを入れたりとか。とにかくひき肉料理はめちゃくちゃ作ります!ひき肉loverですね笑
でも好きな食べ物は焼きそばです。笑

レペゼン:
ひき肉lover!笑
趣味はありますか?

DJ RINA:
趣味って難しいなぁ。旅行かな。

レペゼン:
今まで行ったとこで1番良かったとこはどこですか?

DJ RINA:
最近はマレーシアに行ったんですけど、よかったですね。あとは1番というか伊勢神宮は好きで、毎年1人で行ってます。

レペゼン:
伊勢神宮ですか!パワースポットですね!

DJ RINA:
そうですね。なんか、毎年行くことにしてるんです。

DJ RINAの音楽について

レペゼン:
最近好きな楽曲はありますか?

DJ RINA:
楽曲ではないんだけど、Mahalia(マヘリア)の楽曲をよく聴いてます。

レペゼン:
いいですよねー!今日聴いてきた曲はなんですか?

DJ RINA:
今日は、Future(フューチャー)の新しく出したアルバムかな。しかもPVも見てきました。笑
Futureって顔濃いなとか、髪型変わったんだなぁとか思いながら。笑

レペゼン:
Futureの顔が好みなんですか?笑

DJ RINA:
顔!?顔は濃いなぁと思うだけで好みではないです。笑
顔がカッコいいなと思うアーティストはSwizz Beatz(スウィズ・ビーツ)とかかな。

レペゼン:
Swizz Beatzはイケメンですね!Futureは好みではないんですね笑
好きなラッパーはいますか?

DJ RINA:
声とか歌い方が好きなのはLogic(ロジック)。カッコいいなと思うし、一度はちゃんと見てみたいなって思うアーティストですね。

レペゼン:
カッコいいですよね。日本人のラッパーだと誰かいますか?

DJ RINA:
あんまり邦楽聴かないんだけど…この人の曲カッコいいなって思ったのはWILYWNKA(ウィリーウォンカ)さん。たまたま日本語ヒップホップを使わないといけないイベントがあって、色々掘ってた時にアルバムを聴いてこの人の曲使いたい!って。

レペゼン:
なるほど。今注目してる人はいますか?

DJ RINA:
今年来そうだなって思ってるのはさっきのMahalia(マヘリア)と DaniLeigh(ダニレイ)など女性アーティストかな。ラッパーもシンガーも含めて今年は女性に注目してます。

レペゼン:
女性が来るってのは、なんとなくそういう感じがあるんですか?

DJ RINA:
なんか去年ぐらいから思ってましたね。Cardi B(カーディ・ビー)が出た時も自己主張が強いというか、なんかこの人は何か残すだろうなって思って、すぐにレッドブルの大会で使いました。他にもElla Mai(エラ・メイ)とかJorja Smith(ジョルジャ・スミス)とかもそうですね。

レペゼン:
DJの時の曲ってどこで落としてますか?

DJ RINA:
DJ CITYとBPM SUPREMEですね。

レペゼン:
なるほど。DJをしてる時に心がけてる事はありますか?

DJ RINA:
グルーヴかな。あとは流れとか。

レペゼン:
グルーヴ!雰囲気とかってことですか?

DJ RINA:
お客様やクラブの雰囲気に合わせながら、40~60分の中にうまく強弱をつける事かな。踊ってもらう時間はもちろん、ドリンクを買って飲んでもらう時間なども含め。

人生グラフ①DJを始める

レペゼン:
人生グラフというもので、DJ RINAさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!

DJ RINA:
へぇー。なにこれー!

(人生グラフ記入)

レペゼン:
ありがとうございます!まず学生時代はどうでしたか?

DJ RINA:
合唱を8年やってて、小学校も合唱で有名なところで、高校も海外に行ったりするくらい合唱部が有名な高校に通ってました。それで16歳の時にNHKの合唱コンクールで全国優勝しました。

レペゼン:
全国優勝って凄いですね!合唱がやりたくてその高校に入ったんですか?

DJ RINA:
学校の音楽の先生になりたくて頭の良い学校を目指してたんだけど、希望校の推薦が落ちて、自信がなくなって他の学校にした所がたまたま合唱で有名だった感じです。

レペゼン:
へー!学校の先生になりたかったんですね!合唱は結構ガチでやってたんですよね?

DJ RINA:
小中の時は合唱部で部長もやってて、でも高校ではもう合唱は良いやって思って入部しなかったら、顧問の先生に「神様はあなたを恨みます。許しません。」って言われて。笑
結局入って全国優勝したんだけど、クラブを覚えちゃったから1年で辞めちゃって。

レペゼン:
日本一を獲ってから辞めたんですね。

DJ RINA:
そうそう。さらにその流れで不登校になりました。笑

レペゼン:
不登校になっちゃうんですね。笑
クラブは仙台のクラブに行ってたんですよね?

DJ RINA:
そう。17歳でクラブに通い始めて学校にも行かなくなって、バイトをめっちゃやるようになってレコードを買ったり。卒業も皆より1、2週間ぐらい遅れてました。笑

レペゼン:
ちょっと不良だったんですね。笑

DJ RINA:
そうなんです。小学校の時から部活も勉強も頑張ってたけど、髪は凄い染めてたり。笑
男の子とも喧嘩したり。笑

レペゼン:
男の子と喧嘩ってマジヤンキーじゃないですか…笑
当時行ってたクラブはまだあるんですか?

DJ RINA:
まだやってる所もあるけど、ほとんどなくなっちゃったかな。

レペゼン:
そういうの寂しいですよね。その頃はDJはもうやってたんですか?

DJ RINA:
クラブに行くようになったきっかけはヒップホップが好きだったのもあるけど、昔好きだった子がクラブによくいる子で。クラブに行けばその子に会えるし、演者側になればもっと近づけると思って。笑
たまたま、いとこがDJをやってたから、その姿を見て17歳で自分も始めました。

レペゼン:
その動機、凄いですね。笑
その恋は叶ったんですか?

DJ RINA:
3回告白して叶いました。笑

レペゼン:
おぉー凄い!

DJ RINA:
マジで昔と比べて性格変わったなって思います。その頃は電話で、「なんで付き合ってくれないの」とか凄い言いまくってて。今じゃ考えられないけど。笑

レペゼン:
かなり積極的でしたね。笑

DJ RINA:
今は色んな現実を見たり、世の中に揉まれて丸くなったけど、昔は高校の先生にも「将来はDJで食って行くから就職も進学もしないから」って言って何にも考えてなかったんです。

レペゼン:
その頃からDJで行くって決めてたんですね。
それで卒業後は進学はしなかったんですよね?

DJ RINA:
そう。卒業してDJで食っていくって言ったものの、働かないといけないかなって思って仙台のmoussyで契約社員として4年くらい働いてました。

レペゼン:
moussyで働いてた間もクラブには行ってたんですか?

DJ RINA:
はい。DJもしてました。
それでmoussyを22歳ぐらいで辞めて、その頃に東北の地震があったのかな。

レペゼン:
仙台も被害は大きかったですよね。

DJ RINA:
街中に住んでたから電気とかはすぐに復旧したけど、ガスは1ヶ月くらい止まって、その間お風呂に入れなかったかな…

レペゼン:
そうだったんですね…

DJ RINA:
もう8年前ですけどね。この間Twitterで当時の自分のツイートをみてたら、「ちゃんと明日が来ますように」ってつぶやいててこんな思いしてたんだなって。

レペゼン:
それだけ大変だったってことですよね。

DJ RINA:
そうですね。それから1年後の23歳ぐらいの時に上京してきたのかな。

レペゼン:
上京するきっかけは何だったんですか?

DJ RINA:
22歳ぐらいまでアーティストさんのバックDJをして、地方を回りながら、自分の時間をもらってたDJをやらせてもらってたんだけど、昔mixiって流行ってた頃に…

レペゼン:
mixi懐かしいですね。

DJ RINA:
mixiで音楽事務所の人からうちに入りませんかって連絡が来て入ろうかなって思ったのがきっかけですね。

人生グラフ②DJについて悩む

レペゼン:
上京してからはどうでした?

DJ RINA:
DJのことで凄く悩むようになりました。

レペゼン:
グラフを見ると結構長い間悩んでたみたいですけど、どんな悩みだったんですか?

DJ RINA:
下積みの辛さや自分のスタイルの事ですね。仕事もこの時3つくらいやってて、結局DJってゴールがある訳じゃないし、どうしようかなってので色々考えてました。

レペゼン:
仕事を3つやりながらDJをしてたって…すごく大変そうですね。

DJ RINA:
この3年は、歳だけとっていく…と思ってた事が多かったですね。

レペゼン:
前に進んでる感じがしなかったんですか?

DJ RINA:
ただこなしてる感、ですね。

レペゼン:
なるほど。この時は週にどれくらいDJしてたんですか?

DJ RINA:
週に4~5日くらいしてたんですけど、「自分がこうなりたい」とか「どうやって自分をアピールしよう」って色々考えてたかな。女性DJならではの悔しさや悩みも沢山ありました。

レペゼン:
なるほど。ずっとモヤモヤしなが色々と考えてた時期ですね。

DJ RINA:
仕事も3つやってたし何を1番にやっていけば良いのか分からなかった。道に迷ってましたね。

レペゼン:
女性にとっての20代半ばって1番良い時期だと思うんですけど、DJを辞めて他の事をやろうとせずに続けてこれたのはなぜですか?

DJ RINA:
やっぱり負けず嫌いだったからですね。音楽が好きだからこの歳までやってこれたし、昔からDJで食っていくって決めてたのに他の人たちに負けるのが悔しかった。それに自分がシーンを変えなきゃとも思ってた。

レペゼン:
シーンを変えるとは?

DJ RINA:
女性のDJで頑張ってる人がちゃんと認められるようなシーンを作っていきたいなって思ってました。

レペゼン:
すごい。悔しい想いをした時期でも、それだけ強い意志があったんですね。

DJ RINA:
本当に悔しかったけど、いつかは絶対に変わると言い聞かせてました。

 

悔しい思いをした時、進むべき道に迷った時、DJ RINAはそれらをプラスのエネルギーに変える力を持っている。想いは行動を変え、行動は習慣を変え、習慣が人生を変える。このことを彼女は誰よりも理解し、実践してきたのだろう。あなたも人生の壁にぶつかった時、ぜひDJ RINAの言葉に耳を傾けて欲しい。

後編は、より具体的に彼女がレッドブルで優勝するために「どのような”行動”をしてきた」のかについて迫る。あなたを鼓舞する彼女の人生のストーリーを見逃すな。

後編を読む→

▼DJ RINA
Instagram:djrina

Interview:ABE HONOKA

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