Interview

2019.3.28 Thu

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レペゼンインタビュー:DJ REN DJ LIFEのスタート

世界中の現場から引っ張りだこのDJ REN。彼の人生を振り返れば、その理由がわかる。

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ヒップホップがみんなのものになってきた昨今、ラップを聞く人は増えた。ラッパーの存在自体に注目する人も多いだろう。しかし、忘れてはいけないのが、DJ。あなたがクラブで気持ちよく踊れるのも、あなたが気持ちよく踊れる音楽を汲み取り2つのレコードを回すDJがいるからだ。ただ、この人たちは自身の言葉で何かを表現することがない分、素性が謎に包まれている部分も多い。
レペゼンインタビュー第19回目の今回はそんなDJで日本一の称号を手にした男、DJ RENにスポットライトを当てる。我々がストリートで楽しむために、なくてはならない存在のDJが何を考えているのか。これを読んでから現場に遊びにいけば、スピーカーから流れる音楽が今まで以上に楽しいものになること間違いない。

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自己紹介、趣味について

レペゼン:
まずは自己紹介からお願いします。

DJ REN:
DJ RENです。
本名は山本練兵(やまもとれんぺい)と言います。大学の時はレンペイでやってた んだけど、上京したタイミングで「レン」に変えました。
生まれは三重県鈴鹿市なんですが、転勤族だったのでそこから札幌に行って、その後親の実家が広島に移り、大学が京都、それで一度就職をした時に東京に出てきて現在です。

レペゼン:
生年月日と血液型は?

DJ REN:
1981年8月13日生まれの37歳、血液型はAB型でたぶんRh+だと思います。同い年のDJはIZOH 君、KENTARO君とか結構いますね。

レペゼン:
身長と体重、足のサイズ、利き手を教えて下さい。

DJ REN:
173cmで体重は65kgかな。足は26cmです。利き手は投げるのは右手で、バットは左右、サッカー も左右両足、箸も左右です。投げるのだけは左は難しいけど、箸は右でも左でもいけます。豆も つかめますよ。

レペゼン:
器用ですね!ちなみにスクラッチはどっちが得意ですか?

DJ REN:
スクラッチはレコードを持つのが左で、フェーダーを持つのが右です。元々は逆だったんだけど、左手でフェーダーを細かく動かすのが難しくて、変に癖がついてしまったので、スクラッチを習いに行くタイミングでゼロからスタートしたくて変えました。それが2008年ぐらいだったかな。

レペゼン:
なるほどー!後から練習した手の方が上手くなったんですね!
好きな食べ物と嫌いな食べ物はありますか?

DJ REN:
好きな食べ物は和食です。あと嫁の手料理は全部好きです。

レペゼン:
えー羨ましい!!

DJ REN:
嫌いな物は茄子とエビ、シャコです。茄子は舌がピリピリするからあまり得意じゃなくて、エビとシャコは形状が嫌です。笑

レペゼン:
確かに、エビとシャコは形状一緒ですね。よく見るとグロいのかも笑
趣味はなんですか?

DJ REN:
DJが趣味だったんですけど、仕事になっちゃったので、他の趣味だと最近はオンラインゲームかなー。最近ハマってるのは「Fortnite(フォートナイト)」です。

レペゼン:
Fortnite(フォートナイト)!結構DJの皆さんがやってるっていう噂のやつですね!

DJ REN:
そうですね。USのいろんなラッパーがやってて流行りだしたんですよね。Marshmello(マシュメロ)とかその中でアバターでライブをやっていたりして、戦いのゲームなのにそういうことができちゃうのも面白くて!他にも敵を倒した後に喜びの動きを表現するエモートって言うのがあって、アバターにシュートダンスとかさせたりしています。

レペゼン:
対戦以外にも色々な要素があるんですね。

DJ REN:
そうそう。ヒップホップの要素も若干あったり、Lil Yachtyとかラッパーも沢山やってますね。

レペゼン:
誰かと一緒にやってるんですか?

DJ REN:
そう。DJ K27T君とかお笑い芸人シソンヌの長谷川さんと同じチームでやってます。あとはCHAP君とかその周りのアパレルの人達も一緒にやってますね。LINEのグループがあって、そこでだいたい11時ぐらいに集合をかけて、参加できる人は集まって2時間ぐらいやって夜中の1時ぐらいに解散って感じで。他にも実際に会った事のないオンラインで繋がった人とかクラブで会う人、学生とかとも一緒にプレイしたりしてます!

レペゼン:
知らない人とも仲良くなったりするんですね。

DJ REN:
そこで仲良くなって、あとでインスタで繋がってオフ会をしたりとか、そういうのもあるらしいっす。俺はまだ行った事ないんだけど。笑

レペゼン:
なるほどーオンラインのつながりも馬鹿にできないですねー!!

人生グラフ①DJを始める

レペゼン:
人生グラフというもので、DJ RENさんご自身の人生を振り返っていただきたいと思っています!

DJ REN:
面白いねー!!(人生グラフ記入)

レペゼン:
ありがとうございます。まず、子どもの頃はどんな子でしたか?

DJ REN:
子どもの時は結構勉強もしてたし、スポーツもたくさんやってました。野球と冬はアイスホッケー、スキーをやってて。結構真面目な子でした。

レペゼン:
アイスホッケー、スキーって結構珍しいですね!

DJ REN:
その時は札幌にいたからね。それから中2で広島に移ってからは学校が街のど真ん中にあった事もあって学校終わりに皆で遊びに行くみたいな感じでした。

レペゼン:
なるほど。そっからストリートのカルチャーに浸かって行く感じですか?

DJ REN:
そうだね。でも初めは「アメカジ」って感じだったかな。その頃から自分で古着屋に行ったり、当時 流行ってたレッドウィングの靴とかを買ったりしてました。

レペゼン:
なるほどー!かっこいい!中学でも真面目にしてたんですか?

DJ REN:
一応勉強もちゃんとやってたので、高校も男子校の進学校に行ってましたね。でも高校では勉強もそんなにやらなかったかな。高校の部活はバスケを少しやってたけど、すぐやめて基本帰宅部でした。

レペゼン:
その頃、音楽は何を聞いてたんですか?

DJ REN:
CDは結構買ってました。でも高校の時はどっちかというとHi-STANDARD(ハイスタンダー ド、ハイスタ)とかのメロコア、ハードコアのバンドが好きで聴いてましたね。

レペゼン:
そうだったんですね!

DJ REN:
広島がバンドの街みたいな感じで、「ナミキジャンクション」っていう有名なライブハウスがあって、そこに友達と遊びに行ったりしてました。その頃はまだDJはやってなかったんですけど、中高の時にスケボーをやっていたのもあってストリート系のカルチャーは好きでしたね。

レペゼン:
DJにはいつ頃から興味を持ったんですか?

DJ REN:
高3の時や1年間浪人してた時に、Dragon Ashとかm-floとかSteady&Co.が流行ってて。PVを見るとDJが写ってるじゃないですか。で、そんな時に近くのパルコの楽器屋にターンテーブルが置いてあったんで、カッコいいなってなって、大学に入ったらDJやりたいって思ってましたね。その頃からレコードとかも買ってました。

レペゼン:
なるほど。ではDJは大学から始めたんですね?

DJ REN:
そうそう。大学は立命館大学の滋賀のキャンパスに行ってました。
それで大学入って1年経たないぐらいの頃に京都のSTUSSY(ステューシー)のバイトを始めたんんだけど、そこの店長とスタッフがDJをやってたこともあって、そこで初めてTechnics(テクニクス)のちゃんとしたターンテーブルを買いました。

レペゼン:
周りにやってる人が沢山いたんですね!!

DJ REN:
そうそう。いい環境だよね。お店でかかってたBGMは全部MIX CDで、DJ KOMORI(コモリ) さんのMONTHLY FRUIT(マンスリー・フルーツ)がめっちゃかかってました。多分VOL.1~ その時出てたものが全部あったと思う。

レペゼン:
おー!

DJ REN:
みんなバイトしながらBGM聴いて、「今の繋ぎ良かったよね!」とか「KOMORIさん流石だわー」とか言ってたから、先日そのことをKOMORIさんに直接言いましたよ。笑

レペゼン:
数年越しの!!笑
初めてクラブで回したのはいつ頃なんですか?

DJ REN:
京都のWORLD(ワールド)ってクラブのDJ SANCON(サンコン)さんって先輩DJがやっていた、ESSENTIAL(エッセンシャル)ってイベントにトップバッターで出させてもらえる事になり、初めてちゃんとしたクラブでDJをやらせてもらいました。それが20歳とか21歳の頃かな。

レペゼン:
なるほど。デビューは京都だったんですね!

DJ REN:
滋賀に住んでたけど、基本は京都でやらせてもらってましたね。そこからバイトを掛け持ちするようになって、大学はほぼ行ってなかったし留年ギリギリでした。笑

レペゼン:
大学行ってなかったんですね。笑

DJ REN:
当時はいかに早く現場でレコードのプロモ盤をかけるかって感じだったから、滋賀県のレコード屋でバイトするようになって、金土日はSTUSSY、平日はレコード屋で働くって生活でした。

レペゼン:
めちゃくちゃ働いてたんですね!笑

DJ REN:
バイト代は全部レコードに使ってましたね。

レペゼン:
すごいですね!

DJ REN:
そんな感じで大学4年間終わって、その頃にDJ MASTERKEY(マスターキー)さんとDJ YUKIJIRUSHI(ユキジルシ)さんとかのザ・ライフエンターテーメントのDJや、DJ HASEBE(ハセベ) さんとか、DJ HAZIME(ハジメ)さん、DJ WATARAI(ワタライ)さんなどの東京の大御所が京都にゲストで来てて、東京のDJはヤバいってなりました。

レペゼン:
やっぱりそんなに違ったんですか?

DJ REN:
当時見てて、レコードの2枚使いとか、1つ1つのミックスのスキルとかが全然違って、「なにこの人達!」って思ってました。それでレコーダーで音源だけ録音して、後で聴いてここからこう繋いでいたとか学んでました。

レペゼン:
すごい!地道な努力をしていたんですね。

DJ REN:
そうなんですよ。そんな感じで勉強してましたね。

人生グラフ②DJを辞める

レペゼン:
その後、グラフには「就職」と書いてありますが。

DJ REN:
はい。就職をして一度DJをやめました。

レペゼン:
そうだったんですね!就職はどういったところに?

DJ REN:
東京に上京して、リクルート系の会社で広告デザインとコピーライターをやってました。3年間普通にサラリーマンでしたね。

レペゼン:
その間はDJは全然やらなかったんですか?

DJ REN:
東京のクラブと繋がりもなかったし、レコードだけ買ってたけど、DJはやってなかったです。24~27歳の3年間はそんな感じでした。

レペゼン:
クラブでのDJ活動とは離れていたんですね。

DJ REN:
離れていましたね。でも、そこからデザインとかの仕事も良いけど、やっぱり音楽が好きだし、そっちに行きたいなと思うようになって、27、28歳ぐらいの時に「DMR」っていうレコード屋の仕入れの部署に応募してバイヤーとして働いてました。

レペゼン:
大きな会社に勤めてたのに、好きなことにシフトして、また音楽と携わり始めたんですね!!

DJ REN:
裏方って感じでしたけどね。他のレコード屋だとバイヤー兼DJっていう人も多かったんだけど、DMRの規則でクラブDJとかはやっちゃいけなかったんですよ。

レペゼン:
へー!規則が厳しかったんですね。

DJ REN:
基本現場には出れなかったです。で、そこからどうしようかなって考えて、DJはやりたかったし、スクラッチを勉強しようと思って、DJ宮島さんがやってるスクラッチ専門の「宮島塾」ってところに通い始めたんです。

レペゼン:
宮島塾!!

DJ REN:
そこで、スクラッチとフェーダーの手を矯正したんだよね。

レペゼン:
なるほどー!

DJ REN:
それで2010年かな、VESTAX(ベスタックス)主催のスクラッ チだけの大会があって、そこで優勝しました。

レペゼン:
すごい!そんな簡単に話しますけど、すごいことですよね!!

DJ REN:
その頃にはDMRをやめてたし、実際に現場でプレイしたいなと思うようになって、もう一度クラブでDJをやり始めるようになりました。

レペゼン:
また本格的にやり始めたんですね!!

DJ REN:
そこからVISION(ビジョン)でやってるCLASICCS(クラシックス)ってイベントに出させてもらったり、他にもAXIS(アクシス)とかHARLEM(ハーレム)でも出させてもらってました。

レペゼン:
順調な現場復帰だったんですか?

DJ REN:
スクラッチではチャンピオンを獲っていたけど、クラブDJとしては現場を離れた時間も長かったので、扱いとしては20代の若手と同じだったので自分の中で葛藤はありました。集客力も問われるし。

レペゼン:
なるほど。悔しい思いをされたんですね。

DJ REN:
自分の中では若い子達や同世代と比べても上手い自信はあったし、集客力が判断基準であったとしても腕で勝負したいって思いがあったから、悔しかったけど、意識としては高かった時期ですね。

レペゼン:
悔しさもあるけど前向きに自分を確立していったって感じですね?

DJ REN:
そうですね。集客できなくてへこんでるくらいなら、そういうのをはね除けて集客も頑張るしプレイもしっかりカマすってのを考えていました。だからグラフではこの時期は上がってますね。

レペゼン:
すごい。そんな状況でも前を向ける姿、かっこいいです。

 

就職や転職をしても消えなかった音楽への思い。現場では平然と2つのレコードを回しているクールなDJ RENを見ているだけに、彼が歩んできた熱く壮絶な人生を想像することはできなかった。
彼が”クール”なのも、”懐の深さ”がその所以ということがとわかった時、日本も熱い想いを持っていればヒップホップドリームを叶えられる場所なのだと、改めて気付かされた。後編はRed Bull Thre3Style(レッドブル・スリースタイル)の優勝の裏話や、現在の日本のストリートシーンをどう捉えているかを聞いた。さらに激アツな後編、乞うご期待。

後編を読む→

▼DJ REN
Instagram:djren1981

Interview:ABE HONOKA

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