Interview

2019.6.10 Mon

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レペゼンインタビュー:ACE ヒップホップライフの原点

ストリートで戦い続けるラッパーエースがまだ小さかった頃の物語

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あなたはヒップホップを初めて聞いた瞬間を覚えているだろうか?
きっとその答えの大多数を占めるのが「親や友達に聞かされた」というシチュエーションだろう。では、その”親”や”友達”はどこからヒップホップを仕入れてきたか。それはクラブかもしれないし、テレビやラジオかもしれないし、ストリートでパフォーマンスするラッパーかもしれない。ただ一つ言えることは、原点にはヒップホップを”発信する”する人がいるということ。

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レペゼンインタビュー第23回目は、そんなヒップホップの発信を発信しつずけるラッパーACE(エース)に焦点を当てる。
あなたが今日ヒップホップを聴いているのは、メディアでもストリートでもありとあらゆる方法でヒップホップを発信する人がいるからである。その発信者に耳を傾けよ。

後編を読む→

自己紹介、趣味について

レペゼン:
まずは自己紹介をお願いします。

ACE:
ACE(エース)です。1990年3月17日生まれです。血液型はA型で出身はブラジルのベロオリゾンテです。

レペゼン:
ちなみにACEって名前にした意味は何ですか?

ACE:
ACEって色んな意味があるんですけど、長くなるので掻い摘んで説明すると18、19歳の時の心境で人は死ぬ時必ず一人になるって思っていたのと、日本って国で人種の違う自分が一匹狼でやっていく、そしてNo. 1になると言う3つの意味が込められてます。

レペゼン:
日本に来たきっかけは何だったんですか?

ACE:
俺はブラジルで生まれてるけど、父親は離れて日本に住んでて、生まれてからは会ったこともなかったんです。でも3歳の時に急に日本に連れてこられて新宿で生活が始まった感じですね。

レペゼン:
3歳から来ていたんですね!身長と体重を教えてください。

ACE:
身長が184cmで体重は76kgと86kgの間を行ったり来たり。
太ったら、一日一食ダイエットってのやってます。

レペゼン:
増えてきたらちゃんとダイエットとかやるんですね!足のサイズはいくつですか?

ACE:
28cmくらいかな。でも最近酒のせいでむくんでるのか分からないけど、30cmぐらいあるのかな。笑

レペゼン:
酒飲むとむくむし太りますもんね。笑

ACE:
スタイリストさんが用意してくれた靴が、サイズ通りなのに入らないって事があったりして、俺の足が大きくなちゃったのかなって。

レペゼン:
まだまだ成長中ですか?笑

ACE:
成長中です。まだまだ伸びてます!笑

レペゼン:
さすがです!利き手とマイクを持つ手を教えてください。

ACE:
今は右だけど、元々は左利きです。小さい頃にソファから落ちて、左腕を骨折して、それから右に変わりました。マイクを持つ手は、両刀ですね。

レペゼン:
なるほど。その時々で変える感じですか?

ACE:
立ち位置によって変えてますね。ステージの下手、上手によって、オーディエンスからかっこよく見える方の手を使います。

レペゼン:
なるほど!プロ意識!
続いて好きな食べ物と嫌いな食べ物を教えてください。

ACE:
好きなのは、ハンバーグ、ピザ、餃子、チャーハンかな。嫌いな食べ物は、野菜全般。きのこ、もやし、漬物です。

レペゼン:
だいぶ偏ってますね。笑
趣味はありますか?

ACE:
趣味かー…読書かな!

レペゼン:
本当ですか!?笑

ACE:
本当です本当です。マンガ読むの大好きで。笑

レペゼン:
マンガなんですね。笑
ACEさんのオススメのマンガを教えてください。

ACE:
HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)やONE PIECE(ワンピース)は定番だけど好きだし、最近面白いなって思ってるのはワンパンマンかな。あと僕の願望としては名探偵コナンが早く進展して欲しいなって。

レペゼン:
終わりが見えない系ですよね。笑
漫画以外の趣味はありますか?

ACE:
ゲームも好きですね。

レペゼン:
ゲームもやるんですね。結構インドアなんですね。

ACE:
そうですね。根暗なんで。笑

レペゼン:
そうなんですか!笑
ご自身が外国人で得した事や逆に損した事はありますか?

ACE:
得した事はそんなにないかなー。損した事は書類とか手続きとかが、日本人より6倍面倒臭い。

レペゼン:
そういうのは色々とありそうですね。

ACE:
本当に面倒臭い。クレジットカードだったり、銀行口座の開設をする時に、名前が長すぎて文字数が対応出来ませんって弾かれたりもする。

レペゼン:
そんなに長いんですか?

ACE:
本名はカタカナで17文字だから、ローマ字にしたら大変な事になるんですよ。

レペゼン:
確かにそうですね。
日本人はまだまだ自分たちのことしか考えてないのかもしれませんね…

ACEの音楽について

レペゼン:
続いてはACEさんの音楽について伺います。ズバリ!ラップをする理由を教えて下さい。

ACE:
特にないです!呼吸をする理由も特にないでしょ。それと同じです。

レペゼン:
なるほど!かっこいい!
では最近の好きな楽曲は何ですか?

ACE:
ラップじゃなくても良いなら、Ovall feat. Gotchの『なだらかな夜』って曲かな。映画のテーマソングにもなってるんだけど、結構落ち着く感じで、世界観が深くて何かホッとする一曲となってますので是非聴いて下さい。

レペゼン:
聴いてみます!ヒップホップ以外も聞くんですね。

ACE:
むしろヒップホップは聴かないですね。基本はアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION、アジアン・カンフー・ジェネレーション)しか聴かないですね。

レペゼン:
そうなんですね!!ちなみに今日聴いて来た曲はなんですか?

ACE:
今日は最近リリースされた、アジカンのニューシングルの『解放区』って曲を聴いて来ました。

レペゼン:
本当にアジカン好きなんですね!

ACE:
ちょうど今日ここに着く時に、これからサビだ!ってところだったので、まだサビが聞けてないんですけどね。笑

レペゼン:
すみません。笑
では好きなアーティストはアジカンって事でいいですか?

ACE:
アジカンですね!

レペゼン:
ラップをするきっかけになったアーティストはいるんですか?

ACE:
きっかけはアニメのビーストウォーズで、主題歌が下町兄弟の『WAR! WAR! STOP IT』ってラップで、それを真似してやってました。他にもきっかけは色々あるけど、一番の原点って言われたらそこなのかな。

レペゼン:
アニメがきっかけってのは意外でした。尊敬しているアーティストはいますか?

ACE:
ラッパーで言えば般若さん、Zeebraさん、KICK THE CAN CREWさん、RHYMESTERさんとかいっぱいいます。あとはマイケル・ジャクソンもEMINEMもそうだし。あと自分自身も尊敬してますよ。

レペゼン:
自分自身も!

ACE:
それは当たり前のことですよ。自分自身をリスペクトできてないと。

人生グラフ①幼少期

レペゼン:
次は人生グラフで、ACEさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!

ACE:
おー。

レペゼン:
まずは幼少期はどうでしたか?

ACE:
生まれた時は「世界が我が物」って思っていたので、絶好調でした。でも、すぐに世界は俺の物じゃなかったと分かり、ここでガーッと落ちましたね。ちょうど日本に来て、少しして小学校に入るかどうかぐらいの時期かな。

レペゼン:
3歳の頃からすぐ落ちちゃうんですね。

ACE:
はい。保育園時代はフィーバーしてたけど、その後からは落ちまくりかな。

レペゼン:
それは何で落ちたんですか?

ACE:
勉強出来ないし、いじめとかあったし。特に生きる意味も見出せずにいました。

レペゼン:
いじめですか…今こうして明るくは話していますけど、相当辛かった時期も多かったんですか?

ACE:
基本的には今も辛いですよ。笑

レペゼン:
やはり、外国人ということで、いじめみたいなことがあったんでしょうね。

ACE:
まぁそうですね。まあ、違う顔のやつがいるから、子供としては罪の無い暴力って言うんですかね。

レペゼン:
「俺らと違う奴が来た!」みたいな感じになっちゃうんですかね。

ACE:
「まっくろくろすけだ!」みたいな。

レペゼン:
子供の無邪気さって、怖いときもあるんですね。
フリースタイルのラップはいつからやってるんですか?

ACE:
どっちも小学生の頃からやってました。小2ぐらいからだったかな。

レペゼン:
小学校2年生でスタートするってすごいですよね!

ACE:
歌詞を書くことができなかったし、それが即興だってのも理解ぜずにやってました。

レペゼン:
遊びみたいな感じだった訳ですね。

ACE:
そうですね。

レペゼン:
その後はどうでしたか?

ACE:
そのあとは…恋を覚えたんですよ。

レペゼン:
それは早いですね。笑

ACE:
まぁそれで小4くらいの時に童貞卒業を済ませました。

レペゼン:
マジすか!笑
その時の相手は年上ですか?

ACE:
同い年の子でした。

レペゼン:
小4でって!早すぎますよ。笑
そのあと、20歳前までめちゃくちゃ下がってるのは、何があったんですか?

ACE:
それは…恋愛が上手くいかなくて、一時期引きこもりをしていた時期がありまして。笑

レペゼン:
そうなんですね。笑
どれくらいの期間引きこもっていたんですか?

ACE:
半年程引きこもりしてまして、ずっとパソコンに向かってラップをしていましたね。

レペゼン:
なるほど。恋愛には色々心を動かされますもんね。笑
この続きは、後編でお伺いしていきます!!

 

彼のフリースタイルラップは攻撃的で、聞くものを圧倒する。そこにはもちろんラッパーとしての技術があるが、同時にACE本人の人間性が現れる。
一人のラッパーが、どんな人生を送り、どんなものと触れ合い、何を感じてきたか。それを知った上でラップを聞くとさらにヒップホップは面白くなるし、あなたも一人のヘッズとしてヒップホップに参加できる。
ACEのバックボーンがわかった後の後編では、彼が考えるヒップホップ論に迫った。今後、日本のヒップホップに参加していきたいあなたは必見。

後編を読む→

▼ACE
Instagram:ace_a.c.e

Interview:ABE HONOKA

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