Interview

2020.1.30 Thu

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DJ KEKKEがスタートした瞬間/DJ KEKKE③

人生グラフから見るDJスタート〜上京

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レペゼン:
次は人生グラフで、KEKKEさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!

DJ KEKKE:
まずは2歳でMJ(マイケル・ジャクソン)にハマる。

レペゼン:
テレビにかぶりついてた頃ですね。それでその後に色々なブラックミュージックにハマるんですね。ブラックミュージックというと…

DJ KEKKE:
ヒップホップは聴いてはいたけど、どちらかというとR&Bの方が好きでよく聴いてました。

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レペゼン:
なるほど。
それから18歳でDJをスタートさせるんですね。これはターンテーブルを買ったという事ですか?

DJ KEKKE:
17歳でターンテーブルを知って、買ったのが18歳かな。

レペゼン:
これはバイトをしてお金を貯めたんですか?

DJ KEKKE:
中3ぐらいからずっと居酒屋でバイトしてたんですよ。高校の時も居酒屋やったり、スーパーの鮮魚売り場で魚さばいたり色々してました。

レペゼン:
おお、魚さばけるんですね!この時、学校を休んで居酒屋のバイトに行ってたんですか?

DJ KEKKE:
ランチ始まるからって、バイトを休ませてくれなくて。笑

レペゼン:
勤勉に働かれていたと。笑
この時買った機材は覚えてますか?

DJ KEKKE:
もちろん!!TechnicsのEXのミキサーとTechnicsのターンテーブル。セットで15万ぐらいだったかなー

レペゼン:
高校生で15万って言うと結構な大金ですよね。当時はまだレコードでしたよね?レコードも買わないといけないし、お金がかかりますね。

DJ KEKKE:
そうですね。レコードばっか買ってたから、本当にお金がなかったですね。当時はハンバーガーが80円ぐらいだったから、マックしか食べてなかった。1日3食マックのハンバーガーって時もありました。笑

レペゼン:
おー!結構なサバイバルですね!!
1番最初に回したクラブはどこでしたか?

DJ KEKKE:
オフィシャルではGHETTO(ゲットー)て言ってるんですけど、実はその前にガラクって箱で回したのが最初でしたね。もうなくなっちゃっためっちゃ小さい箱だったけど。

レペゼン:
札幌ですか??

DJ KEKKE:
札幌です。1番最初の時はセット組んで全部やってました。その後はGHETTOイベントをずっとやってました。

レペゼン:
そもそもDJをやりたいって思ったきっかけは何だったんですか?

DJ KEKKE:
高校の時に友達の家に行ったら、友達の兄ちゃんがターンテーブルを持ってたんですよ。
それで何これすごいじゃんってなって…そのまま3日間その家に泊まっちゃいました。一気にハマりましたね。笑

レペゼン:
友達の家にいきなり3日間も泊まったんですか!!笑

DJ KEKKE:
しかもそいつの兄ちゃんの部屋。笑
いやー面白かったなぁ。相当ハマりましたもん!!機械の難しさも「どういうこと?」って聞きながらやってたら3日経ってましたね。笑

レペゼン:
すごい!衝撃的な出会いだったんですね!

DJ KEKKE:
3日後ぐらいにはちょっとできるようになってたと思います。笑

レペゼン:
3日間ずっと触ってたら、そうなりますよね!!

DJ KEKKE:
それで面白いってなってレコード買い始めてから、ターンテーブルを買いましたね。初めの頃はタンテ持ってないから、レコードを買ってその友達の兄ちゃんのとこ行ってかけてたんですよ。買ってきたから聴かせてよって。

レペゼン:
うおー、すごい!
そのお兄ちゃん以外には、誰かに教えてもらったとか師匠的な人はいたんですか?

DJ KEKKE:
いなかったですね。当時はYouTubeとかもそんなだったし、何も見ずに完全に独学でした。その兄ちゃんも今考えたらめっちゃ下手だと思うんだけど、こっちの曲が早くてこっちが遅いでしょってぐらいの感覚だけ教えてもらって、そこから先は自分1人でだったなー

レペゼン:
買ってからは家でどれくらい触ってましたか?

DJ KEKKE:
周りがどうか分かんないけど、結構ヤバかったと思いますよ。

レペゼン:
人の家に3日間泊まるぐらいですもんね。笑

DJ KEKKE:
当時DJ始めた人は皆分かると思うけど、みんな針のセッティングでまず挫折するんですよ。針って今でこそ一体型が売ってるけど、当時は一体型なんてなくて、針も自分で組み立ててましたね。

レペゼン:
そうだったんですね。

DJ KEKKE:
そこに音楽的な知識とか関係ないじゃないですか。早く音楽聴きたいんだけどって。笑

レペゼン:
細かい作業に時間を取られるって事ですね。笑

DJ KEKKE:
そこでみんな挫折するんですよ。

レペゼン:
難しそうですもんー!

photo by @d.iam

レペゼン:
それで少し間が空いて25歳で東京進出ですね。上京を決めたきっかけとかはあるんですか?

DJ KEKKE:
元々18歳からずっとDJクルーで色んなイベントをやってたんですけど、俺ら結構つっぱってんですよ。やってるパーティーが1番最先端でイケてるパーティーだと思ってたし、海外のプレイにしか興味がなかったし。

レペゼン:
なるほど。

DJ KEKKE:
日本人とか全く興味がなくて、ラジオとか有線引いて聴いてたり全員Power 106オタクでした。みんなLAのスタイルが好きで、インストいったら必ず擦ってから入れるみたいな。あとはIce Cube(アイス・キューブ)とかWC(ダブリューシー)外タレも呼んだりとかしてました。

レペゼン:
えええ!!!!Ice Cube呼んだんですか?

DJ KEKKE:
そうなんですよ。

名古屋の大先輩が毎年開催していたLAX 2 JAPAN TOURっていう外タレ呼んで全国各地でやるイベントがあったんですが、その札幌バージョンを自分らのクルーでやらせて頂いていて。
でも23歳ぐらいの時に8人ぐらいいたメンバーが、夢がなくなってきてどんどん辞めてったんですよ。

レペゼン:
夢がなくなった?

DJ KEKKE:
外タレやっても札幌じゃクラブ人口も少ないから赤字だったし、当たり前にDJなんて飯食って行けないしで。しかも何かと先輩にはキレられるし笑
先輩に誘われたらパーティーも出ないといけないけど、ギャラなんてもちろんあるわけないじゃないですか。

レペゼン:
確かにそうですね。

DJ KEKKE:
何の為にやってるの?って周りは結構辞めてったんです。でも、俺は続けて色んなパーティーをやらせてもらったり良くはしてもらってたんだけど、ここ(北海道)でやってても飯食えないなって思ったんですよ。

レペゼン:
そこで環境を変えてみようって思ったんですね。

DJ KEKKE:
そうです。それで札幌のためになる事をやるんだったら、俺が東京行ってカマして帰ってきた方が良いんじゃないかって思って上京を決意しました。

レペゼン:
なるほど。

DJ KEKKE:
色んな人に心配されたけど、絶対に大丈夫って自信を持って行った結果がその後のここです。調子に乗っちゃって、暴れまくって色んな人に迷惑をかけた。笑

レペゼン:
なるほど。笑
上京してからグラフがちょっと下がってますもんね。

DJ KEKKE:
ここの3、4年間は相当辛かったですね…。こっちは札幌の仲間たちの期待も背負って、構えて来てるからもうギラギラだったんですよ。

レペゼン:
ギラギラですか?

DJ KEKKE:
そう。「誰も好きじゃねー!」みたいな。「俺のDJが1番だ!」みたいな感じでしたね。調子に乗ってたから何のリスペクトも持ってなかったのかもしれない。笑

レペゼン:
でも、今ではこうして振り返ってちゃんと言えてる訳ですからね。

DJ KEKKE:
酒にも飲まれて暴れたりもしたし悪かったよね。笑
たぶんこの時のまま続けてたら干されてたと思いますね。

レペゼン:
そんなに悪かったんですね。笑

DJ KEKKE:
その時にDJ HOKUTOさんとジパングが拾ってくれたというか、新しいクラブのレジデントやらない?って。それまで事務所に入るとか全然思ってもなかったけど、誘われてレジデントをやったんですよ。でもそこでも問題を起こして。笑

レペゼン:
また問題を起こしたんですか?笑

DJ KEKKE:
それで飛ばされたみたいな感じになって、でまた違うクラブのレジデントに拾ってもらって…だから本当に色んな人に助けられた。ただ、そこでもまたやらかして…笑

レペゼン:
何回もやらかしてたんですね。笑

DJ KEKKE:
その後も色んなところでやらかして、ここでJIRO(ジロー)君に声をかけられてVILLAGE(ビレッジ)ですね。ジロー君に新しいクラブ出来るって誘われた結果、HOKUTOさん、DJ NUCKEY(ヌッキー)君、俺のレジデントって、今考えたらとんでもない2人と並べてもらってたんだよ。そこがマジでデカかった。

レペゼン:
とんでもないですね!!でもそもそも、なんで何回もやらかしたんですか??

DJ KEKKE:
思うに…25歳まで札幌でやってて中堅だったのが、上京して東京1年生な訳ですよ。オープン前から行って機材拭きから始まり、ドリンクチケット集めて渡したり色んなスタッフからこき使われて、「こいつら…!」ってなるじゃないですか。

レペゼン:
そうですね。

DJ KEKKE:
俺なりに札幌で頑張ってきたのが、いきなりDJ1年目みたいな扱いになったんですよね。

レペゼン:
今までのキャリアがゼロになった訳ですよね。

DJ KEKKE:
でも、それは仕方がないし、耐えるしかないってやってたんですけど、酒の量にやられて暴れちゃう。みたいな。笑
別にそれまでは酒癖も悪くなかったんですけどね。

レペゼン:
東京きてからなんですね。

DJ KEKKE:
「俺はもっとできるぞ」って気持ちもありつつ、フラストレーションも溜まってきて、酒が増えたんでしょうね…それがやらかしつずけた理由だと思います。

レペゼン:
なるほど。

東京に来る理由があるから悔しいし、DJを続ける理由があるから暴れた、彼のまっすぐな過去。良い行いばかりではなかったかもしれない。でも熱にまっすぐ生きるその姿は、周りの人の心を動かし、もう一度始め直すチャンスをゲットする。

次は、自分が示す番。今後のインタビューでそんな想いで自ら動いたワンマンの裏話に迫る。

…続く。

DJ KEKKE Instagram:dj_kekke

Interview by : bullmatic

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