B-BOY・SHADE ×BMXライダー・白石大輔 【後編】|Cross Street

ブレイクダンスとBMX、それぞれのストリートの発信が生み出す個性とは?

ライター:TARO

「BMXライダーは基本ドM」

SHADE:
僕からも、昔からずっと気になってためちゃくちゃシンプルな質問していいですか?

白石 大輔:
どうぞどうぞ。

SHADE:
BMXって怪我とか怖くないんですか?笑

白石 大輔:
あー怖い時期もあるっすね。やっぱ絶対怪我するんで。
僕もすごい骨おったことも多いし、捻挫とかあるんですけど。
まあでも結局僕も含めてBMXライダーって基本ドMなんで。

SHADE:

B-BOYも結構体使うんすけど、スケートの人とかBMXの人とか映像撮る時とかってめちゃくちゃ攻めるじゃないですか。あの一瞬の漢気っていうのはめっちゃ格好いいなっていうのはずっと思ってて。

白石 大輔:
いやもうシンプルにドMなだけです。

SHADE:

白石 大輔:
多分こけてる自分も好きなんじゃないですか。やってる感出てんだと思うんですよ。
怪我しない人は怪我しないんすけどね。基本的に怪我する人っていうか怪我してる人って自分の能力以上のことやっちゃってるってことなんで。

SHADE:
攻めまくってるんですね。

白石 大輔:
それもあるんすけど、よくあるのが撮影すね。映像を撮りながら写真を撮るってことが結構あるんですよ。映像を撮りながら、別カットの写真を撮るんです。
それで映像はOKってなっても、写真って結構細かくて。

SHADE:
あー結構一瞬ですもんね。

白石 大輔:
そう!だから「ちょっとハンドルこうだったな」みたいなとか。
「じゃもう一回ね」みたいな。メイクしてるんすけど、もう一回やって怪我するっていう。

SHADE
こだわるんですね!

白石 大輔:
誰も気づかないんですけどね。自分のこだわりですね。

SHADE
その一瞬にかけてるのがカッコいいです。

プロフィール

  • SHADE

    SHADE

    群馬県出身・在住のブレイクダンサー。関東を中心に活動するB-Boy CREW「ARIYA」のメンバー。 ブレイクダンスの基礎的な要素であるトップロック、フットワーク、パワームーヴを全て高水準で行うスキルに加えて、クラシックバレエで培った関節の柔軟性を活かしたユニークなフリーズやフロア技で多くの人を魅了する唯一無二のスタイルを持つ。 15歳からブレイクダンスを始め、国内外の数多くの大会で結果を残し、現在はパリ五輪・ブレイクダンス強化選手に指定されている。また、地元・群馬県のブレイクダンス連盟「GBDA」に所属し、群馬でのブレイクダンスの活性化と普及に努めている。

  • 白石 大輔

    白石 大輔

    愛媛県出身、東京在住のBMXライダー。 高校卒業後からBMXに乗り始め、その後ビデオ制作を開始。 次第に海外のBMXメディアから注目され、2016年にはNYのBMXパーツブランド「animal」のインターナショナルチームにスカウトされる。 翌年から日本のBMXブランド「ALIVE INDUSTRY」のチームメンバーに。 現在はプロBMXライダーとしての活動しながら、BMXメディア「MOTO-BUNKA」の編集長として、日本にBMX文化を広めるためのアクションに力を入れている。