レペゼン:
FAMILYで、昔はどんなパーティーをしてたんですか?
高山さん:
俺がFAMILY入った頃には既に、EASTEND(イースト・エンド)、RHYMESTER(ライムスター)、KICK THE CAN CREW(キックザカンクルー)、Mellow Yellow(メローイエロー)、RIP SLYME(リップスライム)達が組んでいるFUNKY GRAMMAR UNIT(ファンキーグラマーユニット)が、月一のレギュラーパーティーやってくれてて、どんどん急成長していく時期だったね。毎月このハコに300人くらい入ってたよ!
レペゼン:
すごい!!
高山さん:
他にも、DARTHREIDER(ダースレーダー)がやってくれてたパーティも同じくらい勢いがあって。そういうパーティが核になりながら、平日でも常に”次に成り上ろうとしてる層の奴ら”がパーティーやってた。
レペゼン:
出てくる名前がみんな有名人!!今の有名人たちもみんなここを通ってるんですねー
高山さん:
その後も、サイプレス上野、KEN THE 390(ケン・ザ・サンキューマル)、STERUSS(ステルス)、DINARY DELTA FORCE(ダイナリー・デルタ・フォース)が一緒に参加しているレギュラーパーティーが始まったりして
次の世代が顔役になってきてて。みんなまだ学生だった気がする。
他にもMIDICRONICA(ミディクロニカ)、SONOMI(ソノミ)、TARO SOUL(タロー・ソウル)なんかも、それぞれレギュラーパーティーを持ってたりとか。
レペゼン:
いやーすごいですねー本当にビッグネームばかり!
高山さん:
海外のアーティストにも出てもらったこともあるし。そこらへんから回って、その下に日高(SKY-HI)とかの世代が出てきて。
レペゼン:
日高さんもここにいたんですねー。今やスターですもんね。
高山さん:
でも、あいつは昔から考えていることが早かった。FAMILYでやり始めた時から「俺、いつか武道館でワンマンやるんで」って言ってたから。”ちゃんとやったな”って。こないだワンマンライブでFAMILYの名前出してくれてたらしくて、嬉しいよね。
レペゼン:
そんな、当時ここでライブやプレーしてた人たちの歴史もこの店には刻まれてるんですね。すごいです…
”現場の音楽”に人生を捧げてきた高山泰史(たかやま やすふみ)の言葉には、シーンへの愛と覚悟があった。店とともに歩んだ人生。裏を返せば、数多くのアーティストの歴史に高山という名は必ず刻まれることになる。
▼高山泰史(たかやま やすふみ)
Instagram:dj.tkym
▼Club Bar FAMILY
Instagram:family_1996
Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜
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