有名になるきっかけにすぎない「高校生ラップ選手権」/ラッパー Leon Fanourakis③

ヒップホップがもっと多くの人に届いてほしいという彼のアツい想い

ライター:レペゼン君

レペゼン:
で、そのまま「高校生ラップ選手権」に出るんですね。

Leon Fanourakis:
そうですね。

レペゼン:
なぜ「高校生ラップ選手権」に出場しようと思ったんですか?

Leon Fanourakis:
その頃「高校生ラップ選手権」が流行ってて、でちょうどその頃soundcloudとかで音源出してたんですけど、全然聞かれないじゃないですか。じゃ、これ出て名前広がればいいなと思って出た感じですね。

レペゼン:
その感じで出れたのがすごいです!

Leon Fanourakis:
でも出る前にフリースタイルの練習を全然してなくて、普通に名前が広がればいいなと思ってただけでしたね。

レペゼン:
その感じで勝てるのもすごいっす!
フリースタイルって大会前とかは、めっちゃ練習するイメージでしたけど違うんですね。

Leon Fanourakis:
俺もやってみたことあるんですけど、そんなに”バトル”ばっかりやっててもしょうがないかなーて感じで。友達と楽しむためにフリースタイルやることとかはあるんですけど、なんでバトルはいまは全然やってないですね。18歳まで、何回か「高校生ラップ選手権」出て、もういいかなーって。

15歳からサイプレス上野さんのレーベルの「ドリーム開発」に入っていたんで、そっからは音源に集中するようになりましたね。まあ、今はお互い忙しくてそこにはいないですけど。ようやく19歳になってEPを出した感じっすね。

レペゼン:
そしてこのまま、ひたすら右肩上がりで上がってくって感じですね?

Leon Fanourakis:
そうですね。今までも振り返って見たんですけど、下がったことはないかなー

レペゼン:
かっこいい!!

Leon Fanourakis:
気分的に下がった時はあったかもしれないですけど、ずっとやり続けてたらちょっとは変化するじゃないですか。いい方向に。だから、下がることはなくて、ちょっとずつでも上がるかなーって。

レペゼン:
なるほど。全部プラスに変えてくってことですね。さすがです。
今後、ヒップホップシーンでどう活動して行きたいですか?

Leon Fanourakis:
「高校生ラップ選手権」とか「フリースタイルダンジョン」が流行ってるのはいいことなんですけど、音楽としてのヒップホップをみんなが聞いてもらえるようなシーンにしていきたいですね。そう言う風にみんなに受け入れられてくるといいなって思います。

今でも少しずつ受け入れられて来てるんですけど、何がカッコよくて、何がカッコ悪いか、自分で示していけるようになりたいです。

レペゼン:
熱い想いがあるんですね。絶対そういう世界にしたいですよね。

…続く。

Leon Fanourakis
Instagram:leonfanourakis
Twitter:LeonFanourakis

Interview by ABE HONOKA

 

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