レペゼン:
でも大変で苦労したことが、WATARAIさんにとっては青春ですよね?
DJ WATARAI:
うん。思い出にはなってるけど、そこが目的じゃない。早くライブやって、音源出して、っていうところがゴールだから。
昔は海外出るなんて考えられなかったけど、今は当たり前に交流があっていい時代だな、と思います。
レペゼン:
時代の変化をポジティブに受け止めてるんですね!
DJ WATARAI:
もちろんそうですね!あとは、スピード感がとにかく早いと思う。トラックを海外からパッとゲットして、家でやって、YouTubeあげて、ライブやって、って。
レペゼン:
それができちゃうっていうスピード感も求められてるかもしれないですね。
でもそのスピード感とは裏腹に、今、レコードやるのがまた流行ってますよね。
DJ WATARAI:
そうそうそう!でも絶対レコードでDJしたくないよ。面倒くさいし。地方とか嫌じゃない?笑
レペゼン:
確かに重いから、家出るの大変そう。
DJ WATARAI:
前にカートにレコード乗っけて、東京駅のエスカレーター乗ってたら、ケースごと落ちて大変だったよ。笑
レペゼン:
今でもレコードはありますか?
DJ WATARAI:
実家と今住んでいる所に半分ずつあります。でも、もうそろそろ処分しようと思っててちょこちょこ処分してる。笑
レペゼン:
処分しちゃうんですか!
DJ WATARAI:
渋谷区は燃えるゴミで捨てられるんだよ。笑
あとは、MUROくんがやってるフリーマーケットで300円くらいで売って徐々に減らしてってるんだよね。
レペゼン:
それ、ヘッズにとっては宝の山です!
レペゼン:
最後に、座右の銘を教えてください。
DJ WATARAI:
うーん。なんですかねー。「一期一会」かな。
レペゼン:
現場での出会いをイメージされていますか?
DJ WATARAI:
人との出会いでここまでやってこれているので。
レペゼン:
ここまでの話を聞いていると、本当に身にしみます…!
逆に新しい世代はもっと、リアルな出会いを大切にしなくちゃいけないかもしれないです。我々も現場での出会い一つひとつを大切にしていきます!
DJ WATARAI:
そうですね。
レペゼン:
何か告知はありますか?
DJ WATARAI:
毎週水曜日のAbema MIXを聞いて欲しいですね!
あと、毎週土曜日HARLEMでやってるMONSTERにぜひきてください。
レペゼン:
聞きます!遊びに行きます!!また近々、現場でお会いしましょう!インタビューは以上です。ありがとうございました!
現場に行けば、ブースで黙々と音をかけ続けるDJ。華麗に音楽を奏でながらも、その両目ではしっかりとシーンを捉えている。
ラッパーと違い自分の声でアウトプットすることこそ少ないが、内には熱いバイブスが存在する。日本のヒップホップの草創期から今日まで現場に立ち続けるDJ WATARAIには誰よりも熱く、深い懐がある。
老若男女問わず愛される彼の姿から一つのことがわかった。日本のストリートの未来は明るい。まだまだ盛り上がる。そうだ、現場に行こう。
▼DJ WATARAI
Instagram:djwatarai
Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜
日本のストリートをレペゼンしよう。