悔しい思いを乗り越えて…/DJ REN インタビュー⑤

2014年、Red Bull Thre3Style(レッドブル・スリースタイル)優勝。

ライター:レペゼン君

レペゼン:
ここからは改めて人生の話の続きを伺いたいと思います。 DJに復帰して、若手と同じ扱いを受けたり、悔しい思いをされた時期を越えて、それからのこと を教えてください。

DJ REN:
はい。そこまで色々悔しい思いをしたけど、2013年に、Red Bull Thre3Style(レッドブル・スリースタイル)に挑戦しました。

東京で2位になってワイルドカードとして全国に出てれたけど、負けちゃって。でもそれをきっかけに名前も知られるようになって営業も色々もらってました。

けど、自分としてはまだまだだと感じていたから、クラブに行って研究は続けてましたねー。

レペゼン:
そしてついに…

DJ REN:
それで2014年にレッドブルにもう一度出て優勝しました。

レペゼン:
今だに鮮明に覚えていますが、本当に凄かったです!!優勝後のスピーチで、優勝出来なかったらDJを辞めようと思ってた、と言ってたと思いますが…

DJ REN:
そうそう。この辺が転換期かなって言うか、ここが勝負だと思ってたから、もしダメだったらDJ を真剣にガッツリやるってのとは違う方に進もうって考えながら挑んでたけど、結果的には勝てました。

レペゼン:
勝負をかけたんですね。

DJ REN:
自信を持って挑んだけどね。

でも本番の数時間前にコンペティションの順番をくじで引くんですけど、そっからセットを組み直したりしました。自分より前に回す人たちの傾向もなんとなくわかってたんで。

レペゼン:
そんなギリギリにセット変えることあるんですね!

DJ REN:
研究し尽くしてたし、自信もあったから。結果的にいいプレイができました。

それからレッドブルのワールドファイナルで中東のアゼルバイジャンに行って、勝てなかったんですけど、レッドブルは大きな転機になりましたね。

レペゼン:
ご自身の活動にも変化がありましたか?

DJ REN:
ここからの5年間は国内全国北から南まで呼んでもらったり、海外にからもブッキングもらったり、毎週色んなところでDJやらせてもらったり、フェスやイベントにも出させてもったりして。

あとはAbemaMIX(アベマミックス)のプロデューサーから番組のオファーを頂いてレギュラーとして出させてもらっています。

レペゼン:
とてもお忙しいですね!!そんなお忙しい中で結婚はいつされたんですか?

DJ REN:
2014年3月のレッドブル東京予選の翌日に顔合わせが入ってたんで、嫁や家族のためにも勝たな きゃいけないってプレッシャーの中、予選に挑んで、次の日に泥のように新幹線に乗って顔合わせに行って4月に入籍。って感じでした。笑

レペゼン:
泥のように。笑

DJ REN:
それで5月のジャパンファイナルで優勝して。式は世界大会があったから1年半後ぐらいにやりました。

レペゼン:
裏ではそんなことがあったんですね!!ちなみにお子さんはいらっしゃるんですか?

DJ REN:
います。今年(2019年)の1月末に生まれたばかりで女の子です。

今は嫁の実家に里帰りしているんですけど、もうすぐ帰ってきます!

レペゼン:
楽しみですね!!

DJ REN:
楽しみです!お風呂も入れてるしオムツも替えますよー!

レペゼン:
音楽関係の習い事させたりするんですか??

DJ REN:
ピアノとダンスは習わせたいね。あと英語かなー。

自分もDJで海外に行ったりする時に必要だし、 話せないと輪に入れないですしね。コミュニケーションとして日本語以外にも話せた方が良いからね。

レペゼン:
レンさんは英語話せるんですか?

DJ REN:
ネイティブばりには話せないけど、海外との電話交渉、メール交渉、現地でのやり取りも全部自分でやるし、英語は得意かな。中学の頃から英語と数学が得意で大学もそれで入ったし。

レペゼン:
すごーい!!娘さんの将来も楽しみです!

レペゼン:
今はどんな活動が多いですか?

DJ REN:
まず、AbemaMIXは毎週木曜に出さしてもらってます。 イベントは自分のスタンスとしてはレギュラーDJってのはあまりやってなくて、ゲストとして呼んでもらってDJするって形ですね。海外からも呼んでもらったりしてます。

レペゼン:
海外!これまではどんな国に行きましたか?

DJ REN:
アジアが多いですね。韓国、フィリピン、上海、北京、シンガポール、タイ、アメリカとか色々呼んでもらってます。

タイはやはりヒップホップが盛んだし、台湾はEDMとかPOPSがやはりウケたりします。まぁクラブによると思うけど。

レペゼン:
アジアでもいろんなカラーがあるんですねー!

DJ REN:
そうだね。あと、韓国はヒップホップとかトラップ、あと縦ノリのロックとかモッシュする感じ。

レペゼン:
へぇ〜!!

DJ REN:
そうそう。日本では定番でウケる2010年前後のDirty Southとかは逆にウケなかったですね。

あとは レゲェとか裏打ちのも全然ウケないですね。韓国にはそういう文化が根付いてないみたいで。

レペゼン:
国によって全然違うんですね。

DJ REN:
違いますね。北京なんかはストレートで、もろ新譜のヒップホップが受けるし。国内だと沖縄のaria asia(エリ ア・エイジア)ってクラブと似てる。そんな感じですね。

レペゼン:
各国の差を肌で感じられるなんて羨ましいです!!

…続く。

▼DJ REN
Instagram:djren1981

Interview:ABE HONOKA

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