レペゼン:
次は人生グラフで、DJ IKUさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!
レペゼン:
まず、子供の頃ですね。
DJ IKU:
小学校の6年生の時に、ひょんな事から初めてラップミュージックを聞きました。
レペゼン:
初めて聴いた曲は覚えていますか?
DJ IKU:
Coolio(クーリオ)の『GANGSTA’S PARADISE』 って曲です。
レペゼン:
おー!聴いたきっかけは何だったんですか?
DJ IKU:
当時「GRAMMY NOMINEES(グラミー・ノミニーズ)」っていうグラミー賞のコンピレーションアルバムがあって、それをTSUTAYAで借りて聴いてたらラップの曲が一曲あって衝撃を受けたんですよ。けど、学校の友達に聴かせたら「何これ?」って馬鹿にされて。笑
レペゼン:
えー馬鹿にされたんですか!?
DJ IKU:
当時って周りは「ミュージックステーション」とか「HEY!HEY!HEY!」とか観て、J-POPを聴いてるやつばっかりだったんで。
1人だけ洋楽を聴き出しててカッコいいなって思ってた感じですね。
レペゼン:
じゃあ周りに何て言われようと聴いてたんですね。
DJ IKU:
うん、聴いてましたね。
レペゼン:
なるほど。その頃、サッカーもやられていたんですね?
DJ IKU:
サッカーは小学校から高校までずっとやってました。高校も推薦で行ってたぐらい結構本気でやってて、高校生の時はサッカー選手になる事しか考えてなかったね。
レペゼン:
推薦で入ったんですね!!かなり上手かったんですね!!
DJ IKU:
どうなんですかね。埼玉選抜にはなりました!
レペゼン:
いや、すごいじゃないですか!でも怪我をしてしまったと…
DJ IKU:
高校1年の時に疲労骨折をして。しかもそれが治りにくいやつで、その後の2年間はリハビリ生活をしてたんですよ。
レペゼン:
2年間もリハビリ生活ですか…
DJ IKU:
サッカーの推薦で高校入ったのにって感じですよね。
レペゼン:
それは結構ショックですよね。
DJ IKU:
そうですね。人生で初めての挫折を高校の時に味わいましたね。
レペゼン:
それからDJに出会ったんですか?
DJ IKU:
高校の2、3年になると周りも進路を決め出すけど、自分はサッカー選手になる事しか考えてなかったから、サッカー取ったら何も残らなかったんですよ。
でもその時に、「小学校の頃から周りも聴いてなかったのに1人洋楽聴いてたなー」って思い返して、音楽系の専門学校に行ってみようかなって。
レペゼン:
なるほど。
DJ IKU:
それで高3の夏休みに色んな学校の体験入学に行った中に、たまたまDJの授業をやった学校があったんですよ。最初は黒い機械があって円盤が回ってるし、何をやってるか分からなかったんですけど。笑
レペゼン:
ほう。
DJ IKU:
でもその時はただただ出会っただけで、衝撃を受けたとかではなかったんですよね。でも後日、入学案内のパンフレットと一緒にDMC JAPAN FINALのチケットが入ってたんですよ。
レペゼン:
えー!すごい。
DJ IKU:
その時は何か良く分かってなかったけど、夏休みだし部活も怪我でほぼ引退みたいな感じで暇だったから、そのチケット持ってCLUB CITTA(クラブチッタ)に行ったんですよね。
レペゼン:
なるほど。
DJ IKU:
見てみたらすごいカッコよくて衝撃を受けて、これをやろうって思いました!
レペゼン:
運命的な出会いですね!
DJ IKU:
サッカーでもトリッキーなプレイが好きだったんですけど、DJバトルでも指先の動きとか、相手をいなす感じとかにグッときたんですよ。感覚的にテクニックを使って相手を少し小馬鹿にする感じとかが、サッカーに通じる物があって、それでDJバトルをやりたくなったんですよね。
レペゼン:
なるほどー!
DJ IKU:
だから最初はDJって曲をミックスするとかじゃなくて、スクラッチとか2枚使いをして、相手を倒すものだと思ってたんですよ。笑
レペゼン:
それがDJだと思ってたんですね。笑
DJ IKU:
だからいわゆるナイトクラブとかのパーティーって知らなかったです。笑
レペゼン:
そうだったんですね。笑
DJ IKU:
そこからバイトして安いターンテーブルとか機材をセットで買ってレコードを擦るようになりました。
DJ IKU Instagram:dj__iku
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