第三回 ストリート川柳
先月、結果発表を終えた「第三回 ストリート川柳」。過去最多1303句もの川柳が集まり、審査員一同が悩みに悩むハイレベルな大会となりました。ここでは、受賞こそしなかったけれど「審査員に刺さった」、「これは紹介したい」という作品を公開していきます!
梅田サイファー・KZの心に刺さった作品
今回は、審査員の梅田サイファー・KZさんに刺さった作品をご紹介!言葉のプロであるラッパー・KZさんの心を掴んだストリート川柳は一体どんな作品なのか!?こちらをチェック!
東京都 さささん(50代)
ラッパーが
キャップぶつけて
ツバぜり合い
MCバトルの情景が浮かびます!審査員全員がうまいと唸らされました!
大阪府 チャーミー(30代)
照明が
点かないうちは
モテていた
クラブで夜通し踊って、女の子とええ感じになって帰ろうかって、照明ついたら「え?」みたいな。情景が浮かぶあるあるな一句でした。
神奈川県 つべる(30代)
テキカクに
フロア湧かせる
韻ボイス
インボイス制度の「適格請求書発行事業者」とかけつつ、「イン」を「韻」にしているところがめちゃくちゃ上手!時流を掴んだ見事な作品でした!
東京都 keye(30代)
ドゥラグ巻き
長渕ファンと
誤解され
めっちゃいいです笑 長渕剛さんのドゥーラグはなんなんすかね?ドゥーラグとタンクトップはほぼ2PACですよ笑
岩手県 アリトルビット鱧(40代)
リリックで
恋愛の機微
皆説く女子
「皆説く」と「港区」をかけてるのがうまい!
滋賀県 PON5(50代)
学校でも
家でもズボン
しぼられて
ズボンをダボダボではきたいけど、家では裾をしぼらされ、学校では先生にしぼられる(怒られる)。うまくかかっていて上手!
埼玉県 楓(20代)
グータッチ
その瞬間に
ブラザーに
実際、喋ったことないけどMCバトルで噛み合って、8小節を3本やっただけでマイメンなる瞬間たまにあります!
審査の過程が聞ける「選考会」の模様はこちらから
プロフィール
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大阪、梅田サイファーが出自のラッパー。最新作は5th「SADACA」であり、4th「GA-EN」は品薄な状態になりつつある。UMB18、19、20にて3年連続、激戦区大阪代表の座を勝ち取る。さらに、全国の代表が集まる本戦でも大きな爪痕を残す。19年1月にリリースした「マジでハイ」がYoutubeにて 1130 万回再生を記録し、22年12月現在、そのTHE FIRST TAKEの出演動画がTiktTokでバズをおこし、現在2931万回再生中。23年22年のキングオブコントのオープニングテーマ曲も手がけ、話題沸騰。23年3月にメジャー1stアルバムをソニーエンターテイメントからリリース。ソロとしても年間50本近いライブを行い、全国各地の大小様々な箱でマイクを握る。ラッパーだけではなく、映像監督やトラックメイカーとしての側面を持ち、作詞としては人気コンテンツである「ヒプノシスマイク」にも作詞提供を行っている。