Young Freezのアウトプットの仕方/Young Freezインタビュー④

自身の経験から得たことを、その曲に落とし込んでいく。

ライター:レペゼン君

これまでに語られた、Young Freezの壮絶な人生の物語。修羅場の数々を超えてきたにも関わらず、飄々としている彼の振る舞いは、真の男の強さとはこういうことか、と思い知らされる。

そして楽曲制作というアウトプットで我々はそのストーリーを聞くことができる。

ヒップホップとは本当に素晴らしい。後編は、そのアウトプットとしてのヒップホップについて聞いた。

コラボしてやばかったやつは?今のストリートシーンをどう思う?ストリートで稼ぐには?リアルなストリートを歩くYoung Freezの言葉に耳ヲ貸スベキ。

レペゼン:
Young Freezさん自身、何からインスピレーション受けて曲作りしてるんですか?

Young Freez:
インスピレーションかー。曲は時代にあったものを消化して歌うんすけど、内容は濃い目なんですよ。

自分の人生で考えたことやライフストーリーを落とし込みながら、今のサウンドに乗せるっていうのが基本スタイルです。

レペゼン:
ディープな思いを、受け取ってもらいやすい曲に乗せてるってことですね。どんな曲作りをしてるんですか?

Young Freez:
パソコンでプリプロ(プリプロダクション)を撮りながらフローを決めて、そこにその時思ったこととか、人生のこととかのワードをはめていく感じです。

レペゼン:
レコーディングの場で考えていく感じですか?

Young Freez:
街中で思いついちゃったら、他のことしてても、絶対メモります。いいリリック思い浮かんでも、一瞬で頭から消えちゃう可能性が高いから。

レペゼン:
普段ずーっと考えてるってことですか?

Young Freez:
ずっとは考えてないですね。

曲作ろう!やろう!と思ったときに考えることが多いかな。そういうタイミングにリリックが出てくることが多いですね。

レペゼン:
作ってきた楽曲に込められた想いやライフストーリーって具体的にどんなことなんですか?

Young Freez:
例えば、「PICK YOU UP」って曲は、メンバーがバラバラになった時に、それでも俺をフォローしてくれたやつはみんな連れて行くよっていう曲。

BE ALRIGHT」は少年院に行った親友に向けて、海外でも、どこにいても俺の曲聴けるでしょ?っていう曲なんです。

レペゼン:
ほんとだー!Freezさんの人生に沿ってますね。

最近Freezさんがラップしてて気になる、いけてるな、っていうラッパーいますか?

Young Freez:
Awichさんとかですかね。

レペゼン:
間違いない!笑

Young Freez:
何らかの形で機会があったら一緒に曲やりたいとか思いますね。あと唾奇(つばき)さんとかもカッコいいと思います。みんなと同じだろうけど。笑

レペゼン:
沖縄勢つよいですねー。Awichさんのアルバムの中で、何が好きですか?

Young Freez:
「紙飛行機」ですかね。元々あの元ネタが超好きだったんですよ。

レペゼン:
元ネタ!

Young Freez:
あれ、EGO-WRAPPIN(エゴラッピン)の「色彩のブルース」って曲のサンプリングなんすよ。

レペゼン:
原曲もかっこいいですね!

Young Freez:
しかも、「色彩のブルース」もサンプリングなんですよね!。中森明菜が歌ってるのが本当の元ネタだと思います。

レペゼン:
そうなんですか!また、良いとこから取ってくるっすね。

Young Freez:
それをサンプリングしたのが「色彩のブルース」で、さらにサンプリングしたのが「紙飛行機」。中森明菜、めちゃくちゃ渋いですよ。

レペゼン:
渋いー!でもそれを、今風にアレンジしちゃうのかっこいいすね!

Young Freez:
今Awich聞いてる子たち、EGO-WRAPPINも中森明菜も多分わかんない人が多いいかもしれないですね。笑

レペゼン:
確かに。その可能性ありますね。笑

…続く。

▼Young Freez
Instagram:freez_tokyo
▼「YOU.」Spotify
https://open.spotify.com/album/1VUa8DiDWUG9CqLMn1puYO?si=B6Zt9oM9S9W8kA8KPTPE5A
▼「YOU.」Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/you/1437357015

Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜

 

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